クローン映画 ベスト10
2018年最初はクローン映画の特集です。
1 アイランド
展開も分かりやすく、主演にスターを使い、近未来を舞台としたSFの中にサスペンスあり、アクションあり、ヒューマニズムあり、社会性あり、そして最後はロマンスもありとあらゆる要素を詰め込み、最後まで飽きませんでした。クローンが主役となってクローン側の立場から描かれている作品はまだあまりなかったように思います。細かいところを突っつけば、何も知らないはずのクローンがへんなことを知っていたりと矛盾はないわけではないですが、それ以上に楽しく観られました。
2 オブリビオン
廃墟と化した地球の姿と先進的な飛行ロボットの対象による映画的な映像。一方で明確に映像としては見せない地球外の様子については、会話によって想像力を掻き立てる演出。ミステリアスな登場人物達。ストーリーの進行自体は決して派手ではないですが、不穏な空気の中で少しずつ静かに明かされていく真実に、終始目が離せず、面白く観ることができました。何かがおかしい、何かが隠されているとは感じながらも、それが具体的に何なのかということがはっきりせず、そのあたりの謎の見せ方が巧みだったと思います。
3 月に囚われた男
ほぼ一人芝居が続く中、静寂と閉鎖された空間での不気味な怖さを感じる独創的なSF映画になっています。3年でだめになるようにし、約束の3年で任務を終了しないで、クローンで次々に代役を立てていく陰謀。あー恐ろしい。
4 未来世界
1976年の作品ということで、クローンを扱った映画としてはかなり早い作品。大レジャー施設を舞台に仕組まれた陰謀。何かあると思わせながらも終盤近くまで答えをはっきりさせないまま、クローンとの対決もエンディングへ。どちらが勝ったかをみせない演出もまた憎く、古さはあるものの、面白く観られました。
5 シンクロ
B級映画ですが、クローンと本物の生存合戦を静かな中にも緊張感を持って見せていて、なかなか面白かったです。閉鎖された空間、限られた人物でも、見せ方で面白く見せられるということですね。最後はゾーッとしました。
6 イーオン・フラックス
未来社会において、人々の知らされていない秘密と陰謀、それをめぐるサスペンス調の展開がなかなか面白い。敵と味方が入り乱れてどう収拾をつけていくのか、最後まで目が離せませんでした。そして何よりもシャーリーズ・セロン。人工的なムードのあるヒロインには、美形でスタイル抜群の彼女はピッタリとはまります。CGを必要以上に多用した映像には好き嫌いが分かれるかもしれませんが、時間もコンパクトにまとめられ、気楽に観られるので、SF映画好きにとっては楽しめるのではないでしょうか。
7 バイオハザード ザ・ファイナル
じり貧だったシリーズも、最後は多少持ち直した印象です。短くスタイリッシュにつないだカットが非常に観にくいという欠点はありましたが、廃墟と化した街並みをバッグに最後の一縷の望みに掛けて抗ウイルス剤を手に入れようと走るジョヴォヴィッチの姿は、年を重ねても凛々しいものがあります。抗ウイルス剤が放たれると瞬間にゾンビが死んだり、クローンだらけで本物が分からなかったり、戦車もどきにひもで繋げられて走らされたり、馬鹿馬鹿しさや破たん箇所も満載でも、これはこれで面白かったのではないでしょうか。
8 スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
スターウォーズシリーズに登場するクローン軍隊。作品自体は若い二人の恋物語にスポットを当て、シリーズの中では甘さの強い作品ですが、クローン兵で構成された大群は迫力と不気味さであふれています。それにしても二人の恋愛シーンが、未来世界の中でどこか時代劇的なムードとなっていて、スターウォーズにそぐわない感じで観ていました。
9 オースティン･パワーズ：デラックス
ドクター・イーヴルの8分の1のクローンのミニ・ミーが登場し、コメディを盛り上げます。 映像や言葉での遊びが散りばめられていて笑える作品。色の使い方も派手で、60年代のセンスの古さがかえっておしゃれ。
10 クローン
そのままズバリのタイトルのSFサスペンスです。一体クローンなのか、本物なのか、登場人物も観ている側も誰を信じていいのかわからない状況がスリルを誘い、最後まで目が離せません。観ているだけでワクワク感のある未来描写も楽しかったです。
11 ジュラシック・パーク
12 スピーシーズ2
13 CODE46
14 アダム 神の使い 悪魔の子
15 エイリアン4
16 ネメシス Ｓ．Ｔ．Ｘ
17 ルパン三世 ルパンVS複製人間
18 ジャッジ・ドレッド
19 シックス・デイ
20 クローンは故郷をめざす