●ケイシー・アフレック 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ケイシー・アフレック 出演映画 ベスト10

 

ベン・アフレックの弟という印象が強かったケイシーですが、

近年はその演技力が評価されることも多くなり、

アカデミー主演男優賞も獲得。

今後の活躍と作品選びから目が離せません。

 

1 チェイシング・エイミー

私の大好きな作品です。好きな女性の過去をどこまで受け入れられるか。調べるほどに過激な過去が明らかになっていく中で、二人の揺れる心がとても切なく伝わってきます。ヒロイン役のジョーイ・ローレン・アダムスが素晴らしい演技。主演はベン・アフレック。ケイシー・アフレックはリトル・キッド役。

 

 

2 インターステラー

ボリューム感、スケール感にSF映画らしい壮大な映像、そしてドラマと見所も多く、非常に見応えのある作品でした。人類滅亡を救うべく立ち上がる…というよくある展開ながらも、かなり凝った構造で見せることで、既存の作品のそれとはまた一味違ったオリジナリティが感じられ、多少あざとさが気になることはあったにせよ、大作に相応しい充実感を得ることができました。マシュー・マコノヒー演じる主人公の成人した息子をケイシーが演じます。

 

 

3 200本のたばこ

大みそかのニューヨークを舞台にした若者たちの恋愛群像劇。ケイシー・アフレックはバンク少年二人組の1人として出演。クリスティーナ・リッチにふられて、ケイト・ハドソンと恋に堕ちる役どころ。このように最後にカップルの組み合わせが変わるところが面白い。

 

 

4 誘う女

キャリアのためには何でもするとんでもない女の役をニコール・キッドマンが熱演していて、展開もなかなか面白い。そして彼女に振り回される男どもがなんとも情けないのです。ケイシーは落ちこぼれ高校生役。

 

 

5 マンチェスター・バイ・ザ・シー

ケイシー・アフレックが繊細な演技でオスカーを獲得した作品。兄の死に遭い故郷に戻ってきたところ、知らない間に甥の後見人にされており、仕事も別の都市で持つ身の上、いろいろ悩み、どう甥っ子に対し道筋をつけていくかを悩み、決断していくまでを描いています。回想シーンを織り交ぜながら、主人公の過去に、或いは兄の過去にどんなことがあったのか、故郷に住むことに対する影のようなものが冒頭から漂う中、その正体を次第に明らかにしていく構成に、最初は愛相がなく怒りっぽい主人公に好感を持てなかったものの、次第にその人間性が見えてくるにつれて、甥に対する優しさがじわじわと染み入ってきました。

 

 

6 ジェシー・ジェームズの暗殺

伝説の犯罪者ジェシー・ジェームズを演じたブラッド・ピット。確かに彼がスクリーンに登場するだけで殺気が漲り、一緒にいる人物が「いつ殺されるのか」という恐怖と緊張にいたたまれなくなる様子が、ピリピリと伝わってきます。悪の英雄、悪のカリスマ、そんなオーラで包まれたジェシー・ジェームズを見事に演じていたと思います。彼自身が持つスターとしてのオーラをうまく転化させていましたが、この役はやはりスター俳優にしか出来ない役どころかもしれません。対するケイシー・アフレックもまた見事。羨望と怯えと野望が入り混じった20歳の青年の複雑な心理状態を、繊細な表情の変化で表現しています。映画の構成にしても、伝説の犯罪者とともに時間を過ごすだけでそのシーンに漂う緊張感、そして殺すか殺されるかの事の成り行き、さらには二人の人生の対比までが興味をそがないようにうまく組み立てられ、まずは丁寧にきちんと作られた映画であることは言えるでしょう。

 

 

7 ザ・ブリザード

嵐ものの作品は、画面も暗いし映像も単調になりがちになってしまうのですが、その中で陸上の様子を挿し込んで変化をつけたりで、なんとか飽きさせずに見せる工夫をしていたと思います。クリス・パイン演じる主人公は、無茶な上司の要請にも文句を言わず、気の強い恋人の圧力にも嫌な顔せず、大勢の遭難者を見ても動揺せず、最善を尽くそうとする姿には、敬服せざるをえません。一方でこの婚約者は、仕事中にも関わらず何回も電話して上司への伺いを催促したり、ずかずかと職場にまでやってきてわめき散らしたり、一人で車で立ち往生してみんなに迷惑かけたりと、これを観ている限りではめんどくさい女。こういうタイプの女性が出てくれば普通なら最後にギャフンといった目にあわせられるのが常なのですが、そこが実話なのでしょう。二人は目出度く結婚に至るわけで、そのあたりが一味違う味付けだったりもしました。機関士を演じているのがケイシー・アフレック。

 

8 ペントハウス

肩の力を抜いて気楽に観られる作品ではありますが、あとには何も残りませんね。高層ビルの最上階から車を盗み出そうとするシーン、コメディとしても、アクションシーンとしてもそれなりに見所はあったのですが、全体としてはややインパクト不足。コメディとしても笑いどころがたくさんあるわけでもないし、クライムムービーとしては緩すぎる感じで中途半端。脇役にもそこそこのキャストを配し、それなりの豪華感があるだけに、作品そのものが平凡なのは惜しい気がしました。ケイシーは主人公の義弟役。

 

 

9 オーシャンズ13

ホテルのカジノという華やかな舞台には、さすが彼らスターたちは似合いますね。犯罪の目的自体も分かりやすくなり、キャラクターの特技や性格の説明がいらない分、本筋に費やせる時間も増え、それなりに犯罪の手口を楽しむことはできました、ただ、やはりその手口についての説明までも足りなくなってしまい、何をしているのか、どんな仕掛けになっているのか、ちょっとわかりづらいところもあったのも事実です。それでも前作「12」よりは面白く観られたでしょうか。

 

 

10 キラー・インサイド・ミー

狂った男の静かな狂気が異様な静けさの中で描かれている作品。一見普通に見える保安官助手の止まらない犯行にぞくっとしますが、とても共感できるものではないですね。後半は単調で残念。保安官助手である主人公がケイシー・アフレック。