発明家の映画 ベスト10
いろんな物の発明の積み重ねで今の社会がなりたっているわけで、
そんな発明や発明家を描いた映画の特集。
1 シューティング・フィッシュ
オタク発明家とちょっとイケメン風のコンビの詐欺師。インチキ発明品で金をせしめようとしますが…。なんといってもヒロインを演じるショートカットのケイト・ベッキンセールが抜群の可愛さ。二人の詐欺師も愛嬌があって、とってもキュートなラブ・コメディになっています。
2 ミクロキッズ
一家のお父さんは物体を小さくする機械の発明に没頭。そしてある日その機械が作動してしまったことからさあ大変。全体的にコミカルに展開していて,まとまりもよく、見やすい作品になっています。虫やら植物やら煙草、水、機械といった小道具が上手に使われていて、特に友達の男の子が芝刈機を使うシーンは伏線もはっていている分可笑しい。また発明家の父親のキャラクターはボケを一手に引き受け、宙吊りで芝生を探しまわるシーンは傑作。
3 タイムトラベラー きのうから来た恋人
一家の父親である天才発明家が作り出したのは核シェルター。35年間家族で核シェルターで暮らし、子供も大人に成長して35年ぶりに地上へ出るのですが、そこで出くわすのは時代のギャップ。そんな現実離れした設定を笑いながらも、最後はキュンとするようなラブ・コメディです。
4 KARAOKE-人生紙一重-
カラオケを発明するまで、そして発明後、コミカルでハートフルにカラオケ発明者の半生を描いていて興味深い。カラオケの発明により貧乏から脱するも、特許をとるということもせず、そのおかけで大金を手に入れることもなく人生を送っている主人公の生き方というものが表れています。ある種のサクセスストーリーでもありながら、ガツガツせずに流れの中で生きている様子が、なんとも親近感を覚えるのです。
5 チキ・チキ・バン・バン
主人公の発明家が手を加えて走らせることに成功した自動車をめぐる家族でのアドベンチャー・ミュージカル。追っ手のドジっぷりが愉快なファミリー映画です。
6 アイアンマン
ロバート・ダウニーJr.演じる主人公は天才発明家であり実業家でもある設定。その彼が作り出したパワードスーツがとにかく強力。ということで、シリーズ化され、ヒーロー集合映画にも登場するおなじみのアイアンマン。ピカピカのロボットのようなスーツに身を包んで激しく動き回る姿は、それだけでも夢があって楽しいものです。
7 底抜け大学教授
冴えない教授が発明した薬品によって,傲慢なハンサム男に変身して,意中の女性をものにするという、型通りのストーリー。変身振りがいかにもというベタベタコメディ。
8 ヒューゴの不思議な発明
ストーリー展開はあってないようなもの、見つけては追いかけ、追いかけられては逃げる、その繰り返し。この単調さは大人が鑑賞するには少々物足りない。かといって子供が集中力を持って最後まで観続けるというのもきついかもしれません。元祖SF映画を持ち出してきて映画愛を訴えようとする意図だけは分かりますが、それが受け手に感情的に伝わるかと言うとまたそれは別物。
9 結婚五年目 (パームビーチ・ストーリー)
発明家ながら、その発明がまず金を作らないという夫と妻、そんな夫婦も結婚して5年目。倦怠期を迎えつつある二人のあれこれを描いた結婚コメディです。ただこのオチは安直。
10 ジャイアント・ベビー
ミクロキッズの逆を行くわけですが、体が大きいからかというわけではないだろうが、作品自体にシャープさが欠けてしまいました。動きが何処となくスローモーなのが映画自体もスローモー。アイディアとしては悪くはなかったのですが、視点が小さい側から大きい方を見ているため、単調になってしまいました。