●ティム・ロビンス 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ティム・ロビンス 出演映画 ベスト10

 

1 ミスティック・リバー

暗いどんよりとした気分になってしまうドラマですが、映画としては見応えのある作品になっています。ミステリーの形をとりながらも、家族の愛・友情がどのような形で壊れ、または絆を深めて行くのか、様々な形でじっくり見せてくれます。何が正しくて何が誤りか、善が必ずしも幸せではないというところが、どんよりとしたものの原因があるのだろうが、なんともやるせない結末です。キャスティングにも注目で、普通ならば刑事がショーン・ペン、被害者の父親がティム・ロビンス、容疑者がケヴィン・ベーコンといった感じになるのでしょうが、そこを逆手にとっているところが、またイーストウッドらしいといえるのかも、当時はそんな風に思いました。

ミスティックリバー

 

2 ショーシャンクの空に 

ずっと続く刑務所内での薄汚い陰謀、抑圧され監視された中での鬱屈感が,最後の海辺での再会シーンによって、すべてが拭い去られるような気持ちになります。青い海と空が爽快感を呼び、すっきりとした終わり方。無実の罪によって刑務所内に収められた凡人が、看守や所長の悪行によって、自らがその裏をつく悪さを身につけていくという皮肉もたっぷり。そんな中でも,次第に仲間達の信頼を得て行く様子は見ごたえもあります。囚人仲間トミーの殺人シーンなどで、主人公への同情や肩入れ感はピークに達し、手品のような脱獄シーンで、ざまあみろという気持ちになってしまいました。自分のことにように嬉しがっているモーガン・フリーマンの姿もいい。主人公を演じたティム・ロビンスの代表作といっていいでしょう。

ショーシャンクの空に

 

3 宇宙戦争

スピルバーグらしい力の技を見せられました。パニック映画の中に親子愛を入れ込んで、最後は無事家族が再開するという幸せな結末。ラストまでいろんな形で恐怖を見せつけ、ダコタ・ファニングのときおり出てくる甲高い悲鳴がスリルを増長させます。そのあたりは抜け目がない印象ですね。ラストはあっけなく敵が倒れ、ナレーションだけでその原因を説明して終わってしまうので、そのあたりは拍子抜けの感はあったのですが、ティム・ロビンス演じる変な男の登場などで別の恐怖もあわせてつくり出すことで、一筋縄ではいかない作品にしていました。娯楽SF作としては及第点以上。

 

4 ザスーラ

子供から大人まで楽しめる作品。基本はSFアドベンチャー。現実にはありえないゲームに巻き込まれパニックからどう現実に戻っていくか、その過程を楽しむ作品であることは間違いなく、「ジュマンジ」のSF版というのはその通りでした。しかしながら、実は「兄弟仲良く助け合いましょう」という子供たちへのメッセージも大きく込められているのです。前半は正直、観ている方もうんざりするほどの頻繁な兄弟げんかに辟易してしまうのですが、あることをきっかけに二人が力を合わせていくようになります。ロボットやエイリアンなど、兄弟を危機に陥れる「敵」はありきたりといえばありきたりですし、最後に切り札となりそうな「カード」も途中で予想はつきます。それでも、単なる子供の宇宙冒険映画に終わらないところにこの映画の存在価値もありますし、ませていて自分勝手な姉に3の線の役割を持たせたことで、コミカルな味付けにもなっていて、家族で揃って観られる良質な娯楽映画仕上げられていたと思います。兄弟の父親がティム・ロビンス。

 

5 オースティン・パワーズ:デラックス

映像や言葉での遊びが散りばめられていて、前作よりは「笑える」映画になっていました。色の使い方も派手で、60年代のセンスの悪さがかえっておしゃれ。個人的なお気に入りは冒頭のリモコンのシーン。ティム・ロビンスは大統領役。

 

6 ザ・プレイヤー

ハリウッドの裏を皮肉的に扱っている作品ですが、冒頭の長回しがかっこよくて印象的。サスペンス調から、恋愛のごたごた映画の趣になる後半だれるのがやや残念。それでも豪華ゲストが多数出てきて、キャストを眺めるだけでも見所十分。主演のティム・ロビンスは映画スタジオのエグゼクティブを演じています。

 

7 トップガン

爽やかアイドルスターを主役に据えて、いかにカッコよくみせられるか、それが見事にはまった結果がこの作品といった感じ。恋愛の相手には上の立場の大人っぽいケリー・マクギリスを配することで、可愛い可愛いではない、ちょっと背伸びしたところでトム・クルーズをより大人のスターとして見せていこうという意図も感じました。クライマックスのの航空シーンは、カットが細かく、またヘルメットをかぶっているため、ちょっと観にくかったのは残念。また敵役のヴァル・キルマーにはもうちょっと活躍して欲しかったです。海軍兵の一人としてティム・ロビンスは登場。

 

8 星に想いを

頭をよく見せるための嘘はありがちですが、それがみんなでの企みということで、ばれそうになるのを必至に取り繕う様が可笑しい。ただ、ティム・ロビンスはこういった役には合わない印象。やっぱりメグ・ライアンでしょ。

星に想いを

 

9 未来は今

ティム・ロビンスが郵便係からのしあがっていく悲喜劇を描いた作品ですが、落下の途中で時間を止めるのは反則!でしょ。また記者の秘書が社長に惹かれていくのが唐突で、過程が理解できません。ポール・ニューマンがいい味を出しているのに、脚本が雑、そんな印象を持ちました。

未来は今

 

10 CODE46

ウィンターボトムとし初のSF映画ということですが、さすがにありきたりのものは作りません。主役にモートンを配したことからして、普通の作品ではないことが想像できるのですが、架空の土地と実在の土地と混在する設定、遺伝に関する調査がSF的な匂いを放ちます。当たり前のようにクローン人間が行われる世の中になっても、人間を愛する気持ちは変わらないのです。しかしそんな気持ちも未来科学がすべてを否定してしまう近未来。なんとも不思議な感覚を覚えさせられました。

 

11 ヒューマンネイチュア

12 サベイランス 監視

13 ミッション・トゥ・マーズ

14 さよならゲーム

15 ミス・ファイヤークラッカー

16 ハイ・フィデリティ

17 エリック・ザ・バイキング バルバラへの航海

18 ロープ 戦場の生命線 

19 あなたになら言える秘密のこと

20 隣人は静かに笑う