●渡部篤郎 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

渡部篤郎 出演映画 ベスト10

 

最近はCMでの変な上司役が印象的。

 

1 愛のむぎたし

この長さを一気に見せる監督の力、脚本、飽きさせない構成と演出、それに見事に応えた3人の俳優、映像、そのすべてが見事に組み合わさった傑作です。3人が一箇所に終結してからの怒涛の展開は、息をつく時間もないほどの勢いをもって、観ている私にグインと圧力をかけてきました。エロに同性愛、暴力、いかがわしい宗教と、ともすると嫌悪感や拒絶感を抱かせるような要素が満載で、これでもかこれでもかと提示してくるのですが、それらをすべて大きく包んでしまうような愛の存在の中で見事に調和して、なんともいえない魅力を産み出してくれました。西島隆弘演じる主人公の父親である神父役で渡部篤郎は出演。

 

 

2 重力ピエロ

手際よく、そつなくまとめたという印象で、最初から最後まできちんと惹きつけてくれました。正義について、家族について、少年犯罪について、そんな複数のテーマを上手に入れ込んだ脚本は練られた物になっていましたし、回想部分を巧みに散りばめた構成もきちんと整理されていました。俳優陣の演技も皆良かったですし、それを引き出した演出も冴えていたと思います。ちょっと綺麗にまとめ過ぎた分、さらりと流れてしまった感はあるのですが、その中でもいろんなことを考えさせる時間はありましたので、役割もしっかり果たしたといっていいでしょう。渡部篤郎は24年前の事件の犯人役。

 

 

3 ちゃんこ

なかなか可愛らしい青春スポーツものです。「しこふんじっゃた」の二番煎じ的であるには違いないですが、国際色豊かなメンバーは、今の相撲界を象徴しているようでもあり、なかなか痛快。モンゴル留学生がいればなお良かったですけど。前半はやや緩いテンポでどうかと思いましたが、次第に登場人物たちに感情移入してくると、後半は弱小相撲部の展開にやきもき。須藤も相撲姿がなかなかさまになっていて、努力の成果が十分出ていました。脇役に西田、渡部といった安心して見られる俳優を配して、全体的に好感の持てる作品で楽しめました。相撲部の創設者を渡部篤郎が演じています。

 

 

4 ゼブラーマン

とぼけた感覚が三池らしくて楽しいです。最後の対決の部分でお決まりの形になってしまったのは残念でしたが、それまでのふざけた頼りないヒーローぶりには、おもわずクスクスといったところ。これだけふざけた作品に鈴木京香がまじめに演じているのがさらに可笑しい。胸の谷間を強調する格好の「ゼブラナース」なんかにも取組んでしまっていて恐れ入りました。それに過去にテレビで打ち切りになったというエピソードがまた物悲しくて笑えますし、その衣裳を自分で作ってしまっている主人公はまさにオタク。その意味ではオタクのヒーローを描いたオタク応援映画なのかもしれないです。宇宙人調査を任された調査員役の渡部篤郎。

 

 

5 落下する夕方

原田知世の透明感と作品全体が醸し出す空気感が見事に調和しています。特に大きな出来事があるわけではないのですが、不思議な謎の若い女に振り回される元カップルの困惑ぶりと、知らず知らずに影響を受けている様子が、静かなムードの中で描かれています。とにかく原田が美しいです。その別れた恋人を演じるのが渡部篤郎。

 

 

6 いらっしゃいませ、患者さま。

発想としては面白いです。キャバクラまがいの過剰なサービスを病院で行うことで、経営を建て直そうとする。一見ふざけたおちゃらけコメディに見えるのですが、実は現在の病院のあり方を鋭くついている風刺映画であったりします。患者はお客様、その患者に喜んでお金を払ってもらうにはどうしたら良いか、ともすると患者を見下ろし、自分たちに感謝しろとばかりの態度に見えてしまう病院の体質を、ふざけた風俗や遊園地で茶化しながらも、本当のサービスとはこういうものだと指摘しているわけです。ただし、終盤に入って人情に訴えるシーンを用意したり、ふざけたサービスも笑わせるギャグとしての力は弱く、コメディとしても、風刺映画としても、人情劇としても、どこか中途半端になってしまったのは惜しいかな。主人公である堅物の院長を演じる渡部篤郎。

 

 

7 ナースコール

こちらも病院を舞台にした作品で、特に目新しいつくりではないですが、現代風のやや冷めた眼で仕事を続ける看護婦を、薬師丸ひろ子が好演しています。医者の大鶴義丹は頼りない。ガダルカナル・タカらのコメディタッチの患者の挿し込みはやや違和感も。骨折したサッカー選手を渡部篤郎が演じます。

 

 

8 最後の恋、初めての恋

病気を抱える者の純愛ストーリーというありがちな題材はここでも美しい女性が被害者(?)。予想された展開で進むが、出来は悪くないです。ドラマティックかつロマンティックなムードで、やがて死に行く女性に同情がいくように手堅く作られています。上海不妊のサラリーマンの主人公を渡部篤郎が演じています。

 

 

9 てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡

夢を追うことの素晴らしさと家族愛や人々のあたたかさを前面に打ち出した「いい話」的ストーリー、そして自然環境への思いを基盤テーマに据えた「社会的意義」。こうした善意の作品はなかなか真っ向から批判するのは難しいですが、基本的にはそのとおりの「いい話」なので、それに無理に抵抗しようとは思いません。ただ多少演出の面で気になるところはいくつかあって、たとえば岡村隆史のしゃべり方。もしご本人とそっくりそのまま真似ているということであるのなら仕方ないのですが、多少なりとも演出がされているとしたなら、特に人前での話し方については、やや違和感を覚えました。また時折出てくる岡村を殴るシーンについても、全体感が穏やかな流れの中での過剰気味な演出には不快感を持ちました。そうはいっても、これが実話ということであるなら、彼の試みがもっともっとうまくいって、世界中に根付いていくと素晴らしいなとは素直に思いました。渡部篤郎は大学准教授役。

 

 

10 阿修羅城の瞳

日本映画の中に昔から絶えず作られているジャンルのひとつかもしれない和製妖怪映画。目立つのは宮沢りえ。何も知らない小娘、恋に燃える女、怪しい阿修羅とそれぞれのシーンごとにイメージを変遷させていきますが、当時の充実振りをそのまま現しています。逆に市川染五郎(当時)はさらりとしすぎて、鬼殺しの凄みがいまひとつ出ていない印象。物語はそれほどおどろおどろしいものではなく、すっきりしていた入りやすい感じではありました。渡部篤郎は魔物と戦う組織の頭領の右腕役。

 

 

11 美しい夜、残酷な朝

12 ラブコメ

13 ROOKIES-卒業-

14 岳 ガク

15 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

16 ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer

17 映画 ST赤と白の捜査ファイル

18 誰かが私にキスをした

19 水霊 ミズチ

20 愛する