●スー・チー 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

スー・チー 出演映画 ベスト10

 

ファニーフェイスに厚い唇が印象的な台湾の女優さんです。

 

1 璃〈ガラス〉の城 

音楽が効果的に使われ、過去と現在を交錯する親子二代にわたるドラマティックなラブストーリーを盛り上げています。レオン・ライとスー・チーが冒頭で交通事故死という印象的なシーンで始まり、その息子、娘へと引き継がれる数奇な運命に引き込まれていきます。 歳の取り方に不満が残りますが、恋愛映画としての雰囲気作りには成功したと思います。

 

 

2 傷だらけの男たち

復讐と家族愛をテーマに描いた男のドラマです。1つの殺人事件の捜査をメインに構築されていますが、犯人捜しというよりも、男が犯罪に至る環境そして心理的背景をメインに描いています。主演はトニー・レオンと金城武ですが、特にトニー・レオンが素晴らしい。刑事という仕事をしながら、その裏で人に明かせない過去を持ち、感情の見せ方が非常に難しい役どころだったと思いますが、見事に演じきっています。特に観ている側は、彼の演じる男の素性というものを早いうちに知ってしまうだけに、余計に見られる目も厳しくなる中、微妙な気持ちの変化を表現しきっていたと思います。一方の金城武も頑張っています。ビールのキャンペーンガールとしたバーで働くヒロインをスー・チーが演じています。

 

 

3 狙った恋の落とし方。

静かなドラマですが、反発しあっていた二人が次第に近づいていく様子が優しく描かれた恋愛映画です。愛し始めながらも不倫相手を忘れられないヒロイン(スー・チー)、それにも関わらず優しく受け入れる主人公。なんともせつない物語です。スー・チーが大人になったという印象を受けました。

 

 

4 風雲・ストームライダーズ

千葉真一が真剣にこのあほらしい役をしているところに愉快さを感じます。内容もわりと盛り沢山。裏切りあり恋愛あり、嫉妬あり、復讐ありと人間間に起こりうるあらゆる感情を盛り込んだようなサービス精神旺盛の作品。アクションにCGまで駆使し、イケメン俳優のアップをふんだんに使って女性客まで意識した徹底振り。香港映画らしい、そしてアンドリュー・ラウらしく娯楽に徹しながらもお腹いっぱいにさせてしまう複雑な人間模様を楽しめました。主人公の弟子が瀕死の重傷を負ったときに彼を助けた医師の娘をスー・チーが演じています。

 

 

5 トランスポーター

なんとも強引な展開。留置所を出るシーン、トラックでの格闘といい、なんでこうなるの?というシーンは多数。そしてあまりに簡単に恋に落ちる(これはありがち)。殺人を無尽蔵に繰り返してもおとがめなし。あと処理は?と突っ込みどころは数知れず。それにも関わらず、息をつかせないほどのスピード感と派手さで圧倒的なアクションは、有無をいわさず観ているものを引き込んで行きます。ほとんど休む間もなく、しかもけっして単調でないアクションの数々は、展開のアラを帳消しにしてくれる。ヒロインとしてスー・チーはフランス映画に抜擢されています。

 

 

6 クローサー

スー・チーを含むアジアの3女優を主役に据えたガールズ・アクション・ムービーです。姉妹での風呂での撮影ごっこや、無意味な着替えシーンなどサービス精神も旺盛、単なるアクションというだけでは物足らず、姉妹愛や恋愛も盛り込んで豪勢に。しかしその影響か、お話のほうはなんだか収拾がつかなくなってしまい、粗も目立ちましたが…。とはいっても、この手のものは色気とアクションで強引に押し切ってしまう勢いが最も大事、その意味ではカッコ良く3人も撮れていました。

 クローサー

 

7  the EYE2

話題になった1作目に続く「2」のタイトルですが、内容的には続きではありません。スー・チーが主演を務めています。テーマは輪廻転生。自殺した不倫相手の妻が、不倫相手との間にできた子供の出産を前に転生を待っているという話。不気味な話ではありますが、ホラーものとしては面白い設定だと思います。なかなか結末も読めませんし、スリルもまあそこそこ。流れ的にはのっぺりしたところがマイナスですが、続編で主演に名の通った女優も招くことができ、可も不可もない程度のものにはなりました。

 

 

8 西遊記2 ~妖怪の逆襲~

遊園地のアトラクションみたいな映画でした。なんといっても悟空の悪そうなこと。恐ろしい顔つきで相手にかみつき、巨大化してなんと三蔵法師を飲み込んでしまうシーンも。そういった意味では結構ダークなシーンも多く、西遊記に抱くイメージとはかなりかけ離れたものではありました。前作に続いて唯一登場するのがスー・チー。

 

 

9 西遊記 はじまりのはじまり

こちらは8の前作。スー・チーはヒロインを務めています。作り手の狙いとか意図とか、とにかく作り物感が作品全体を支配していて、どうにも夢中になれなかったです。

 

 

10 百年恋歌

1966年を舞台にしたビリヤード場での恋、1911年の遊郭を舞台にしたサイレント形式の話、そして2005年の歌手とカメラマンの傷つけあう恋愛と、3つの時代の恋愛劇にそれぞれ別の役でスー・チーが出演した異色の作品です。作品としてはいまひとつ引き込まれるほどの魅力を感じませんでした。