●砂漠映画 ベスト10  | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

砂漠映画 ベスト10

 

砂漠を舞台にした映画の特集です。

 

1 カプリコン・1

砂漠という場所がこの作品の大きな要素となるわけですが、はっきりと言えないところが辛いです。とにかく彼らは宇宙飛行士であり、火星に着陸したはずなのですが…。強烈なオチが待つ、ある意味ブラック・コメディだと思っています。

 

 

2 リバース

時間が繰り返すという設定は他の映画でもありますが、この作品は特に事態がどんどん悪化していくという展開。砂漠の中で車がクラッシュを起こしてから始まるリバース。さらにブラックジョーク的なオチも意外性充分。スピード感が溢れ、90分楽しめました。

 

 

3 砂漠の流れ者

砂漠に水をみつけて商売をみつけた男の、復讐と恋愛と、そして終わり行く西部開拓時代の哀愁が伝わってきます。ところどころにユーモアセンスもあって、車に轢かれる皮肉な結末といい、なかなかの佳作です。

 

 

4 モロッコ

なにはともあれ、今から80年近くも前にこの映画が作られているということが驚きです。この映画に映っている俳優・エキストラ、そのほぼすべてに近い人数が、既にこの世にいないと思うと、映画というものが、娯楽や教養としての意味以上のものを持ち始めているということを感じます。さて、それはさておきこの作品、好きな相手との結婚をあきらめやさしい金持ちとの結婚を受け入れるものの、やはりあきらめきれない…古今様々な映画で描かれてきた悲恋の形態でありますが、その形の恋愛映画のまさに古典といって良いでしょう。アンニョイで蓮っ葉な雰囲気を漂わすディートリヒが最後に見せる、先を考えないただただ情熱から湧き上がるがままにとった行動は衝撃的であり、強い余韻を残します。そして何よりも印象的な砂漠でのシーン。

 

 

5 わたしに会うまでの1600キロ

リース・ウィザスプーンの体当たりの演技、ノーメイクはもちろん重い物を担いだうえでの砂漠や雪山などの過酷な撮影状況。回想シーンではヌードシーンや薬物に溺れるシーンもあり、山の中ではうんこまで(もちろん本人がしている姿が出てくるわけではないですが)。映画自体は過酷な道程の合間に過去の母親との思い出や破たんした結婚生活の回想シーンを挟み込む形で、淡々と進んでいきます。11つのシーンでは確かに大変だなというところはあるのですが、トータルでつないでみると、続けるか止めるかの決断を迫られるほどの場面はなく、スムーズに道のりをこなしたという印象で、その点がやや物足りない印象を残しました。

 

 

6 ボー・ジェスト

青い宝石を巡る3兄弟たちのドラマと、砂漠の砦での戦いとを掛け合わせ、心に染みる味わい深い作品になっています。冒頭で砂漠の砦の援軍でやってきた兵士たちが見た異様な死体だらけの風景、そして様子を見に行った男が忽然と消えた謎で惹きつけておいて、時代をさかのぼっての経緯の説明ということで、構成もなかなか巧み。次々と仲間が殺されていく中で、伝えたかったこと。死を覚悟した中での粋のようなものを感じました。

 

 

7 アラビアのロレンス

上映時間はもちろん、作品自体に壮大なスケール感を感じる作品になっています。雄大な砂漠の中での一人の男の苦悩というものが非常に対照的で、人間のはかなさというものをより強く感じます。アラブ人になりきろうにも肌の色の違いを自覚してそれ以上なりきれない。国と国のエゴの中でいいように使われてしまった悲しさ。栄光と挫折。一人の人間の無力感を感じさえするのでありました。

 

 

8 ハムナプトラ 失われた砂漠の都

砂漠を舞台にしたアドベンチャー・ムービーの代表的映画ですね。映画自体はばかばかしいのですが、娯楽性という点では十分に満足できるものとなっている。インディ・ジョーンズものの真似的な雰囲気は否めないですが、楽しめればいいのです、この手の映画は。

 

 

9 サハラに舞う羽根

なかなかスケール感のあるドラマです。ハリーとジャックとエスネの友情と愛情の三角関係に加え、謎多きアフリカ人とハリーとの関係が重厚さを増しています。そして戦闘シーンもなかなか迫力があり、全体として娯楽作としても耐えられるものにはなっているのです。

 

 

10 砂漠は生きている

砂漠で生きる生物たちスポットを当てたドキュメンタリー映画です。これが1953年の映画というから、観た時には驚きを覚えました。トカゲ、タランテュラ、コーティ・マンディ、ヒキガエル、禿タカ、イノシシ、山ネコ、ガラガラヘビ、ポケットネズミ、赤尾ダカ、コウモリ、フクロウ、ツチリス、ミチバシリ、大トカゲのジラ・モンスター、スカンク、ジガバチ…。とにかく興味深い内容でした。

 

 

11 パリ、テキサス

12 眼には眼を

13 失われたものゝ伝説

14 ソドムとゴモラ

15 無言歌

16 ウェイバック-脱出6500km

17 フライト・オブ・フェニックス

18 コンタクト

19 イングリッシュ・ペイシェント

20 シェリタリング・スカイ