●ジェレミー・レナー 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ジェレミー・レナー 出演映画 ベスト10

 

若々しいイメージですが、もう50歳近いのですね。

 

1 スタンドアップ

鉱山における女性の労働環境の劣悪さ改善のために立ち上がった女性を描いた実話ベースの作品。孤立しながらも自分だけでなく世の女性のために変えていかなければと必死に戦おうとする主人公の姿には打たれるものがありますし、それだけに最後にそれまで黙っていた者達が立ち上がった瞬間のシーンにはジーンとくるものがあります。そしてその無援状態の中で1人戦おうとするヒロインを、シャーリーズ・セロンが好演していました。彼女を襲おうとした高校時代のボーイフレンドがジェレミー・レナー。

 

 

2 メッセージ

エイリアン映画ではありますが、必要以上に戦闘シーンを派手に見せたりということはなく、おそらく現実にこういうことが起こったら、こんな感じで進むのだろうなぁというリアリティは感じられました。地球にやってきた狙いを探るために、文字言語を解析して、会話までできるようになった主人公。エイリアンの言う「武器」とは?…途中から、いわゆる武器ではなく、言葉とか会話とかそういうものなのだろうなというのは観ていて分かるのですが、まさか時々挟み込まれた主人公と娘の様子が未来のことだとは、最後にやられたと思いました。普通に観れば過去のフラッシュバックだと思ってしまうはず。そんな仕掛けも含めて、知性と冷静さを感じる宇宙人映画ではありました。ジェレミー・レナーは物理学を専門とした召集メンバーの役。

 

 

3 ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル

スピード、スリル、スケールとも十分に満たされ、最初から最後まで見せ場も多く、息もつかせぬ展開にワクワクドキドキ。シリーズ4作目にして一番の出来になりました。これぞまさにスター映画であり、トム・クルーズの良い意味での俺様映画といってもよいでしょう。IMF長官の同行分析官役でジェレミー・レナーは出演。

 

 

4 ボーン・レガシー

ジェレミー・レナーがジェイソン・ボーンに扮したシリーズ。展開はスリリングでテンポもあるし、陰謀を企む側と利用された側の構図も明白で、主人公に感情移入しやすく、けっしてマット・デイモンの3部作にも劣ることない娯楽作に仕上がっていたと思います。特に山場であるマニラでの逃走シーンは、スピード感に加えボリューム感もいっぱいで、息をつく間もないほどの緊張感ある展開。最後はどうなるかわかっていても、ついつい引き込まれてしまいました。明らかに続きがあるというこの終わりは、多少の残尿感はあるものの、次作への高揚感をあおるものでもありました。私は面白かったです。

 

 

5 ハート・ロッカー

爆弾処理の任務に従事する兵士にスポットを当てたということは、ありそうであまりなかった視点で、なるほどなと思わされました。爆弾処理という任務を通して見えてくる現代の戦争の惨さ、空しさ。派手な銃撃戦や空中からの爆撃戦とはまた違い、静寂の中でもいつ突然何が起こるかわからない恐怖と緊張感もまた戦争のひとつなのですね。罪のない人まで巻き込んでも構わずになお続く過酷な戦争、そして今日の命の保証もない激務の中、彼らは何を思い任務を遂行しているのか、その思いというものも、少しではあるかもしれませんが分かりかけた気はしました。主人公の二等軍曹がジェレミー・レナー。

 

 

6 エヴァの告白

難を逃れて新しい土地で新しい人生を始めるはずが、理不尽な扱いにより身を滅ぼしていくヒロイン。妹を助け出したいという純粋な思いと、それを実現させるためにとらざるを得なかった手段。時代背景もあり、観ていてとても複雑な思いにさせられます。その一方で、一見紳士、しかしその実は自分勝手で女たちを食い物にしている男、その内面に秘めた思い。その思いが明確に明かされるのは、最後になってからなのですが、その言葉を持って作品を振り返ると、腑に落ちるところもいくつか出てくるわけで、その意味では結構深い作品ではあるのです。主人公に思いを寄せるマジシャンをジェレミー・レナーが演じています。

 

 

7 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

今回は近作に比べておとなしい印象で、アクション映画としてよりもスパイ映画という部分に重きを置いて作られた感じです。その意味では第1作めに近いのではないでしょうか。けっしてつまらなくないし、本来のスパイ映画としての原点に戻ったという部分では、むしろ良かったのではないかと思います。ただその分、この映画ならではという特徴的な面が薄れてしまったところはあります。ジェレミー・レナーもレギュラー化?

 

 

8 ジェシー・ジェームズの暗殺 

伝説の犯罪者ジェシー・ジェームズを演じたブラッド・ピット。確かに彼がスクリーンに登場するだけで殺気が漲り、一緒にいる人物が「いつ殺されるのか」という恐怖と緊張にいたたまれなくなる様子が、ピリピリと伝わってきます。悪の英雄、悪のカリスマ、そんなオーラで包まれたジェシー・ジェームズを見事に演じていたと思います。彼自身が持つスターとしてのオーラをうまく転化させていましたが、この役はやはりスター俳優にしか出来ない役どころかもしれません。対するケイシー・アフレックもまた見事。羨望と怯えと野望が入り混じった20歳の青年の複雑な心理状態を、繊細な表情の変化で表現していました。その中でジェームズ兄弟の従弟役でジェレミー・レナーは出演。

 

 

9 アメリカン・ハッスル

豪華俳優陣が揃ったちょっとシニカルなコメディです。詐欺師と捜査官、政治家らの知的な攻防が見どころ。クリスチャン・ベールの激太りぶりがとにかく印象的でした。ジェレミー・レナーは市長役。

 

 

10 ザ・タウン

まさにベン・アフレックの、ベン・アフレックによる、ベン・アフレックのための映画でしょう。なんとも主人公に都合のいい展開には、若干呆れてしまうところもありますが、まあ監督の特権でもありますからね。内容的にも特に目新しさもオリジナリティもなく、至ってノーマル。この内容としては、やや上映時間も長めで、いまひとつスピード感もありません。職業監督ではない彼が敢えてこのお話で映画を作ったところも理解さしづらいほど特徴のない作品で、結局自己満足が目的だったのかもしれないですね。主人公の仲間の一人がジェレミー・レナー。