賀来賢人 出演映画 ベスト10
いつの間にか10年選手。
奥さんが榮倉奈々で、叔母さんが賀来千香子。
1 ぼくたちと駐在さんの700日戦争
要するに「いたずら」の映画でして、高校生グループが、佐々木蔵之介演じる駐在さんにくだらない悪戯をしかけ、大人気ない駐在さんがむきになって仕返ししてくるという、たわいのない作品なのです。しかしそのたわいのなさが実に馬鹿馬鹿しくて、そしてどこなく微笑ましく、さらには駐在さんと高校生グループのライバル関係が実に絶妙に間合いで描かれているので、観ていて笑いっぱなし！高校生グループのメンバーの一人が賀来賢人です。
2 ちはやふる 結び
一生懸命している姿が素敵に伝わってきて、観ていて熱くなるものがあります。キャラクターがそれぞれ立っていて、特に女性のキャラクターはそれぞれが個性的で、演者もいい味を出していて、ついつい引き込まれてしまいます。広瀬すずはもちろん、おっとりと包み込む上白石萌音、終盤に顔を出す松岡茉優、今回から登場の優希美青、敵役の清原果那と、みんないい表情をみせています。かるたに熱中する青春模様、全国の頂点を目指して貴重な時間を費やす姿は、あらためていいものだと思わされ、こうした打ち込めるものに出会った彼らがほんとうに羨ましくなってしまうのです。賀来賢人はかるた名人役で出演。
3 ソフトボーイ
はるか昔の自分の高校時代を思い出し、重ね合わせて観てしまいました。個人競技をしていた私にとっては、こういったチームスポーツもいいなぁなどと、しみじみ思ってしまうほど。昔ながらの王道的な青春スポーツコメディなのですが、それこそが王道が王道たるゆえんなのかもしれません。やはりなんといってもノグチのキャラクターが魅力的でしたね。役柄でもそうでしたが、不思議と説得力がある彼のキャラクターは、スクリーンを通して観ているだけの者にも、ひきつけて離さない力がありました。ソフトを不純な動機で始める一人を賀来賢人が演じています。
4 シャッフル
モニター調査と言われて集まった男たち(一人が賀来賢人)。二転三転どころか四転五転の展開がとにかく目まぐるしい展開。これでオチかと思うとさらに別の展開があり、どんでん返しものが好きな人にとってはたまらないのでは。いや、ここまでやるとやりすぎか。とにかく転調にこだわった脚本。
5 Ｌｉｔｔｌｅ ＤＪ 小さな恋の物語
なんともくすぐったくなるような「小さな恋の物語」でした。実にベタベタなストーリーなのです。気持ちを伝えたいけれど伝えられないという、観ていてからだのあちこちがむず痒くなってくるような二人のやりとり。しかも男の子は白血病という、典型的な設定。もちろん終盤には場内のあちこちからすすり泣きの音が聞こえてくるような展開だったのですが、時代設定とそれに合わせた音楽がノスタルジーを誘い、物語とマッチしていたように思います。入院患者の男性の息子役として賀来賢人は出演。
6 武士道シックスティーン
剣道一筋に生きてきた主人公の女子高生とそのライバルとの関係を軸に描いた青春部活映画です。こういった青春時代にひとつのものに打ち込む姿を描く映画は、それだけで惹かれてしまいます。それにしても主役の成海璃子が常に不機嫌そうなのが、ちょっとね…。賀来賢人は高校剣道チャンピオン役。
7 海の金魚
こちらはヨット競技を取り扱った青春映画ということで、それだけでちょっと珍しい感じです。父親の死をきっかけにヨットにのれなくなった種子先行の女子高生が、それを克服して競技に勝つまでを描きます。彼女を支援する仲間の一人として賀来賢人は出演。
8 斉木楠雄のΨ難
橋本環奈のはじけぐあいに、これからこっちの方向を目指しているのかなんてことを感じてしまったりもしましたが、とにかくバカバカしい設定の中、内心自信満々だけど、表向きは謙虚で優しくかわいい子を装う姿が、とにかく強烈な印象を残しました。もちろんそれは内面を読んでしまう超能力者の山崎賢人がいるせいで分かるわけですが、学園祭を舞台にした騒動は、気軽に楽しめました。不覚にも後半眠ってしまいましたけれども。見た目は優等生、中身はヤンキーの男を演じるのが賀来賢人。
9 俺はまだ本気出してないだけ
面白くなりそうで、結局たいして面白くないままに終わってしまったという印象の緩いコメディです。堤演じる主人公のぐうたら度、突飛具合、父親との掛け合い、どれも可笑しくなるはずの材料なのですが、これといったパンチのあるシーンがなく、すーっと流れていく感じなのですよね。徹底的にダメダメぶりを笑ってしまうか、或いはダメながらも頑張って成果を残していくのか、そのどっちつかずのスタンスが、時間の限られた一本の映画としては、悪い方向に行ってしまったようです。こんな父親でも健気で素直な橋本愛演じる娘さんにキュンとしてしまったのが唯一の収穫。賀来賢人は店長さん役。
10 オー!ファーザー
コメディではあるのですが、サスペンス映画としての形も備えている以上、そこにある程度のリアリティがないと、作品としては白けたものになってしまいます。肝心要の監禁場面のシーンにまったくリアリティがないのは致命的。こんなバカな犯人がいるかとおもうほど緩いし行き当たりばったり的だし、とにかく緊張感がまるでなし。しかも仕掛けられた伏線も露骨に違和感を持たせるので、あとになって説明されても、おっ、なるほど…と思わされることもなし。4人の父親のキャラクターもストーリーにはあまり生かされていませんし、上っ面だけの性格付けだけで、まったく魅力なし。俳優陣の個性も生かし切れたとはいえないでしょう。残念な出来でした。賀来賢人は主人公の幼なじみ役。
