●ダコタ・ファニング 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ダコタ・ファニング 出演映画 ベスト10

 

かつての天才子役もアラサーに。

近年は妹の方が目立っているように感じます。

 

1 I am Sam アイ・アム・サム 

またショーン・ペンのくさい演技を見せつけられるのだろうという斜に構えて観に行ったらこれがとんでもない。最初からスクリーンに釘付け。ショーン・ペンの演技も自然でし、嫌味がありません。それ以上に子役のダコタ・ファニングの愛らしさ。これだけの愛を示されれば誰でも手放したくはないだろうという納得の演技。今後が楽しみな新人です。ともすると現実離れした設定に辟易してすることも考えられましたが、そんなことを気にさせないくらい打算のない純粋な気持ちに、さすがに心が動かされます。知的障がい者を一見差別的に描いているようでもありますが、一途に父親を愛する子供の前ではそんな穿った観方が恥ずかしくもなってくるのです。

アイアムサム 

 

2 夢駆ける馬ドリーマー

家族の再生、競走馬の再生、夢の再生、そんな様々な意味での再生を描いたこの映画は派手ではないですが、心の温まる佳作になっています。妻との関係、父親との関係、娘との関係、いずれも1頭の傷ついた競走馬が再びレースで勝つまでの過程の中で、家族がお互いの気持ちを理解し始め、絆を取り戻していく様子は、穏やかな感動を呼んでくれます。さらには一度は諦めた若者の騎手の夢、その再生にまで叶うことになるのです。非常に分かりやすい更生で、敵対する人物、味方となる人物がはっきりと色分けされていますので、家族揃って観られます。分かりやすい分、やや話がスムーズに行き過ぎの印象はありますが、それもこうした類の映画では、最後に感動を盛り上げていくために、ある意味必要悪。エリザベス・シュー演じる妻・母親の影がやや薄く、もう少し夫や娘との関係を描きこんでくれればなお良かったのですが、良質の映画には違いありません。ダコタ・ファニングは相変わらず子役離れした演技。

夢駆ける馬ドリーマー 

 

3 宇宙戦争

スピルバーグらしい力の技を見せられました。パニック映画の中に親子愛を入れ込んで、最後は無事家族が再開するという幸せな結末。ラストまでいろんな形で恐怖を見せつけ、ダコタ・ファニングのときおり出てくる甲高い悲鳴がスリルを増長させます。そのあたりは抜け目がない印象ですね。ラストはあっけなく敵が倒れ、ナレーションだけでその原因を説明して終わってしまうので、そのあたりは拍子抜けの感はあったのですが、ティム・ロビンス演じる変な男の登場などで別の恐怖もあわせてつくり出すことで、一筋縄ではいかない作品にしていました。

 

 

4 リリィ、はちみつ色の秘密 

14歳の主人公を演じたダコタ・ファニング、子役からちょっと成長した姿がみずみずしく感じました。人種差別という問題をやるせなく描きながらも、人種に関係なく通い合う人の心を暖かく描いた好編になっています。

 

 

5 マイ・ボディガード

宣伝では『レオン』ばりの大人と少女(ダコタ・ファニング)の愛を前面に打ち出していましたが、基本は復讐を誓った主人公のすさまじさを描いた犯罪サスペンスといった面が強いです。後半は緊張感を持続しながらも、短いシーンを多用した映像でサスペンスを盛り上げます。なんといっても家族でもない少女のために自らの命を差し出すラストは凄まじさと同時に切なさを感じさせられました。

 マイボディガード

 

6 トワイライトサーガ ブレイキング・ドーン Part2 

戦いが始まりそうでいながら、寸前のところで制止され続け、さんざん引っ張ってきた決着作としては、よく出来ていたと思います。今までの甘くかつ不穏な空気の中でもんもんとしていたものが一気に爆発したような残虐なシーンの数々。今まではっきりしなかった敵味方の構図も最終的に明確になり、クライマックスまでこれを取っていたのですね、という感じ。しかしながら、そこでも一筋縄ではいかないオチが。今まで観てきて良かったと素直に楽しむことができました。エンドロールで紹介されるキャストにも、これでシリーズが終わったんだという余韻を感じさせてくれます。

 

 

7 エクリプス/トワイライト・サーガ

これまでの流れを継続していますので、12作目の世界観を受け入れられれば、今作もすんなりと入り込めるのではないでしょうか。ただし今回はすでに特殊な種族であることが前提条件となっていますので、それに対する障害云々というよりは、三角関係の成り行きを軸になっている分、恋愛ドラマ的な要素が強くなっているでしょうか。種族同士の敵味方の構図も今作の中ではほとんど揺らぎがなく、そういう意味ではわかりやすかったですし、今までに比べると安心して観ていられました。個人的には、他の吸血鬼映画はかなり苦手なのですが、なぜかこのシリーズだけはすんなりと受け入れられるのが不思議ではあります。

 

 

8 ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

多重人格を要因とするサイコ・スリラーでよく使われる手なのですが、ダコタ・ファニングの演技が抜群なため、ギリギリまで気がつかなかったです。だんだんやつれながら「チャーリー」と繰り返すダコタ・ファニングが気味悪く思えてきたところでの種明かし、怪しい人物をあまり配しないながら、真相から意識を遠ざける演出はまずまず楽しめ、サイコ・スリラーとしてなかなか楽しめるものになっていました。ただデ・ニーロとダコタ・ファニングが親子だという設定はやや無理があるようには思うのですが。

ハイドアンドシーク暗闇のかくれんぼ 

 

9 トワイライトサーガ ニュームーン 

キャラクターや背景の説明が省ける分、より展開にスピード感が増し、さらに構成が分かりやすくまとめられているため、より観易い続編になっていたと思います。それぞれが心のうちに抱える苦悩を中心に、そのぶつかり合いを描いているので、数多ある吸血鬼映画群の中でも、やや趣の違うものになっていることは評価できると思いますし、そこが人気の秘密ともいえるでしょう。私自身、実際のところ吸血鬼映画は苦手なのですが、このシリーズについては、まったく飽きることなく2作とも見ることが出来ています。まだ続きのある映画でしょうから、最終的な評価は今後ということになるかもしれませんが、とりあえず次もまた観てみたいと思わせてくれるようなものにはなっていました。

 

 

10 アメリカン・バーニング

娘の失踪に振り回される父親。妻も精神を崩し、絵にかいたような幸せが一気に崩されてしまう悲劇。失踪の謎をミステリー仕立てで追いながらも、なんともやるせない結末に、後味の悪さをもたらす作品でした。いったい誰が悪かったのか、何が原因だったのか、精神を崩し、強引に結婚させられたと文句を言うミス・コンテストの妻にかつての面影はなく、夫の心中を察すると、いたたまれなくなりそうなほど。結婚に反対する夫の父親に堂々とかけあった姿を最初に観ているだけに、その言葉には唖然とするばかり。ただ親元から逃げた娘の胸の内の変化がはっきりと伝わるように説明できていなかったところは惜しいです。

 

 

11 ブリムストーン

12 オーシャンズ8

13 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 

14 ランナウェイズ

15 コール

16 アップタウン・ガールズ

17 美しい人

18 シャーロットのおくりもの

19 17歳のエンディングノート 

20 500ページの夢の束