●芦名星 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

 

芦名星 出演映画 ベスト10

 

ちょっとクールなイメージの女優さん。

脇役を中心に多くの映画で活躍しています。

 

1 検察側の罪人

確かにラストにはもやもや感は残るものの、作品全体としては見ごたえがあり、ぐいぐいと最初から最後まで引き付けられっぱなしでした。理想や正義も長く同じ組織にいるうちに、自分の中で形を変えてしまうということが、警察・検察の犯罪に繋がっているということを、若手や潜入記者の目を通して、いったい何が正義なのか、改めて問うています。法の下において犯罪を罰すという正義が、いつの間にか別の事件で罰しきれなかった犯人への無念さを晴らすための手段にすり替えられていくことに、長く組織に属してきた本人にはもう気づかなくなっている怖さ。木村拓哉と二宮和也との会話のやりとりには緊張感があり、その正義とは何かという応酬も、作品を大いに盛り立てていました。運び屋の女を演じるのが芦名星。

 

 

2 鴨川ホルモー

なかなか面白い。鬼たちが愛嬌ある姿で壮絶な殴り合いをする姿がなんともいえずユーモラス。撮影も大変だろうと思いつつも、不思議な世界に引き込まれていく。バカバカしいことを真剣にやっているのがいいです。それにしても荒川良々はクラブのキャプテンが似合うこと。山田孝之演じる主人公が一目ぼれする相手が芦名星。

 

 

3 ジャンプ

ミステリー調の前半からラブ・ストーリーがかりながら、最後は人間の生き方まで問うような展開の中、特に運命というものを強く感じさせられる物語でした。偶然が重なったことで、帰宅しないまま出掛けることになった恋人、その重なり方は来るべき結末のための運命だったのか、最後に達観したようにそのことを悟る主人公に、5年半の間の成長をうかがえます。よくよく考えると、連絡ひとつできなかったのかとも思える部分はあるのですが、謎解きをするように観る者をひきつけていく構成は、行き着くところがやや意外なところであったにしろ、なかなか巧みでした。芦名星にとっての映画デビュー。チョイ役で出ていたようです。

 

4 せかいのおわり

特に男性側から見てとても切ない映画です。友達としてとても仲が良い二人、一緒にご飯を食べたり、部屋に出入りしたり。しかしあくまでも友達でしかない女にたいし、好きな気持ちを隠しきれなくなってきた男。女もそれに少し気づいているようであり、別の男に裏切られ落ち込んだとき、男に頼りたい甘えたいと思う一瞬。しかし一線はどうしても超えられず、姿を隠してしまう。それでも友達として再びなんでもないように女の前に現れる男。男側の心情を思うと、実に切ない気持ちになります。友達だからたちが悪い。その男心を、渋川清彦が好演しています。まだ無名の芦名星の役名は「里美」。

 

5 ねこタクシー

温かくてガツガツしていない雰囲気が素敵な映画になっています。猫好きな方はもちろんですが、特に猫を好きでなくても、ほんわかと優しい気持ちになれる作品でしょう。人付き合いが苦手で仕事ではうだつもあがらない主人公ですが、それでも美人の奥さんにも応援してもらって、娘もいい子に育っているわけで、そのあたりの人間的な魅力がにじみ出ているところが、この作品自体の魅力にもなっているのかもしれません。世間的にいえば負け組みとか、落ちこぼれ組の範疇に入ってくるのかもしれませんが、それよりも根っこにある他人や生き物への優しさに惹かれて、家族も会社の人もついつい手助けしたくなるこのキャラクターは、カンニング竹山自身のキャラクターとも被ってくるのかもしれませんね。女性運転手役でかっこいい姿を見せているのが芦名星。

 

 

6 パーフェクトワールド 君といる奇跡

愛があれば障害なんて…とはいっても、現実はなかなか厳しいんだよ。大変なんだよ。でも最後はやっぱり愛は勝つ…というところでしょうか。岩田剛典、杉咲花という旬な俳優を使ったいわゆるスウィーツ・ムービー。ヘルパーさんの役で芦名星は出演。

 

 

7 蝉しぐれ

主演が染五郎(当時)&木村佳乃ということで品の良い時代劇になっています。もちろん時代劇なので刀で人を斬り血が飛び散るシーンもあるのですが、どこかスマートで整った印象。それが良く言えば日本古来の奥ゆかしさが、自然の景観と重なって叙情豊かに描かれているといえますし、わるく言えば主人公の二人に人間くささがあまり感じられない悟りきった清廉潔白に描かれすぎているともいえましょう。芦名星もちょっと出ていたようです。

 

8 悪夢のエレベーター

前半は息の詰まるような密室劇、ここまでは悪くなかったです。しかし一旦登場人物の関係がわかった後の後半は、かなり脚本的にも破綻が見られるようになってきます。もともと彼らの計画自体が完璧なものでなく、無理のあるものであったことがわかったところで、それまで保っていた緊張感が一気に緩んでしまいました。それでも基本ブラックコメディという作りなので、許容範囲かな。斎藤工演じる男の愛人が芦名星。

 

9 映画 ST赤と白の捜査ファイル

テレビありきなので、前提となる彼らの関係が下地にないと、十分に楽しめるものにはならないでしょう。彼らがどんな絆で結ばれてきたのか、過去の経緯が分からないと、赤城の行動に至る気持ちが分からないので、単なるハッカー集団との対決サスペンスだけで終わってしまうのは残念。だいたいの関係性は分かっても、心底から楽しめるようには作られていませんでした。STメンバーの一人として芦名星も出演。

 

 

10 カムイ外伝

色んな映像上のテクニックを使ったとはいえ、松山くん、アクションを頑張っていましたね。でも、それだけなのですよね。内容的にはかなりきつくてどろどろした内容のはずなのに、どうもその濃厚な感じが伝わってこなくて、サラッと話だけが進行していく印象なのです。どうもそのあたり、崔監督らしさが感じられません。裏切り、対立、復讐、猜疑、恋心などなど、結構濃密な人間関係が渦巻いているにもかかわらず、それが場面場面の単発の関係で終わっていて、広がりがないのです。もっとベタベタに濃いドラマに仕上げた方が、カムイの最後の爆発もより共感を呼ぶようなものになっていたと思うのですけど、敢えてそこを外したのでしょうか。芦名さんは主人公のかつての仲間の一人ミクモを演じています。