●北乃きい 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

北乃きい 出演映画 ベスト10

 

女子高生のイメージが強かったのですが、

この3月で29歳。

そろそろ大人の女優への転換期でしょうか。

 

1 ラブファイト

北乃きい主演の青春恋愛映画はなかなかどうして、キュンキュンと素敵な作品です。なんといっても男勝りの女子高生を演じる北乃きいのキリッとした表情が素晴らしい。当時野球や飛び込みに続き、ボクシングに取り組む相手役の林遣都くんの健闘も光りますし、大沢たかおがきちんとしめているので、ドラマとしてもしまってきます。拾い物でした。

 

 

2 ハルフウェイ

北乃きいが女子高生を演じた瑞々しい青春映画です。好きで好きでしょうがないという気持ちがあふれるように出てきて、ほほえましくもせつなくも、うらやましいような気持ちになります。前半、自分のことしか考えない女の子に少々反感をもちながらというところもありましたが、この結論なら納得です。当時の北乃きいと岡田将生でこそ成立する作品であったのかもしれません。製作にかかわる岩井俊二色もはっきりと出ています。

 

 

3 ヨコハマ物語

北乃きいがアマチュアバンドのマネージャーである主人公を演じています。派手な作品ではありませんが、じんわりと心に染み入る素敵な作品でした。一見見も知らぬ人同士が同居するなんて軽すぎないかとも思ったのですが、それぞれに事情を抱えた者同士が、互いに励まし合ったり喜んだりする中で固まってきた絆のようなものが、なんとも心地よく感じられるのです。家とは、家族とは、そんなものを改めて考えさせてくれるようでもあり、さしてこの映画が話題にならなかったことには、惜しい気がしました。

 

 

4 幸福な食卓

瑞々しい青春映画であり、家族崩壊と再生を描いたホームドラマでもあります。タイトルの「食卓」に代表されるこの一家は、家族4人、それぞれが自分のことで精一杯でバラバラになっている状態。「父さんが自殺したときは…」などと食卓で語られることに違和感を持たざるを得ません。しかしながらもしかすると、こういう家族の状況は珍しくないことなのでしょう。ネタバレになりますが、最後のお母さんが4つのお皿を並べるシーンが、この一家の将来が良い方向へ向かっていることを示してくれ、まだ修正がきく状態であったことは救いでした。何よりも最後に前を向いて歩いていく主人公の強い眼差しは希望が持てます。

幸福な食卓 

 

5 犬とあなたの物語 いぬのえいが

犬が共通しているだけで、長さもジャンルもばらばらという基本的なコンセプトは1作目と同様ですが、よりまとまりは良くなっていたと思います。全部で6話あるわけですが、それぞれに好きな作品が12つあればというところではないでしょうか。私の好みとしては、中尾彬が本人役として登場したショートコント風の話と、高畑淳子の結婚式のこちらもコント風の作品。なかなかオムニバス映画で全部が全部いいということはないわけで、こんなものではないでしょうか。北乃きいの役は愛犬を失くして落ち込む女性。

 

 

6  TAP THE LAST SHOW

最後のタップのステージがやはり一番の見どころ。劇場も最後、演出も最後、出演者の何人かにとっても最後の舞台、そんなそれぞれに色んな思いを抱いて終結したキャスト、スタッフによる公演には、やはり伝わってくるものがあります。特にステージに立つキャストについては、タップを踊れることを優先に選んだのでしょう。映画では無名の俳優陣が熱演していましたが、人生まだこれから登り詰めていくという熱意がリアルなものに感じられました。ストーリー的には奇をてらわず、当たり前といえば当たり前の流れではありましたが、水谷豊をはじめとする作り手の熱さは充分に感じ取れました。主人公が目をかけるダンサーの恋人役で北乃きいは出演。

 

 

7 武士道シックスティーン

剣道部に青春をかけるライバル同士の女子高生を描いた部活動ものの青春映画です。常に不機嫌で可愛げのない成海璃子に対し、明るく快活な女子高生を演じた北乃きい。その対照的なキャラクターが、それぞれの思いで剣道の稽古に励むという、そのあたりは王道の展開。

 武士道シックスティーン

 

8 上京ものがたり

西原さんは他の映画でもエピソードが映画化されたり、或いは原作が映画化されたりと映画とのつながりが深い漫画家さんです。彼女の若いころの苦労や仲間との関係が描かれていますが、作品としてはもういっぽ何かが不足している感じでした。漫画家の卵の主人公を北乃きいが演じています。

 

 

9 僕は友達が少ない

まー、それぞれが極端なキャラクターですし、登場人物の名前からして漫画の世界ですね。でもそのキャラクターがあってこそ成立する映画でもありますし、これはこれで独自の世界を表現しているのでいいのではないでしょうか。そもそもが非現実的なSF映画の一種ともいえるので、あり得ないキャラクターも、変にリアリティを入れ込むよりは徹底しているともいえますし。ただそのわりにオチがミエミエだったことがちょっと惜しいかな。あとは主演の二人が高校生には見えないこと。

 

 

10 ラブコメ

男勝りの花屋の店長と、アニメ脚本家の草食男子の不器用な恋愛を描いたたわいのない文字通りラブ・コメディです。たわいないにしては、華やかなキャストを揃え、その中で北乃きいはキャバ嬢をかけ持つ花屋の店員さんを演じています。