●ドン・チードル 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ドン・チードル 出演映画 ベスト10

 

彼が常に泣いているような表情に見えるのは私だけでしょうか。

幅広い役柄を演じられる実力派のブラック系俳優さんです。

 

1 ホテル・ルワンダ

これほど社会的な意義を世界に向けて訴えかける力強さを持った作品もあまりないでしょう。アフリカのルワンダで起きた内戦にからむ大量虐殺。石油利権がからむ中東地域の紛争は大国が絡み、世界に逐一その動向が伝えられるのですが、これといった資源のない小国での出来事は、こうして映画が作られない限り、世界中の多くの人に知られることもないのです。もちろん大量虐殺の悲惨さや無意味さ、そしてその中で民を守るために家族を守るために力を尽くした主人公の姿を映し出すのが主題ではあるでしょうが、利益が絡まないと悲惨な状況下の人々の救出にも消極的な先進国の情けない姿も同時に伝えたかったのでしょう。主人公のホテル支配人を演じたドン・チードルがまさに熱演。実際にこういう人がいたかと思うと驚きです。問題作ではありますが、一瞬たりとも気を抜く場面がない、観ている者を惹きつける大きなパワーを持った映画でした。

 ホテルルワンダ

 

2 天使のくれた時間

人生、あの時別の選択をしていたら…、そんな思いにこたえてくれる素敵なクリスマス・ファンタジー・ムービーです。ハートフルで心温まるストーリーで、ニコラス・ケイジとティア・レオーニの二人の相性もいいようです。それでいてくすぐりどころもあって、ついつい引き込まれてしまいました。ドン・チードルはそんな二人をもう一つの人生に導く不思議な青年を演じています。

 

 

3 クラッシュ

テーマはいうまでもなく人種差別。ただし人種差別や偏見は問題だ、人種への偏見はなくそうといった単純な主張を通すだけの映画ではありません。同じ1人の個人の中でも、人種の違いに対する思いは複雑な構造になっていて、それだけにこの問題の根深さが浮き彫りになってきます。それどれのドラマの終わり方は一貫せず、ほっとするものもあれば空しさが残ったまま終わるもの、事後処理が気になるものなど、ラストも色々です。その色々なラストがあることからも、人種問題はなにも片付いてなく、今後とも人々が抱えていかざるを得ない問題であることを示しているように受け取りました。ドン・チードルはメインの刑事役。

 

 

4 トラフィック

麻薬をめぐる人々の群像ドラマです。警察官、犯罪取締官、殺し屋、密売人、麻薬王、そして一般人と、それぞれの立場からの麻薬との関係を、複数の場所での出来事を交錯させながら描く脚本は秀逸。ドン・トードルはおとり捜査官を演じています。

 

 

5 再会の街で

とても深い作品です。サンドラーが珍しくおちゃらけ一切なしで、心に痛みを抱えてさまよう男を繊細に演じているのが目を引きます。9.11で妻子を亡くした喪失感…、最後まで治ることないまま終わっていくのも返ってリアルに感じられ、一気に観ることができました。その友人の歯科医をドン・チードルが演じています。

再会の街で 

 

6 青いドレスの女

デンゼル・ワシントン主演のミステリー・サスペンスです。最後まで謎の真相が見えてこずに、どんどん引き込まれる見応えのある作品でした。誰が悪者で、誰が味方か、なかなか分からずに、釘付けでした。早打ち自慢の男としてドン・チードルは登場。

 

 

7 ボルケーノ

地震と噴火、一難去ってまた一難という構成はパニックムービーならではの恐怖感を守り立ててくれます。死者がかなり出て、観ているのが辛いところもありますが、最後は笑顔で終わりというのはパニック・ムービーらしい終わり方。危機管理局の職員の一人としてドン・チードルが出演。

 

 

8 フライト

デンゼル・ワシントンの演技は相変わらず安定しています。抜群の判断力と操縦技術で多くの人を墜落事故から救った優秀なパイロットとしての面、一方でアルコールを自分の意志で立つことが出来ずに家族からも見放された弱い人間としての面、強さと弱さの両面を同時に表現できる力はさすがで、主役としてきちんと作品を引っ張っていました。ドン・チードルは弁護士役。

 

 

9 アウト・オブ・サイト

全体的に、ロマンスとアクションをからめながら、展開に引きこまれていくアクション映画ですが、ジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペスのロマンスも盛り込み、色気もムンムン。、トランクに閉じ込められた男女がそれだけで恋に落ちるというのは、単純すぎるといえばそれまででですが…。刑務所あがりの犯罪人役でドン・チードルは出演。

 

 

10 16歳の合衆国

障がい者を殺してしまった16歳の少年の心の内を明かしていく16歳繊細な作品です。そこに至る過程と、微妙な心理の移ろいを、少しずつ浮き彫りにしていく構成が巧み。そして迎えた衝撃的な結末らは唖然とさせられました。ドン・チードルは矯正施設の教官役。