●天災映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

天災映画 ベスト10

 

自然災害を扱った作品特集です!

 

1 カリフォルニア・ダウン

この手のパニック映画の中でも、迫力、スケール感、そして連続性の面で他に追随を許さないものになっています。次から次へと襲い掛かる災難の中で逃げ惑うしかできない人々。高層ビルや橋が簡単に壊され、おそらく考えられる最大級の被害を映像化し、観ている者の恐怖を増長させ続けます。息をつく時間もないほどのスピード感で襲ってくる災害の数々には、思わず息をするのも忘れてしまうかと思うほど。たまたま主人公一家が救助隊の家族ということで、ちょっとした知識を家族も持っていたということが、ややずるいかなと思う部分はありますが、実際にこんなことが起こるのかと思うと、恐ろしいとしかいいようがないでしょう。不謹慎かもしれませんが楽しめました。

 

 

2 唐山大地震

東日本大震災で公開延期になってしまった映画ですが、地震のパニックを描く作品ではなく、その後生き別れとなってしまった家族の再会までを描いた感動の人間ドラマがこの映画の本質です。姉弟のどちらかしか助けられないと、究極の選択を迫られた母親。死んだと思っていた娘が生きているとも知らず、その後も自分を罰するかのように質素な暮らしを続けていた母親。一方でその選択されたことを誰にも言えず胸に秘め、波乱万丈の人生を歩む母親。32年ぶりに二つに分かれた人生が交錯するシーンはやはり感慨深いものがありました。公開規模が結果的に小さくなってしまったのが残念なくらい、いいドラマでした。

 

 

3 ボルケーノ

地震に始まり、異常高熱、溶岩流と一難去ってまた一難という構成はパニックムービーならではの恐怖感を煽り立ててきます。死者がかなり出て、自然の驚異を強く感じさせられますが、最後は人間が自然を沈めて笑顔で終了。

 

4 イントゥ・ザ・ストーム

ほぼノンスターといっていいキャスト。形だけのドラマは盛り込まれているものの、基本的には竜巻が町を襲う映像に最大限の力を注いだといってもいいような割り切った作品になっています。メインのキャスト以外のそのた大勢の受けた被害には一切目をくれず、無機質に淡々と街が破壊されていく様子を描き続けるスタイルはかなりドライ。これだけの被害を受ければ当然多くの人々が命や財産を失くしているはずですし、そもそも竜巻の襲来にパニックに陥り大騒ぎになるはず。しかしそれらの描写を一切省き、限られた数人の間にとどまるドラマで収めてしまったことに、ある意味潔さを覚えました。

 

 

5 ハリケーン

白人と現地人の禁断の恋、それを引き裂こうとする父親、そして島を襲う嵐。特に嵐のシーンは迫力満点で、悲惨な自然の脅威を映像と音がなかなかでした。悪役と善人がはっきりしていて、最後は二人だけが残るという構図は実に映画的。

 

 

6 フラッド

洪水の恐怖と、輸送の金をめぐる強盗・ドライバー・保安官の3者をめぐる争いの2つのパニックをうまく組み合わせて、娯楽作として楽しめマシタ。洪水に振り回される市民の様子がもっと深く描かれていればなお良かったかも。

 フラッド

 

7 ツイスター

こちらは竜巻の恐怖を描いています。観測チームが竜巻を観測しながら移動していく中で見舞われるパニックの中で、自然対人間の戦いを、夫婦愛のドラマを交えながら展開させていきます。

 ツイスター

 

8 大地震

ストレートなタイトルがつけられた文字通りの地震映画。地震に見舞われたアメリカ西海岸地区で、被害にあった人々を群像的に映し出しています。

大地震 

 

9 TSUNAMI-ツナミ-

パニック映画といっても、本当にリアルな映像で恐怖を煽るタイプのものもあれば、現実離れした展開とあたふたする人間を描いて笑える作品にしてしまうようなものもありますが、この作品は明らかに後者。その線を狙って作っているなら、これは成功だといえるでしょう。あまりにもの偶然やわざとらしさ、不可思議さでいっぱい。どこかの映画で観たようなエピソードをパッチワークのようにつぎはぎして作り上げた群像ドラマも、もう最後がみえみえ。そういう意味では、これ面白かったです。ただ、描いてるドラマがほぼ人間関係でつながっている範囲。津波の大きさに比べ、ドラマのスケール感は小ぢんまりとしていましたね。

 TSUNAMI

 

10 ダンテズ・ピーク

火山噴火を扱ったどうということのないオーソドックスなパニックムービー。マグマの雰囲気をいかにリアルに見せるかがポイントですが、出だしから意見の食い違いから先々どうなるかは簡単に想像できますし、家族の中での頑固者が真っ先に被害に会うというのもよくある筋書き。最後は主人公が助かりハッピーエンド。