レオナルド・ディカプリオ 出演映画 ベスト10
いよいよこの大スターの登場です。
説明の必要はありませんね。
1 ブラッド・ダイヤモンド
重いメッセージの込められた濃密な社会派ドラマとして、見応えのある一級の娯楽サスペンスとして、双方を両立させた実に力のある作品です。社会派映画としては、アフリカが長い間抱えている問題点をわかり易く浮き彫りにさせ、観ている者にも強く訴えかけてきます。我々に問題をただ認識させるだけではなく、あなた自身の問題でもあるのですよと、答えを迫ってくるのです。ダイヤの密輸を生業にする主人公がディカプリオ。
2 タイタニック
ディカプリオを世界的なスターに押し上げた作品で、日本での歴代興行収入ランキングでも洋画のナンバーワンに君臨し続けるお化けムービー。パニック映画とラブストーリーを融合させ、盛り上がりを最高潮に持っていく演出も絶妙。さこに音楽が加わり、3時間を超える長さを感じさせないほど、観る者を夢中にさせてくれます。
3 レヴェナント 蘇えりし者
瀕死の重傷の主人公がなんとか復讐を果たそうとする一念から必死で生き残ろうとする姿がとにかく生々しくリアルです。生肉を食いちぎったり、怪我の体に熱い鉄のようなものを押し付けたり、馬の内臓を取り出してその中に入り込んで寒さをしのいだり、歩けない体で川を泳いだり…。口の周りや体を土まみれで熱演するディカプリオの姿は、まさにオスカーに値する体を張った挑戦でした。
4 ワールド・オブ・ライズ
ディカプリオの独壇場ですね。痛々しいシーンには思わず目を背けたくもなりましたが、その部分も含めて、男らしさを存分にアピールできた作品、リドリー・スコットの演出も冴えていたのではないでしょうか。かっこよかったです。
5 ウルフ・オブ・ウォールストリート
上映時間も含めてボリューム感いっぱいの熱のこもった作品で、作り手、演じ手、そしてベルフォートという人物のエネルギーがビシビシと伝わってきました。特にディカプリオは大熱演で、力がはいっていましたね。
6 ディパーテッド
大傑作「インファナル・アフェア」のリメイクということで、お手並み拝見という感じで観たのですが、まずは健闘といっていいでしょう。もちろんオリジナル作を観ていたことで、そのときに感じたワクワク・ドキドキが薄れてしまうのは仕方ないところですが、この作品から観たとしたら、かなり楽しめる内容にはなっていたと思います。きちんと白黒つけるところはいかにもアメリカ的でもありました。
7 J・エドガー
日本の一般人にとってはあまりなじみのない人物ではありますので、こうして映画で観て初めて知ることが多いです。強引な捜査、権力に物を言わせた言動や部下の選別、気に食わない相手への異常なほどの攻撃性、信頼する部下との愛情に近い異常な関係…ととにかくスキャンダラスな内容にびっくり。
8 仮面の男
双子の国王(もちろんディカプリオ)というありがちな設定ながら、ついつい物語にひきこまれていました。四銃士の固い絆を中心に、男の格好良さが上手に出ています。良くも悪くもアイドル映画的な要素が感じられる作品ではあります。
9 バスケットボール・ダイアリーズ
アイドル映画によくありがちな若者の無軌道を描いた作品ですが、若いころのディカプリオの繊細さが演技にも表現された作品になっています。親友の死から深みにはまっていき修正がきかなくなる主人公、悪友たちが取り返しのつかないところまで行き着いてしまい、母親からも見放されたことで、なんとか更生のきっかけをつかむところで安心といったところです。
10 ボーイズ・ライフ
デニ-ロの悪役に徹した演技がこの作品を引っ張り、彼の威圧的な態度により精神的に追いこまれて行く母と息子の閉塞感が苦しいくらいに伝わってきます。最後に耐えきれなくなって爆発するシーンまでの心理的な揺れにリアリティを持たせている。若きディカプリオも繊細な思春期の心の揺れを表情でうまく表していて、才能の片りんを見せています。
11 シャッターアイランド
12 インセプション
13 レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで
14 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
15 華麗なるギャツビー
16 ザ・ビーチ
17 クイック&デッド
18 ジャンゴ 繋がれざる者
19 ギルバート・グレイプ
20 アビエイター