塩谷瞬 出演映画 ベスト10
プライベートではいろいろと問題を起こした彼ですが、
出演する映画は意外と堅い作品が多かったりもします。
そんな塩谷瞬氏を特集します。
1 パッチギ!
井筒和幸監督の代表作に主役として抜擢されたということは、期待されていたのでしょうね。在日朝鮮人の若者たちの有り余るエネルギーと鬱屈感が喧嘩シーンに集約。かなり激しいシーンもありながらも、どこかで爽やかさを感じさせる青春映画の傑作です。ところで高岡蒼佑、沢尻エリカ、小出恵介に塩谷瞬と、お騒がせメンバーが集まっていたのですね~、この映画…。
2 象の背中
余命を宣告され、残りをどう過ごすか?映画の中ではテーマとして時々取り上げられるテーマです。その中でこの作品は、死を迎えたときの1つの選択を見せることで、死を迎えるときの本人はもちろん、家族や周りの人々、そして医療や社会のあり方について考えさせる作品であったことは確かです。4人家族の息子役で塩谷瞬は出演。
3 少女たちの羅針盤
現在の部分をミステリー映画として、過去の部分は青春映画として、それぞれが全く違うテイストの二重構造の映画として興味深く観ることが出来ました。多少のチープ感はあるものの、青春映画として演劇に賭ける女子高生の友情を追いながらも、ところどころで別の時間軸でミステリーの要素をちらつかせることで、話の展開を追う面白さというものは十分。現在のシーンで恋人役の俳優を演じるのが塩谷瞬。
4 赤い文化住宅の初子
貧乏で高校もいけない兄妹ですが、不思議と悲壮感がないのが救われます。それはやはり彼女を好きな同級生の男の子の存在が大きかったでしょう。おとなしくて自己主張もしない主人公初子ですが、彼女にとって彼だけが希望の光となるわけです。塩谷瞬は兄妹の兄を演じています。
5 出口のない海
海軍版の特攻隊「回天」に乗り込む若者たちを描いた戦争映画です。志願して命を預ける若者達の胸のうちも人それぞれ。死んで神になることが唯一の世間への自己アピールだと強く思う者、国の敗戦を冷静に予感しながらも自らを納得させながら心のどこかで覚悟しきれていない者、それぞれの複雑な内面を戦争のない時代に生きる自分の青春時代と比べ、なんとも残酷でやるせない思いにかられます。
6 日輪の遺産
戦争に命を賭ける少女たち。佐々部監督らしく実直でストレートなドラマに仕上がり、テーマも分かりやすく伝わってくる作品になっていました。淡々として展開でしたが、少女たちが悲惨な決心を実行する場面は、やはりどうしようもなくやるせない気持ちになりました。現代シーンで出てくるある家族の孫娘の婚約者役で塩谷瞬は登場。
7 ゼウスの法廷
裁判官の婚約者が被告席に…設定としても話の展開としても面白いです。加えて現代日本の法曹界の裏側を見せながら、法曹界へのメッセージも明確に込められていて、作り手の思いというものも十分すぎるほど伝わってきました。主人公の女性と婚約するエリート判事役で塩谷瞬は出演。塩谷瞬は回天の整備員役。
8 道-白磁の人-
朝鮮の山に緑を取り戻すことを使命感に、山梨県からやって来た浅川巧にスポットを当てた伝記映画です。塩谷瞬は美術評論家の役。話の構成からすると、占領地である朝鮮の人々に対する思いやりや、そこの文化を理解しようとする姿勢にみられる彼の人徳を伝えることに重きをおいているのだろうことは伝わりましたが、ちょっと見せ方が下手。
9 青空のルーレット
それぞれに夢を抱えながらもビルの清掃会社で働く若者たちの青春模様を描いた作品です。塩谷瞬の主演作。思いを叶えるためには山あり谷ありの日々。それでも未来を向いて生きる姿はまさに青春でした。
10 初雪の恋 ヴァージン・スノー
いくつかの障害やすれ違い、典型的なメロドラマのパターン。それが日韓の高校生(宮崎アオイ&イ・ジュンギ)を主人公に繰り広げられます。分かっていてもやはり最後に再会するところは盛り上がるものです。クラスメート役で塩谷瞬は出演。