●フェイ・ダナウェイ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

フェイ・ダナウェイ 出演映画 ベスト10

 

超ベテラン女優をとりあげます。

1960年代の終盤から1970年代にかけて多くの名作に出演し、

映画界にはなくてはならない存在でした。

その頃の作品を中心に、10作を選びました。

とにかく上位から中位にかけてのラインアップが凄い!

 

 

1 チャンプ

涙なしには観られない感動の親子愛です。強い絆で結ばれた父親と子供、そして認められなかった母親も最後には抱き合うシーンまで見られるのです。しかしながら、そのきっかけとなる大きな悲劇は、やるせなくて切なくてどうしようもありません。とにかく子役リッキー・シュローダーが素晴らしい。どんなことがあっても父親を慕い続ける健気で愛くるしい表情に、それだけでノックアウトされてしまいます。フェイ・ダナウェイは元妻を演じています。

チャンプ 

 

2 コンドル

緊張感ある展開と複雑に絡み合うCIA内部の黒幕関係に興味深く描いたサスペンス映画です。最後まで結末を読ませず、しかも新しい展開が起きていくストーリーは見応え充分。ロバート・レッドフォードが大活躍しますが、一方で通りすがりから事件に巻き込まれるフェイ・ダナウェイの存在がやや中途半端な気もしました。

コンドル

 

3 チャイナタウン

私立探偵に持ちこまれた水道局長部長の浮気調査が罠だったことから始まり、部長の死、未亡人との恋、その父親との隠された関係、警察との確執などなど複雑に入り組んだ話が渋くまとめられた雰囲気のあるミステリー映画です。ゴシップが暴露されて、名誉棄損で訴えようとする夫人の役でフェイ・ダナウェイは登場。

チャイナタウン 

 

4 タワーリング・インフェルノ

ビル火災がリアルに描かれている。助かったと思ったら、それで終わらずまた襲う危機。特に野外エレベーターからの婦人の落下シーンは衝撃的。安全を二の次にした人間の文明進化への皮肉もたっぷり。人災パニック映画の金字塔的作品。婚約中の女性の役で事故に巻き込まれるフェイ・ダナウェイ。豪華キャストも見どころ。

タワーリングインフェルノ 

 

5 俺たちに明日はない

軽快な音楽にのって犯罪が次々に行われて行く。映画史においても大きなを役割を果たしたといえるクライムムービーです。その軽快さと突如訪れる悲劇のラストとの格差がなんともいえないのですが、あっけらかんと強盗殺人を行うボニ-とクライドと音楽がうまくマッチ。フェイ・ダナウェイの初期の代表作。

俺たちに明日はない 

 

6 ネットワーク

アカデミー主演女優賞をダナウェイが獲得した作品です。どぎつい視聴率競争の裏側をいささか大袈裟気味に描いてはいるが、作り手側の意欲とメッセージを感じる力強い作品になっていました。なんといってもダナウェイ演じる視聴率に取り付かれ我を失って行く女性ディレクターの狂気ぶりが強烈な印象を植えつけます。

ネットワーク 

 

7 華麗なる賭け

なんともおしゃれで粋なクライム・ムービー。冒頭での銀行を襲うスタイルからスマートでかっこいい! マックィーンとダナウェイの頭脳線も、どこからどこまでが芝居でどこまでが本音なのか、観ている側も頭を使わせられました。いい意味での古さはあっても、今観てもおしゃれと感じることができます。

華麗なる賭け 

 

8 アルビノ・アリゲーター

クライム・サスペンスだが、物語の大部分が密室の中でのやりとりになっています。ケヴィン・スペイシー監督。単調ながら一方ですっきりしない部分もあり洗練された作品ではありませんが、くせもののぶつかり合いが楽しめます。人質にされた人々の一人としてフェイ・ダナウェイが出ています。

アルビノアリゲーター 

 

9 ドク・ホリデイ

色んな西部劇に登場するドク・ホリデイがここではタイトルロールになっています。西部劇といっても勧善懲悪のアクションを主体とする一般的な性質のものではなく、人間ドラマに重きを置いた伝記的な作品で渋い映画になっています。ワイアットアープとの関係を他作とはまた違った視点で描かれていて興味深いですが、なんといっても人間愛に目覚めて行くところが主題に描かれていて好感の持てる人物としての印象を残しました。酒場の娼婦を演じるのがフェイ・ダナウェイ。

 

10 さすらいの航海

ユダヤ人を大量に船に乗せて受け入れ先を探す第二次世界大戦の直前の出来事を描いた作品です。関連する歴史が分からないとやや分かりづらいところはあるかも。それぞれに事情を抱え人々の群像ドラマが繰り広げられます。

さすらいの航海