ともさかりえ 出演映画 ベスト10
若いころは歌も出したりと、アイドル的な人気もありました。
近頃は二度目の離婚など、私生活では大変みたいですが、
お母さん役などで時々映画にも顔を出しています。
イマイチな作品でもランキングに何作か入れざるを得なかったですが…
1 うた魂♪
合唱というもには、ソロや少人数で歌うものとはまた違った不思議な力があるもので、この映画でもそんな力が充分に伝わってきて、とても心地よい気持ちになれました。みんなで気持ちを込めて歌うことの素晴らしさ、そして歌で人の気持ちを揺さぶるのは、技術や歌唱力でなく、歌う人の魂なんだと、そんなことを教えられた思いでした。ともさかさんはケーブルテレビ局のディレクターを演じています。
2 AIKI
交通事故で夢も目標もなくした青年が、車いすでも取り組める合気柔術と出会い、新たな目標を見つけていくまでを描いた佳作です。自分の運命を嘆き、模索し、やがて光を見出して行くまでの過程が丹念に描かれ、共感しやすい流れの中、師範役の石橋凌が抜群の存在感。ともさかりえは加藤晴彦演じる主人公の彼女役。
3 脳内ポイズンベリー
恋をすれば頭の中は相反する色んな思いが葛藤して、どうすべきか悩んで混乱しまくるもの。そんな頭の中の状態をコミカルに表現したコミックを原作に、楽しい作品に仕上げています。行くべきか待つべきか、続けるべきかやめるべきか、言うべきか言わざるべきか…そんな頭の中のやり取りをそれぞれキャラクターに代弁させての会議の様子は、案外的を射ているようであり、間違った方向に導いているようでもあり、まさに理性と本能との戦い。真木よう子演じる主人公が恋する相手の元カノ役でともさかりえは出演。
4 ちょんまげぷりん
「もし現代に侍が突然現れたら」という、誰もが一度は空想しそうなことを、タイムスリップという映画ならではのテクニックを使い、映像として実現化した上に、現代の都市文化の問題点なども盛り込みながら、娯楽作に仕上げてしまったところは見事です。そんな侍を受け入れるシングルマザーがともさかさん。
5 いけちゃんとぼく
いじめっ子との関係を主軸に、頑張れ少年よ!的な教訓めいたことが大きなテーマになっていて、分かりやすくはありました。登場人物の描き方も良くも悪くもステレオタイプ。ただストレートすぎて、大人にはちょっと物足りないかも。相手の見えない演技は子供にはかなり難しかったのではないでしょうかね。少年役の深澤くん、その点で大健闘!ともさかりえはそのお母さん役。
6 次郎長三国志
一つ一つのエピソードは題材としては面白いのですが、ストーリーをなぞっただけになってしまい、消化不良に終わってしまったというのが正直なところでした。さらにはところどころ笑わせようとしているのも滑り気味。気合だけが空回りして力みかえっての結果が、こうなってしまったのかもと思うのでありました。それにしてもよくこれだけの俳優を集めましたね。
7 PとJK
所詮漫画の世界ですから、高校生が大学生のふりして合コンに行き、そこで出会った10歳年上の警察官と電撃結婚もありでしょう。でも、この映画、あまりドキドキもワクワクも夢見感もなくて、恋愛映画の割にキュンキュンが不足しています。高校生らしく勉強しているところも、部活に頑張っているとこもなく、高校生でありながら、高校生活の楽しさがあまり表現できていないからではないかと思いましたけれど。ヒロイン土屋太鳳の母親役でともさかりえは出演。
8 1980
ばかげた設定にもかかわらず、突き抜けきることができないストーリーや演技。小道具や音楽は時代へのこだわりは見せているものの、登場人物たちの生き方や考え方には時代というものがほとんど反映されておらず、結局どの時代でも成立するし、あえて1980である意味は感じられなかったです。アイドルを演じたともさかりえ主演作。
9 センチメンタル・シティ・マラソン
なんだかよく分からないというのが正直なところ。雰囲気は悪くないし、どこかミステリアスなムードは充分伝わってくるし、異国情著ある前半とちょっと可愛らしい感じの後半の対照も悪くない。だが肝心の物語がどうもはっきりしないというのは観ていて歯がゆい。なんかともさかのプロモーション映画って感じ。
10 友子の場合
映画デビューとなる1時間ほどの作品。アイドル映画という感じで、ともさかりえを観たい人にはどうぞといった軽いコメディ。過剰な演出が少々鼻につきます。