●オルガ・キュリレンコ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

オルガ・キュリレンコ 出演映画 ベスト10

 

ウクライナ出身の綺麗な女優さんです。

 

1 オブリビオン

廃墟と化した地球の姿と先進的な飛行ロボットの対象による映画的な映像。一方で明確に映像としては見せない地球外の様子については、会話によって想像力を掻き立てる演出。ミステリアスな登場人物達。ストーリーの進行自体は決して派手ではないですが、不穏な空気の中で少しずつ静かに明かされていく真実に、終始目が離せず、面白く観ることができました。何かがおかしい、何かが隠されているとは感じながらも、それが具体的に何なのかということがはっきりせず、そのあたりの謎の見せ方が巧みだったと思います。特にヴィクトリアを演じたアンドレア・ライズブローの表情がいいですねー。彼女の涙、切なかったです。墜落した宇宙船で眠っていた美女がオルガ・キュリレンコ。

 

 

2 マックス・ペイン

妻子を殺されたことに対する復讐を果たそうとする刑事が主人公、かなりハードなバイオレンス・サスペンス。ストーリーはありがちなものではありますが、意外性もあって、まあまあ楽しめるものになっていました。その主人公をクラブで誘惑しようとする怪しいセクシー美女をオルガ・キュリレンコが演じています。

 

 

3  15ミニッツ・ウォー

スナイパーとテロリスト、乗っ取られたバスに乗る子供たちのために駆け付けた教師、その3者が対峙する状況が続き、映画としての動きは静かです。互いに相手の動きをにらみながら出方を探っている中、いつ事態が動き出すのか、映画の残り時間をみながらの展開といったところでしたが、動き出してからは一瞬。限られた人数での攻防なので派手なアクションがあるわけではありません。しかしその中でのなんともいえない結末は、後味が苦いも。やはりテロ行為は許されるべきではない、改めてその思いを強くするとともに、その対応の難しさ繊細さを認識させられました。オルガ・キュリレンコは教師の役。

 

 

4 蛇男

罪を着せられどんどん深みにはまっていくという、ひとつのサスペンスの形にある映画ですが、もがけばもがくほど疑いが強くなっていく主人公の苦悩が伝わってきます。最後の反撃はギリギリのところでしたが、一応の解決を見てほっとします。観ている側は知っていても、主人公と犯人以外の人物に真実が見えてないと、どうも自分までその立場に置かれているようで、絶望感に襲われそうになってしまうのです。主人公を誘惑して断られると法廷に訴えるというとんでもない悪女をオルガ・キュリレンコが演じています。

 

5 ディバイナー 戦禍に光を求めて

ラッセル・クロウが主演、監督ということで、俺様映画になるだろうと思われましたが、取り扱っているものは実に重く切実な父親の感情。戦争で死んだ3兄弟の最期を調べようとわざわざ戦地に向かい、そこで手に入れた一人の生存の情報。なんども邪魔されたり突き放されたりしながらも、生き残った可能性のある唯一の家族を見つけ出そうとする執念は、まさに父親の子に対する想いが成せる技だったのでしょう。戦争のむごさ悲惨さの中にも一筋の明かりを見るような作品でした。宿を営むヒロイン役でオルガ・キュリレンコは出演。

 

 

6 テリー・ギリアムのドン・キホーテ  

テリー・ギリアムらしく癖の強い作品ではありますが、アダム・ドライバーの飄々とした雰囲気が主人公にはまって、どこかコミカルなテイストの時代活劇となっています。ドン・キホーテと自分を思いこむ地元の老人や、囲われ娼婦と化したかつて愛した女、やたらと誘惑してくる上司の妻などなど、出てくるキャラクターもみんな強烈で個性的。彼ら彼女らのおかげで作品自体がどこか騒々しくなっていることが、また楽しい雰囲気を生み出しているのです。そして結末がまた洒落たオチとなっていて、冒頭のシーンにも繋がってくるわけで、その意味でまとまりはないものの、ニヤッとさせるような味わいのある映画になっていたのではないでしょうか。主人公のボスの奥さんがオルガ・キュリレンコ。

 

 

7 スパイ・レジェンド

政治的陰謀を絡めたアクションものとしてはオーソドックスではありますが、普通に楽しめるものになっています。結局だれが味方で誰が敵か、最後まで分からないところもあり、また突然娘の存在が明らかになったりと、意外性もあって、スピード感、スリルとも及第点。オルガ・キュリレンコは主人公と復讐を果たそうとする悲惨な過去を持つヒロインを演じています。

 

 

8 ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー

正統派のサスペンス作品。一晩ですっかり会社がなくなってしまった掴みは、面白くなりそうな予感。その後の展開はオーソドックスではありましたが、スピード感とスリルをきちんと表現して、まずまず面白い作品になっていました。もう少し主人公ローガンとヒロインのアンナ(オルガ・キュリレンコ)が交差するシーンがあると、よりドラマに深みが増したようには思います。

 

 

9 9人の翻訳家 囚われたベストセラー

最後にあっといわせる種明かしで終わるミステリー映画ですが、組み立ては少々荒い。観ている側が真相にできるだけ近づかないようにというミスリードを重ね、より最後の驚きを大きくしようという意図なのでしょう。終盤に明かされる執筆者の正体をわかって観ると、ミストリーの謎解きには無関係のシーンが結構たくさんあることに気が付きますが、果たして一回目で気づいた人はどれぐらいいるのでしょうか。これにやられた感を感じるか、そりゃないよと思うか、やっぱりと思うか、そこで好き嫌いは分かれるかもしれません。9人のうちの一人、ロシア語の翻訳家がオルガ・キュリレンコ。

 

 

10 故郷よ

オルガ・キュリレンコ主演。チェルノブイリの事故に見舞われた人々のその後の生活を淡々とした中にも、現実の厳しさ辛さを描いた作品として、意義深いものになっています。決してドラマティックではない現実の生活。去る者、残る者、それぞれの思いや事情を抱えながらも、生き続けなければいけない人々。事故の跡を見に来る観光客へのガイドをしたりということも、生活のため。それでもそこを離れない気持ちもまた理解できますし、改めてこの人災事故の重さを認識した次第です。