●ブリジット・モイナハン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ブリジット・モイナハン 出演映画 ベスト10

 

今回はちょっと渋い選択になりますが、

中堅どころの女優さんを特集します。

 

1 セレンディピティ

毎年秋の恒例のスター同士のラブストーリー。二人が絡むのは最初と最後だけという、会えそうで会えない型のラブストーリーは、笑いも織り交ぜた夢の感じられる作品に仕上がっています。互いに惹かれ会いながら別の人との結婚を控え、ほぼ同時期に運命の人を思い出すと言う、出来過ぎのストーリーも映画ならではと思えば許すことが出来る範囲でしょう。ジョン・キューザックやケイト・ベッキンセイルというこの手のラブストーリーとしては新鮮な組み合わせで、しかも二人のキャラクターも手伝って可愛らしいムードが漂います。店員役の「アメリカン・パイ」のお父さんがいい味を出していました。ジョン・キューザックの婚約者をブリジット・モイナキンが演じています。

 

2 コヨーテ・アグリー

田舎から上京したての主人公を中心に、クラブ・バー「コヨーテ・アグリー」で働く女性たちの恋、夢、家族、仕事、友情を描いた作品です。主演のパイパー・ペラーボにスポットがあたり、まさにこれから女優として昇っていこうかという自身と、映画の中の主人公が重なり、これが大女優への一歩かとも思えましたが、さほど伸びなかったですね。「コヨーテ・アグリー」のオーナー役がマリア・ベロです。「コヨーテ・アグリー」の店と主人公の、心の結び付きの描き方が希薄なのがやや不満ですが、全体的に感じのいい作品になっていました。バーテンダー役でブリジット・モイナハンは出演。

 

3 アイ,ロボット 

昔からあるロボット三原則ですが、あるたどりついたロジックのもと氾濫し始める闘いがなかなかスリルがあって面白かったです。ロジックも気づかなかったという論理に、妙に納得してしまいました。登場人物も少なく、多くがCGロボットではあるのですが、味気なさもなく、SF映画としてみても、サスペンス・スリラーとしても楽しめました。ブリジット・モイナハンはロボット心理学の博士を演じています。

 

4 リクルート

すべてはラストの二重三重の仕掛けのための前振りだった、そんな感じの映画でした。アル・パチーノが悪役を演じ、素直で野心いっぱいの若者をコリン・ファレルが熱演。前半は「SWAT」にも似た訓練学校の場面で、正直なところ退屈なのですが、それもこれもすべて前振り。ブリジット・モイナハンは女性訓練生役。

 

5 ジョン・ウィック

孤高の殺し屋の主人公が足を洗った殺し屋稼業に復讐のために戻ることになるのですが、次々に敵を殺していくキアヌ・リーヴスの姿に不思議と感情移入してしまうのです。妻の為に足を洗った稼業も、妻がいなければ意味もない。かつてのボスの息子が事情を知らずにジョンに手を出してしまったことから始まった偶然が誘発した復讐。ジョンがヴィゴに捉えられたシーンもあるのですが、そこはお決まりのことで、すぐには殺さず、いたぶって話をしてから殺すということで、このもたつきが結果的にジョンを暗殺できなかったことに繋がってしまうのは、いかにも映画的で、ひとつ惜しいところではありました。それ以外はキアヌのひげ面がフィットして、楽しめるバイオレンスムービーになっていました。ジョン・ウィックの亡くなった妻がブリジット・モイナハン。

 

6 ロード・オブ・ウォー

一番最後の言葉が印象的でした。現在武器輸出をしている国は国連常任理事国の5カ国だと。自らが戦ったり手を下したりすることなく、ビジネスとして武器を売りさばくことだけに専念する武器商人について、皮肉的に自虐的に描いていて、はっとさせられる部分も多い映画でした。法に触れずに戦争に間接的に手を貸す、ある意味必要悪だと自覚しながらもその仕事をやめられない主人公が、現在世界が抱える病を代表しているようでもあります。ただし、映画としてはやや展開の緩さを感じ、いまひとつ戦争の緊張感の伝わりが弱かったように感じました。ニコラス・ケイジ演じる主人公が一目ぼれする女性がブリジット・モイナハン。

 

 

7 unknown/アンノウン

どこかで見たような感じだとは思いつつも、最後まで真実を明かさずに、予想を大幅に裏切る脚本は、それなりに楽しめました。くせのある役者たちが熱演した監禁+記憶喪失もの。不倫中の人妻役でブリジット・モイナハンは出演。

 

 

8 トータル・フィアーズ

構成としては前半があまりにもたつきすぎ。核爆発後の後半はなかなか緊迫感ある展開で悪くないだけに、前半の処理をスムーズにしてほしかったです。観ている側には秘密を全部明かしていて、スクリーンの中の人物達はその真実を知らずに最悪の方向に進もうとしている、そのじれったさがなんといってもこの映画のみそであります。真実を知った主人公のジャックが伝えようとしても取り合おうとしない幹部のもどかしさ。どのようにして決着するのか、そのへんは実にうまく作っていました。いつでもこの映画のような危機が起こる可能性があるということを伝えたかったということもあるでしょう。ブリジット・モイナハンはジャック・ライアンの恋人役。

 

9 ジョン・ウィック:チャプター2 

孤高の殺し屋を演じるキアヌはやはりかっこいいですし、一人で何人もの相手をなぎ倒していく様子は、悪役ヒーローではあっても、引きつけられるものはありました。

 

 

10 世界侵略:ロサンゼルス決戦

確かに映像も音も迫力はありました。ただそのような映画は、人間同士の戦争の映画でも散々見せられてきたものですし、宇宙人相手では当然リアルに心に響いてくるものはどうしても劣ってきます。しかし宇宙人を宇宙人たらしめる“凄さ”、或いは“異様さ”というものが抑えられ、かなり無機質なもの、そして機械的なものとして描かれているため、敢えて相手が宇宙人である必要性が感じられないのです。さらにはキチンとしたストーリーがあるわけでもないので、正直なところ、私には退屈な映画になってしまいました。獣医の女性役でモイナハンは出演。