トニー・ゴールドウィン 出演映画 ベスト10
脇役俳優として活躍するトニー・ゴールドウィン氏。
1 ニクソン
ニクソンの内面にまで踏み込んで描いたまさに力作。栄光と挫折を、単に嫌われ者の大統領としてでなく、人間ニクソンとして弱い部分も虚勢を切っている部分もそのまま映し出しているところがストーン監督らしいです。トニー・ゴールドウィンはリチャード・ニクソンの兄ハロルド役。
2 レッサー・エヴィル
高校時代の仲間4人が再会したことから始まる心理サスペンスです。派手な動きはありませんが、密室の中で繰り広げられる仲間同士のやりとり、その裏の心理の揺れ、そして意外な結末と、なかなかの面白さでした。4人の一人である警官をトニー・ゴールドウィンが演じています。
3 ゴースト ニューヨークの幻
デミ・ムーアが人気絶頂期を迎えたラブ・ファンタジー。死んでしまってゴーストになるパトリック・スウェイジの親友でありながら、大変なことをしてしまう、言ってしまえば悪役での登場となるのがトニー・ゴールドウィン。それにしてもデミ・ムーアさん、きれいなんだけれども表情がないのですよね。
4 ダイバージェント
そもそもが現実離れしているSF映画なのですから、奇想天外なこの設定も素直に受け入れてしまえば、結構楽しめるものです。それにこの主人公の女の子、危なっかしくて頼りなくて、ほっておけないような感覚で肩入れしてしまうのですよね。どこに【異端者】としての素質があるのかなかなか分かりにくかったというのはありますが、序盤、中盤と彼女が認められて一人前になっていく過程は楽しんで観ることができていました。惜しむらくは終盤の山場にパンチがなかったこと。無理がありすぎの展開とありきたりの追跡劇。アクションとしては弱いですし…。ヒロインの父親をトニー・ゴールドウィンが演じています。
5 偶然の恋人
ベン・アフレックとグウィネス・パルトロウ主演。「秘密を打明けられない」という隠し事ロマンス映画という感じですけれど、これはこれでありでしょう。展開はミエミエなので新鮮味はないかもしれませんが、安心して観られした。それにしてもグウィネスは細すぎなんですけれども。冒頭で トニー・ゴールドウィンは飛行機チケットをベン・アフレックから譲られて、墜落事故死。無念。
6 ザ・シークレットマン
たびたび映画で取り上げられるウォーターゲート事件ですが、今回は内部告発者であったFBI副長官を主人公にした視点で描いています。自身が内部告発の当人にもかかわらず、周りから犯人は誰か探すように言われたり、あるいは盗聴器を仕掛けられてピンチに陥ったりと、緊張感あるやりとりが繰り広げられ、見ごたえのある展開となっています。ただそのわりに演出が地味で、極端に緊張感を煽るような見せ方をしていなかったのが、娯楽性としては、いまひとつ物足りなさに繋がってしまったのかもしれません。正義と保身の間で揺れる主人公の苦悩を、リーアム・ニーソンがやつれたような表情をもって巧みに表現していました。主人公の右腕のエド・ミラーを演じたのがゴールドウィン。
7 赤い殺意
刑事のコンビを中心に連続殺人犯を探し出すサスペンス。終盤に二度のどんでん返しがあり、意表をつかれました。なんとなくB級っぽい雰囲気ですし、女優もいまいちなのですが、登場人物の限られた中、ちょっと昔のサスペンス映画的な雰囲気は嫌いではありません。トニー・ゴールドウィンは主人公の同僚の刑事役。最後にあっと言わせます。
8 コレクター
美人で頭のよい女性を誘拐・監禁する犯人探し。身近な警官が犯人の割にその緊迫感が最後だけで、アシュレ-・ジャドが逃げ出す部分以外での恐怖感も今ひとつ。監禁された女性たちの細かい描写も、犯人二人組の関係も説明なく、時間切れ、という感じでした。
9 シックス・デイ
シュワルツネッガーですから、それ以上でも以下でもない。クローンという設定もいまいち生かし切れておらず、次第に緩慢な流れに。少々退屈でした。リプレイスメント・テクノロジー社の会長役でゴールドウィンは出演。
10 ペリカン文書
謎解き的な楽しさはなく、誰がいつ殺されていくかという緊張感がメインですが、結局主役の二人は生き残って問題を解決することは分かっているので、面白みは薄い。いまいち。大統領補佐官役のゴールドウィン。