スティーヴン・セガール 出演映画 ベスト10
独自の道を行っている感のあるセガール。
作品は潔いぐらいに、どれも同じなんですけどね。
1 沈黙のテロリスト
セガール作品としては共演に名の通った俳優を複数揃え、自らが主演でありながらも、冷静に状況を見て指図する側にまわったことで、意外にしまった作品となっています。犯人一味の女に振り回される様子は警察の失態ではありますが、それもいかにもというトム・サイズモアが引き受け、最後はとんだピッチぶりを晒し、展開にも一山二山ある形でよくできていました。
2 沈黙のアフガン
アフガン戦争の最前線のスリリングな緊張感が想像以上にリアルに伝わってきました。セガール一人が超人的な活躍をするというよりも、大げさなヒーロー的な演出を最小限にして、それぞれの登場人物に見せ場があるように構成され、いつものセガール映画とはやや一線を画した印象を持ちました。その分展開は地味にも思えましたが、実際に起きた戦闘を扱っているだけに、こうした落ち着いた雰囲気も悪くはないと思いました。
3 沈黙の鎮魂歌
別れた妻が死に、結婚を控えた娘が重傷というショッキングな冒頭により、セガールの復讐心メラメラ度合いはいきなりマックス。観ている側もその気持ちを共有できるので、あとは敵をどう倒していくかという一転に向かってまっしぐら。
4 沈黙の戦艦
料理人という設定のセガールと悪党たちとの戦い。なぜか呼ばれた紅一点を含めた少数の味方を従えて戦う姿はまさにセガール。
5 沈黙の啓示
日本人キャンプで見つかったストリッパーの死体を皮切りにした連続猟奇殺人事件をセガールが解決していくという話。なかなか面白かった。
6 沈黙の要塞
最後の環境保護推進の演説シーンがなんだかとってつけたような感じではありました。
7 マチェーテ
ロバート・ロドリゲスらしさがふんだんに表れたかっこいい映画になっています。キャストもみんな決まっていて、特に初めてミシェル・ロドリゲスを不覚にも「美しい」と感じてしまいました。ストーリーなんかはあってないようなもの、とにかくかっこよさと雰囲気を味わってくださいという作品ですね。
8 沈黙の報復
殺された警官であった息子の復讐のためのセガールの執念が作品全編を占めている映画。
9 暴走特急
おなじみセガールのドアクション。悪役がいて、守るべき身内がいて、手助けする相棒がいてと、構図もきっちり。王道中の王道です。
10 エグゼクティブ・デシジョン
サスペンス的緊迫感も途切れなく続き、スカイアクションとしてまずまずの出来。ただどうしても現実離れした展開になってくるのは仕方ないのだろうか。