●ベン・キングズレー 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ベン・キングズレー 出演映画 ベスト10

 

強面でつるつるにした頭が特徴の個性派俳優も

いいおじいさんの年齢になっています。

 

1 ザ・ウォーク

高所恐怖症にはなんともたまらない映画です。ビルの屋上や高層ビルを渡すワイヤーの上の映像はたっぷり時間をとっており、CGを使っている、綱渡りは成功したと知っていても、ドキドキしてきて、まともに見てられないことも。このとんでもない計画への協力者集めから、来たるべき実施に向けて少しずつワクワクを煽りながらクライマックスにもっていく展開もそつがなく、最後まで飽きることなく、引きつけられっぱなしでした。サーカス団の座長をベン・キングズレーが演じています。

 

 

2 サウンド・オブ・サンダー

過去を変えたことで、生物の進化が変わり、今(といっても近未来)の世界に多大な影響をもたらすという話ですが、奇妙奇天烈な生物が襲い掛かり、次は何が現れるかとワクワク。人類の変化した形が登場したときは大笑い。一方で近未来の交通システムの映像も、ややちゃちではあるにせよ、それはそれで楽しい。原因は1匹の蝶にあったのですが、それが大きな変化をもたらしたそのからくりが細かに説明されていればより興味深く見られたかとは思いました。ベン・キングズレーはそのサファリを仕切る会社の社長役。

 

 

3 オリバー・ツイスト

ポランスキーの作品ということで、想像していたよりはずっとダークな雰囲気の「オリバー」になっていました。過去の作品ではアカデミー作品賞の「オリバー!」を観ていますが、ミュージカルでもあった「オリバー!」は子供にも観てもらえるような少年への賛歌的な要素の強い作品でした。対して当作品ではストレートな子供たちへの応援映画ではなく、社会には悪人も多く善人が必ずしも報われるとは限らない、闇の部分も強烈に印象づけますし、かなり皮肉的な描かれ方もしています。ややサスペンス映画的要素も含んだような、大人向けの作品になっているのは、ポランスキーならではの味付けに思えました。オリバーを食事に招いた屋敷の主がベン・キングズレー。

 

 

4 エクソダス 神と王

スケール感のある作品になっていました。『十戒』の時代からは格段の技術が進歩した今、改めて今できる映像に仕立て上げたという印象です。モーゼの十戒がテーマですので、当然宗教色は強くなりますが、展開を分かっていても、ラムセスの暴君ぶりに対してはなんとか懲らしめてやりたいという気持ちになりますし、一方でモーゼに対して感情移入してしまうのは真っ当なところでしょう。悪くないです。ベン・キングズレーはヘブライ人の長老役。

 

 

5 ジャングル・ブック

主人公以外の動物はすべてCGのはずですが、まったく違和感を抱かせない技術には驚くばかり。オオカミに育てられた少年が、その狼たちを守るために強いトラに立ち向かっていく姿は、ファミリーで観るにも適した題材なのでしょう。敵と味方が明確になっており、感情移入しやすい構図で、しかも大人でも物足りなさが残らない充実した映像。しっかりした出来栄えとなっていました。

 

6 ラッキーナンバー7

しゃれているという言葉が相応しいのかどうか自信はありませんが、そう言いたくなるような作品です。映画内の登場人物達だけでなく、観ている者をも見事に欺いてくれました。ただその欺き方は、一瞬でアッと言わせるというよりも、ある時期からあれっ?と思わせておき、終盤に少しずつタネを見せていく手法を取っているので、自然と成り行きに目が離せなくなるのです。じっくりと種明かしを楽しめる構成になってるのは嬉しいところ。序盤は残忍なシーンがあるもののやや退屈。しかし中盤ハートネット演じる主人公が殺人を命じられたところから俄然勢いがついてきます。無表情なブルース・ウィリスがどこか可笑しさを漂わせているのも良く、壮絶且つ計画的頭脳的でクールな復讐劇なのに笑って拍手を送りたくなるくらいです。ギャングの一人としてキングズレーも登場。

 

 

7 デーヴ

大統領の代役という時折使われるシチュエイションにステレオタイプのキャラクター設定ではあっても、そこに悪意や打算が感じられないので、優しい気持ちのハートフルな作品に仕上がっています。勧善懲悪の単純なメッセージではありますが、素直に受け入れられることができました。ある意味でそんな馬鹿なという世界ではありますが、それは映画ならでは、何もかもが瓜二つという設定が大前提。それさえ受容できればあとは物語の成り行きを楽しむことが出来るはず。クラインの芸達者ぶりはここでも発揮されていますし、ファーストレディ役のシガニー・ウィーヴァーも違和感がなくはまっていました。キングズレーは副大統領役。

 

8 砂と霧の家

悲劇的な結末が待っていますが、果たしてこういう結末をとる必要があったのかどうか良く分からない思いです。家に対する想いをテーマにした異色のドラマであり、それぞれの立場から家というものに対する思いが表されています。ただしミスをした張本人である行政側の立場が全く描かれていないのは片手落ちのような気もします。そこまできちんと描かれていることでこのテーマは成立するでしょうし、逆に不倫のエピソードは余分だったように思いました。

砂と霧の家 

 

9 モーリス

同性愛を扱いながらも、そこにある思いは男女の恋愛と同じもの。しかし決定的に違うのは世間の目。世間の目を意識して女性と結婚した者と、それが出来ずに再び男性との愛へ走る者。器用に体裁を繕いきれる者はいいですが、自分の心に嘘がつけない者は結局世間の目を気にしていかなければならない。名門大学や社交界という高貴な世界を背景にしているだけに、その切なさは余計に響いてくるものがありました。ベン・キングズレーは心理療法士役で出演。

 

10 スピーシーズ 種の起源

ちょっと悪趣味なところが、実は好きだったりします。SFの形を借りた体の良いエロティック映画ともとれる作品でした。最後はアクション映画的な結末で、娯楽作品としては十分。主人公の科学者役でキングズレーは出演。

 

11 シャッター・アイランド

12 シンドラーのリスト 

13 セルフ/レス 覚醒した記憶

14 十二夜

15 ガンジー

16 しあわせへのまわり道

17 ボビー・フィッシャーを探して

18 サスペクト・ぜろ

19 ナイトミュージアム エジプト王の秘密

20 ディーン、君がいた瞬間(とき)