カルチャーギャップ映画 ベスト10
文化の違う世界にやって来た人物が感じるカルチャーギャップを
笑ったり茶化したり珍しがったり
そんな映画を集めてみました。
1 グッド・ライ~いちばん優しい嘘~
アメリカにやってきた難民の兄弟たちの生活と、彼らを支援する人たちとの交流を描いた作品。カルチャーギャップを描いたユーモアも入れ込み、辛いことばかりでなく、喜びや笑もきちんと描いています。希望しても国から出られない人、運よく渡航できても生活になじめない者…全員が救われる、そして平和に暮らせる日は来るのでしょうか。
2 ちょんまげぷりん
江戸から東京へタイムスリップしてやってきた錦戸亮演じるお侍さん。母子との交流の中で、そのカルチャーギャップを、現代の都市文化の問題点なども盛り込みながらも娯楽作に仕上げた質の良いコメディ映画です。
3 タイムトラベラー きのうから来た恋人
子供の頃に核シェルターに家族で入り、35年ぶりに地上に戻ったブレンダン・フレイザー。世の中はすっかり変わり、カルチャーショックを受けながらも、時代遅れの行動をとり続ける主人公を笑い、そして彼の恋を応援する、そんな時代間のカルチャーギャップを描いたコメディ映画です。
4 ダーリンは外国人
国際カップルをモチーフにした気楽に観られるラブコメディ&ホームドラマ。お互いの人間性がどうこうというよりは、間に立ちはだかる文化の違いとい国民性の違いとか、そんな障害を主軸に描いてほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。
5 星の王子ニューヨークへ行く
アフリカの架空の国の王子がニューヨークにやってきて起こす大騒動を描いたエディ・マーフィの代表作のひとつ。設定からだいたい話の流れは分かるのですが、その分安心して楽しめる作品になっています。国家間のカルチャーギャップを笑う映画。
6 王様と私
イギリスからシャムに家庭教師として王様一家にやってきた女性のカルチャーショックの連続の中でも、強い意思を持ち凛とした態度で使命を果たそうとする姿は見事でした。
7 ミスター・ベースボール
メジャーリーグから日本の中日ドラゴンズにやってきたベテラン選手が、日本とアメリカの野球の違いに戸惑う姿を描いた作品。高倉健が監督を演じています。今以上に日米の野球の差があった時代、そのギャップにスポットを当てながらも、そのギャップを越えて通じる人と人との交流をきちんと描いています。
8 テルマエ・ロマエ
古代ローマから日本の銭湯にタイムワープしてやって来た阿部寛の感じたカルチャーショックを描いたコメディ。主要な古代ローマ人役キャストに日本人を当てて映画化するというアイディアは面白く、阿部寛のとぼけた味わいも前半はうまく作用していましたし、時々はさまれる人を食ったような説明字幕にもユーモアのセンスを感じました。
9 はじまりへの旅
森の中で生活していた一家が、病院で死んだ母親の葬式の為に、一般社会に触れることになったのですが、世間の常識を知らない子供たちは戸惑うばかり。さらに変わり者の父親との関係も崩れかけていきます。そんなカルチャーギャップを扱いつつも、家族の絆を考えさせる作品になっています。
10 ロスト・イン・トランスレーション
しゃぶしゃぶ、ゲーセン、カラオケ、選挙カー、富士山‥日本というものをこういったもので記号化することで、その中で孤独をもてあま異国人のドラマを描こうとしたのでしょうが、いかにも表面的ではあります。でもソフィア・コッポラですから、致し方ないところ。