●マスクの殺人鬼映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

マスクの殺人鬼の映画 ベスト10

 

1 スクリーム

一番知名度のあったドリュー・バリモアを冒頭で殺してしまう意外性で、いつどんな形で誰が殺されるか見えなくなってしまうところがまた怖い。それでいて映画マニアを引き込むネタを盛り込んで、なかなか憎い作りになっています。明確な動機がないのも怖さを増す要因。1990年代後半の学園ホラーブームの中心的な作品です。

 

2 テキサス・チェーンソー

怖さ充分のホラー作。グロテスクな気味悪さと、追われるスリルと、突然の脅しと、要素もいろいろ詰め込んで、終始異臭が漂ってきそうな雰囲気の映画になっています。目をそらせたくなるようなシーンもいくつかありました。話の展開に奥深さはないので、次々に危機を見せていくことで、スピード感を現しているのが、この映画の生命線。美人で薄着のヒロインを最後まで生き残らせ、おまけに水で濡らしてセクシー感を見せる演出はなかなかあざといですね。

 

3 13日の金曜日

ホラーの一つの形を作った作品、もはや古典的な位置づけにもなっています。シリーズも多数つくられ、ある意味ブランド化されいますね。

 

4 ハロウィン

容赦なく人を、それも主人公一家の周囲の人々を殺していく様子は潔いです。最後まで生き残ると思われた重要人物たちも次々に殺され、最後こそは予定調和的に、残るべき3人が生き残ったものの、そこまでの展開は、なんとか助けてあげたいという思いも空しく死んでいきます。ホラー映画ですから、手加減は必要ないということでしょう。目新しさこそないものの、それなりに怖くて、楽しめました。

 

5 ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷

何が現れるかわからなかったり、ところどころにちょっとした仕掛けが準備されたりと、アトラクション的な面白さもあって、楽しめました。そもそもどうして若者たちを狙って殺そうとするのか、或いは殺されそうになるのか、理由も分からない理不尽なところもあって、とにかく何が何だか分からない怖さというものがありましたね。助けに来たはずの彼氏が簡単に殺されることもあり、ノンスター映画だけに、誰が殺され誰が生き残るのか分からないところもまた、緊張感を高めてくれました。難を言うとすると、建物内にいる人たちの位置関係、つまりは部屋と部屋の関係が分かりにくいこと。お互いが近いのか遠いのか、出口に接しているのかいないのか、俯瞰で彼らを見るような説明的な映像があると、そのあたりのストレスも解消されたのかもしれません。

 

6 ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者

年上のベビーシッターの女性への憧れの気持ちが、いつまでも子ども扱いされることから逆上し、とんでもない事態に転じていく予想外の展開にびっくり。外部から何者かが現れ、親の出かけた家の中で恐怖に襲われながらも切り抜ける展開を予想するも、自らが殺人者となり、親友も含めて次々に殺していく状況に。しかも最後はのうのうと平然を装い、帰ってきた母親に甘えるわけで、とにかく恐ろしい子供というしかありません。それでいて悪知恵も働くのですよね。けっして気分のいい作品ではありませんが、ありきたりの展開のホラーに飽きた人にとっては楽しめるかも。

 

7 最終絶叫計画

ストーリーまで完全にパロディ映画で、パロディをしていること自体が可笑しいのですが、単純にシーンだけで笑う部分が少なく、元作品を観てないと全く可笑しくないとは思います。品はないですし。ただし邦題は見事。

 

8 スパイラル ソウ オールリセット

またシリーズ化されるのでしょう。今作はわりと同期や構図が明確になっていて、何者か分からないという恐ろしさは薄かった分、わかりやすくはありました。犯人も突拍子もないところから突然現れるのではなく、前半までに登場する人物の中で疑わしそうな何人かのうちの一人から出てくるので、まあまあ許せるというか、わりと正攻法に作られている気はしました。ただ殺戮シーンはより手の込んだものになっていて、想像するだけでも痛くなるような方法の連続で、いろいろ考えて来るなとは思いました。

 

9 ヴィドック

謎解きとしては最後まで興味を引っ張ってくれはシマスが、残念ながらあまりに非現実的な荒唐無稽なクライマックスはいささか興ざめ。ヴィドックと仮面男の対決などの場面は映像的には面白いものもあっただけに、ストーリー的に不満が残りました。

 

10 トワイライトシンドローム デッドゴーランド

キャストも含めてチープさは否めませんが、時間もコンパクトで、息抜きにはちょうどいい映画かもしれません。