●マイケル・シャノン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

マイケル・シャノン 出演映画 ベスト10

 

目力が強烈な曲者俳優というイメージです。

とにかく一度スクリーンに現れると、

もう忘れることがない抜群の存在感。

出演作の幅も広く、B級テイストのしょーもない映画から戦争大作まで、

とにかくあちらこちらで活躍中です。

 

 

1 8Mile

ラップ音楽に対して真面目な態度で取組んでいて、たとえ言葉が汚くても、好感が持てました。黒人優位の世界ということも、ラップ独特の世界なのかもしれないですが、白人が虐げられながらも、人種にとらわれない友人たちの支えで自信を持っていく様子がまたいいですね。特にラップに対して興味を持たない人にとっても充分理解できる魅力的な作品ですし、エンディングのラップもまた心地良い。エミネム演じる主人公の高校の先輩ながら母親と関係を持つ男という役柄でマイケル・シャノンは登場。

 

 

2 恋はデジャ・ブ

繰り返し来る毎日に、死んでも何をしても朝が来る可笑しさ。なんとか好きな女を振り向かせたいと画策してもトライしても失敗を重ねながら、それでも少しずつ事態は好転?最 後、どうして元に戻ったのかが分からないところもありましたが、ビル・マーレイが巧みでとにかく面白かったです。マイケル・シャノンは婚約中のカップルとして登場。

 

 

3 シェイプ・オブ・ウォーター

簡単に言ってしまえば、奇天烈な水生生物と人間との愛を描いた映画。口のきけない主人公の女性をサリー・ホーキンスが体を張って熱演しています。背景を冷戦時代に置くことで、単なるヘンテコな生物に国家の威信をかけた研究という要素でくるみ込み、SF映画をどこか格調じみた社会派映画的なものに香りづけています。このあたりの雰囲気作りはギレルモ・デル・トロ監督の巧みさかもしれませんが、ただこの水生生物については好みが分かれそうで、恋愛対象となる分容姿は人間に近い分、ペット的な愛嬌には欠けるため、可愛いという要素はありません。所詮ありえない話ですから、そのあたりが、この作品としての壁になっているような気もしました。研究所を仕切る大佐役でマイケル・シャノンは出演。

 

 

4 マッド・ガンズ

荒涼とした砂漠のような未来に、時々現れる近代的な機械。想像を掻き立てるような近未来の背景がまずは雰囲気づくりに成功。水や酒を求めて殺伐とした人間関係の中、突然父親(マイケル・シャノン)に死が訪れた息子とその姉。あとには姉の男がやってきて、豊かな土地へ。しかしその裏に隠された父親殺しが明るみになったときに訪れる悲劇。殺伐とした背景と殺伐とした人間関係。けっした派手にお金を使っている作品ではありませんが、静かな怖さを感じる作品になっていました。

 

 

5 その土曜日、758

今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンが主演した心理サスペンスは、宝石店強盗のシーンから始まり、時間を徐々にさかのぼってそこまでの経緯を追っていく展開。いわば時間逆行型ムービーです。この手の逆行ムービーはたまに見られますが、当作もその時間軸を巧みに利用して、謎の部分を少しずつ開示していきます。実行犯の愛人の兄役でマイケル・シャノンは出演。

 

 

6 レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで  

ケイト・ウィンスレットが演じる主婦エイプリルの苛立ちをどこまで理解できるか、この作品を観るポイントはそこにあったように思います。郊外に一軒家を手にし、まじめに働く夫と二人の子供に恵まれ、傍から観れば何一つ不自由のない幸せな生活、その中の何が不満でそこから逃げ出したかったのか、男にはなかなか理解しづらい女性の心理でした。。対してディカプリオ演じる夫フランクについては、理解できる部分は多かったです。家族のために好きでない仕事でも我慢して続けていた頃、自分の能力に自信を持つがゆえに、妻に背中を押されたことから、もっと別のことがあるのではないかと心を動かされたものの、その矢先自分の力を認めてくれる人が現れ、プライドをくすぐるような好条件を提示されたら、やはりそちらの方に気持ちはなびくでしょう。その分かり合えない男女の心の内の対立、それこそがこの映画の肝でした。精神を病んだ不動産屋の息子役でマイケル・シャノンは出演。

 

 

7 ロシアン・ルーレット

この設定だったら、もっともっと面白くできたはず。ロシアンルーレットに臨む17人よりも、彼らを賭けの対象にする外野がうるさすぎて、せっかくのスリリングな展開も、あまり味わうことができなかったです。それぞれが命がけでこのゲームに参加することになった経緯、そしてゲーム中の心理状態、駆け引き、それぞれのキャラクター性など、いくらでも面白くできただろうにと思うと残念です。登場人物が多すぎて、収拾がつかなくなってしまったような気もします。結末も、もうひとひねり欲しいところですよね。総じて描写が表面的過ぎ、人間そのものを描けなかったのが凡作な終わった一番の原因でしょう。その進行役としてマイケル・シャノンは出演。

 

 

8  THE ICEAN 氷の処刑人 

実際にいた殺し屋の話と言うから怖いもの。確かに殺し屋にとって家族は唯一の癒しではあるでしょうが、泣き所にもかりかねないわけで、その葛藤がところどころに現れていて興味深かったです。マイケル・シャノンとしては貴重な主演作で殺し屋を演じています。

 

 

9 ホース・ソルジャー

9.11の直後の隠された偉業を、これをもっと世界にアピールしようという意図がどこか見え隠れしているところはありますが、まずは過酷な条件の中で、12人全員がミッションを果たしたうえで帰還に成功したことには拍手を送りたいと思います。タリバンを倒したいという思いだけで手を組む地元の将軍率いる戦士軍。彼らを完全に信用するには至らず、別のチームを現地に送り込み、敵対する将軍の協力を失いかけさせた司令部。困難がいろいろある中でのミッション達成は、とにもかくにもタリバンをおとなしくさせたという意味では、間違いなく貢献しているわけですから。マイケル・シャノンはハル・スペンサー准尉を演じました。

 

 

10 ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気 

年の差の同性愛パートナーの相手に対し遺族年金がいくようにできないのか。家族としての実体がなくても、婚姻すれば男女の間では問題なく渡るのに、いくら愛し合う家族として暮らしていても、同性で婚姻関係にないというだけで渡すことができない。その矛盾にスポットを当てた作品です。なんといってもシーンごとにやつれていくジュリアン・ムーアの変貌ぶりが見事で、技術もあるでしょうが、まずその点だけでもリアル。そしてその相手が実際にも同性愛者であることを認めたエレン・ペイジということで、演技も自然だったのかもしれません。州によっては同性婚が認められるようになった現在、また違った状況になっていくのかもしれませんが、変わっていくその過渡期にあっては、両方の考え方が混在して、なかなかすんなりとはいかないものですね。こうして社会は時代に適応して変わっていくものだという、この件に関してはまさにその中間ということですね。主人公の同僚刑事としてマイケル・シャノンは出演。

 

 

11 ハイ・クライムズ

12 プレミアム・ラッシュ

13 ラビング 愛という名前のふたり

14 テイク・シェルター

15 ワールド・トレード・センター

16 バニラ・スカイ

17 ランナウェイズ

18 マン・オブ・スティール

19 ラッキー・ユー

20 ノクターナル・アニマルズ