●本郷奏多 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

本郷奏多 出演映画 ベスト10

 

繊細な役柄が多い俳優さん。

 

1 K-20 怪人二十面相・伝

面白くまとまっていたように思います。特に演技力だとか、芸術性だとか、社会メッセージだとか、そんな難しいことを要求させられるような種類の作品ではないので、2時間17分という比較的長めの作品を飽きさせずに見せたということだけで、合格点は挙げられるように思います。架空の街を舞台にしていて、時代も古いのか新しいのか、観る者の想像に任せるような設定、華族を中心とした明治時代から戦前のような雰囲気を持たせながら、SF映画に出てくるような装置が出てきたり、そのあたりの感覚は興味深かったです。飛んだり走ったりと金城武もアクションに頑張っていまし、その一方で全体的にコミカルな味付けでところどころに笑いも散りばめられており、娯楽作として充分に楽しめるものにはなっていたでしょう。明智の助手役で本郷奏多は出演。

 

 

2 青い鳥

いじめで自殺未遂の末に転向したクラスメートの席を残し続ける吃音の教師が最後に伝えたこと、自分たちの行為に対する責任のとり方を示す、非常に共感できる言葉でした。腫れ物に触るかのように残された生徒たちを扱う他の教師たち、それは先生や親たちそして文部科学省まで含めた今の日本の教育を象徴するかのようで、そんなものに対するひとつの問題提起をしているかのようでありました。映画では明確に描かれていませんが、阿部寛演じる主人公は吃音ゆえに子供の頃から相当のいじめを受けてきたでしょうし、それゆえに彼の放つ言葉は、教師としての正義感や責任感以上に、説得力を持って響いてくるのでありました。本郷奏多は生徒役。

 

 

3 闇金ウシジマくんPart3

藤森慎吾演じるサラリーマンと、野心満々の本郷奏多演じる若者との2つの話を軸に、今作は特に人生に対する教訓的な色合いが強く、どちらのストーリーも、地道にまじめにコツコツと働くことが一番の近道だよということを教えてくれる内容でした。ウシジマ君の事務所内もいつもより和気あいあいとしていて、実際最後に「仲良いですね」と言われるなど、いつもよりは何をしでかすかわからない怖さというものは薄れていたのではないでしょうか。キャスティングが面白く、映画ではあまりなじみのない藤森慎吾、筧美和子、白石麻衣といったところを配役し、あくの強い役どころを前野朋哉と浜野謙太という、似たタイプを器用。その部分では新鮮味がありました。

 

 

4 GANTZ

死んだはずの人たちが集められて、星人と戦うミッションを与えられるSFアクション。そんな中の一人として本郷奏多も出演。前編として、後に続く導入としては悪くなかったと思います。

 

 

5 氷菓

そもそもこの手の映画に質だとかリアリティなど求めているはずもなく、人気の俳優たちが出ていて、それなりにストーリーを楽しめればいいのではないかと思うわけです。確かに学芸会的なところもあるといえばありますが、33年前の謎を解き明かしていくという展開は、そうつまらないものでもありません。学園紛争という時代感がいまいち出し切れていなかったかなとか、現在ではなく2000年が現在形という背景も、もう少し生かす方法はあったように思いますが、それぞれみんな楽しそうで、気楽に観られてよかったのではないかとおもっています。本郷奏多は物語のキーマンとなる男性の若い時を演じています。

 

 

6 いぬやしき

いきなり癌で余命3ヶ月という重い出だしでしたが、事態はとんでもない方向へ。子供にも妻にも同僚にも虐げられ軽蔑され続ける主人公が起死回生の一発を放ったという、簡単に言えばそんなストーリーですが、彼はいつの間にか人間でなくロボットになっていたという設定。そしてもう一人同じ場所でロボットになったのが佐藤健演じる高校生ということなのです。しかしこの二人、同じ力を持ちながら、一人は善意に一人は悪に使うという、明確にキャラクターが分かれ、しかもそれがだんだんエスカレートしていくのです。母親が息子の犯行かせ自殺を選択したり、彼をかくまった同級の女子高生が特殊部隊に殺されたりと、かなりショッキングなシーンも多々あり、とにかく激しい作品ではありました。本郷奏多は獅子神くんの幼なじみの友人役。

 

 

7 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

話題になった分だけ、期待との落差は大きかったかも。敢えて前後半に分けましたが、この長さなら、1本でまとめた方がよかったかも。本郷奏多は三浦春馬演じる主人公の幼なじみ役。

 

 

8 鋼の錬金術師

派手な映像と豪華なキャストで華やかで賑やかな作品になっています。原作やアニメを知らないので、比べてどうだというのは判りませんが、独特の世界はこの一本からはそれなりに伝わってきました。内山信二演じるキャラクターが面白く、暇つぶしぐらいならいいかもしれません。エンドロール後の映像から、松雪演じるラストの死体から生物が飛び出し、新たな展開が予想されます。続編はあるのでしょうか。

 

 

9 大停電の夜に

クリスマスに大停電という非現実的ながらロマンティックなものを期待してしまうシチュエーションなのですが、繰り広げられるドラマは情感に訴えようとしたエピソードで、もう一歩ムードあるシチュエーションを生かしきれていない印象でした。連鎖の妙と全エピソードをとりまとめるような気の利いたオチがこうして作品が成功するかどうかのポイントになるところだけに、そこが物足りなさの原因。本郷奏多は謎の人工衛星を見つけた少年役。

 

 

10  GANTZ PERFECT ANSWER

中盤まではスピード感ある展開にワクワクしながら観ていたのですが、後半に来て大失速。だらだらと時間稼ぎのシーンが続き、長い長いと思いながらの鑑賞に変わってしまったのは残念でした。長く見せるシーンとさらりと流すシーンのメリハリをもう少しつけないと、どこが山場なのか感じ取りにくくなってしまいます。2時間20分強という上映時間はやや長過ぎでしょ。そもそもがじっくり見せるタイプの作品ではなく、奇想天外なストーリーをテンポよく見せていくのが使命の作品。欲張りすぎた気がしました。