●2人姉妹の映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

2人姉妹の映画 ベスト10

 

姉と妹、2人姉妹の映画の特集です。

 

1 さんかく

姉の彼氏が中学生の妹にのぼせ上ってしまい、姉を振ってしまいます。精神を崩した姉はストーカー行為に走ってしまい、一方の妹は思わせぶりな言動をしたかと思っていたら、実はボーイフレンドがちゃんといて、姉の元彼はつれなく追い返されます。そして妹が姉に対し、姉の元彼の悪口を言った瞬間に、取っ組み合いの喧嘩に…。イタイ姉と小悪魔の妹の対比がとにかく面白く、そして振り回される男もまたしょーもなく、、観ている間は終始ニヤニヤしていました。これ観ると、小野恵令奈がちゃんと女優を続けていたらなぁとつくづく思ってしまいます。

 

 

2 ファミリー・ゲーム/双子の天使

両親が離婚して離れ離れになった双子の姉妹が偶然再会したことから始まるホーム・コメディ。リンジー・ローハン(まだあどけなくて可愛い頃!) 12役で演じる双子の姉妹の繰り出すいたずらの数々、二人が入れ替わったことを何も知らずにまんまと計画に乗ってしまう両親のおばかさ、財産狙いの婚約者の豹変振りと、笑いどころも満載。それでいて、両親を元通りにくっつけさせようとする双子の健気さや、それにのって次第にロマンティックな雰囲気になっていく両親、さらにはおまけに執事とヘルパーまで何やらいい仲にと、素敵な心温まるストーリーも用意されていて、実にバランスの良い展開。笑いながら、ほんわか暖かい気持ちになりながら、そして最後は幸せな気分に浸ってと、満足いっぱいの楽しい映画でした。

 

 

3 犬猿

それぞれに正反対のキャラクターの兄弟姉妹。刑務所上がりで粗野で一発当てることばかりを考える兄と、地道にサラリーマンで営業をしている弟。頭が良いが器量は悪い会社の社長として働く姉と、ルックスはいいが頭は悪く容量も悪い妹。そんな二人だけに、兄弟仲もうなく行きはずがなく、それぞれに不満や嫉妬を抱えながら、関係を崩していくのです。ここまで似ていない兄弟姉妹が実際にいるのかどうかというのはありますが、とにかくその対照の妙がこの作品のすべてであり、最後は雨降って地固まるかと思いきや、また険悪に…というところで映画も終了。その部分ではブラックなオチではあります。特に姉妹側のキャスティングが独特(ニッチェの江上敬子と筧美和子)で、そのおかげで新鮮な印象を受けました。

 

 

4 ブーリン家の姉妹

欲望と計算が渦巻く宮廷での濃密なドラマ、なかなか見応えがありました。特に血のつながった一家を中心にドラマが動いているということもあって、血液の濃厚さをまざまざと感じさせられました。姉妹の間でぶつかり合う火花。嫉妬、野心、陰謀、裏切り…、血が繋がっているからこその思いというのもあるのでしょう。浮き沈みの激しい波乱万丈の二人の人生がとにかく激しい!

 

 

5 ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ

チェリストとしての才能に恵まれながら、精神的に傷つきやすく、心身ともに病んでいく妹。自分の才能に見切りをつけて、平凡な主婦としての道を選ぶ姉。同じ出来事を、対照的な姉妹両方の視点で追っていく構成も効果的で、悲劇の天才音楽家の人生を深く切り込んだ作品になっています。

ほんとうのジャクリーヌデュプレ 

 

6 恋する人魚たち

長女のシャーロットの視点から表現されていて、15歳の思春期の少女が、初恋や家族、そして事件を通して家族の絆を強くしていく様子がみずみずしい感性で描かれています。ウィノナ・ライダーが幼さと大人っぽさとの狭間で揺れる少女の役を好感の持てる演技をしているし、まだ子役のクリスティーナ・リッチがひょうひょうとした一風変わった子供の役を味のある演技。二人の娘役が光る作品でした。

 

 

7 バベットの晩餐会

味わい深い作品です。若い時にほんのひと時お互いに思い合った男女二組、そしてその女性の方は姉妹というわけなのですが、結局は結ばれることもなかったその縁が繋がって、晩年の盛大な料理による晩餐会へと結びついていくという、人生や運命の不思議を感じさせてくれます。そしてなんといっても食卓を飾る料理や最上級のワインやシャンパンの数々。ただひとり料理の素晴らしさを語る将軍と、周りの老人たちの反応の違いがどこかユーモラスでもあり、ほのかなわびしさを感じさせる描写でもあったりします。最後に明かされるバベットの秘密と彼女の意気にまたほろりとさせられます。

 

 

8 私の中のあなた

白血病の姉に対し、「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」と訴えた妹。そこに隠された思いとは? 残り少ない時間をどう過ごさせてあげるのが病気の本人にとって幸せなことなのか、或いはそのために周りの家族はどう接するべきなのか、そんな部分に重きを置いて描かれている作品です。俳優陣の演技にも支えられ、とても優しい気持ちになれました。

 

 

9 イン・ハー・シューズ

生き方に迷い続けていて自信のない妹と、バリバリのキャリアとして活躍する姉。それぞれコンフレックスを抱えながらもなんとか自分の生き方を見つけようともがく姿が、血のつながった家族との関係や自分を必要としてくれる人達との関係の中で、暖かい視線で描かれていて、優しい気持ちになる作品です。キャメロン・ディアスとトニ・コレット、主演の二人も生活感をリアルに出していかなければならない役どころを違和感なく演じていました。

インハーシューズ 

 

10 サンシャイン・クリーニング

不器用ながらも一生懸命生きようとしている一家の姿に、最後は元気をもらった思いです。姉と妹、父と娘、母と息子、そして娘と母、それぞれが時にぶつかり合いながらも互いに必要とし、なんとか現状を打開しようと頑張る姿には好感をもてましたし、その中でもどうしようもない失敗をしてしまう姿を見ると、何をしているんだと叱咤したくもなりました。それぞれがちょっと変わっていて、よく言えば個性的な面々なのですが、不思議と応援したくなる魅力を持っているのですよね。そのあたり、キャラクターの描き方が絶妙だったとおもいます。

 

 

11 アンナとロッテ

12 スイッチ・オフ

13 ピクニック

14 八月の鯨

15 音符と昆布

16 ラヴェンダーの咲く庭で

17 レイチェルの結婚

18 台北カフェ・ストーリー

19 べにおしろい

20 宗方姉妹