木下ほうか出演映画 ベスト10
以前からバイプレイヤーとして活躍していましたが、
テレビ番組で注目されて以降、
知名度も急に上がってきた感じです。
1 ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判
見応えのある前篇に仕上がっていて、登場人物がかなり多いのですが、それらが無理なく整理されていて、それぞれの性格や相関関係がすんなりと入ってきます。後篇もさまざまにものを背負いながらもどこでそれと折り合いをつけて生きていくか、生と死、因果応報について考えさせられる一方で、人が人を裁くという意味についても考えさせられるずしりと重いボリューム感ある作品でした。木下ほうかは教師役。
2 パッチギ!
井筒組で多く起用されていますが、その代表作がこれ。1960年代後半という時代の若者たち、そして朝鮮人のエネルギーというものが充分に伝わってくる作品でした。若手俳優陣が熱演。ホルモン屋に顔を出す在日朝鮮人のおじさん役で木下ほうかは出演。
3 パコダテ人
宮崎あおい演じる女子高生にしっぽが生えたというほのぼのとした可愛らしいコメディです。あまりに馬鹿馬鹿しい設定ながら、その中に家族愛や恋物語も盛り込んで、ところどころほろっとさせるような場面もあって、なんとも楽しい。木下氏は編集局長役。
4 金融腐蝕列島 呪縛
株主総会を通して社内改革を図ろうとする社内の争いを描く社会派映画。キャストが豪華で、重要な役を占める人数も非常に多く、それだけでも見応えがある作品です。緊張感とスピード感にあふれ、目が離せません。木下氏はメールを監視する役割の企画部員。
5 さよなら渓谷
レイプ事件の加害者と被害者が夫婦同然に暮らしているという変わった設定。一見貧しいけれど仲の良い夫婦の裏に隠された過去が、現在と過去を交錯させながら次第に明らかにしていく手法は、観ている者の興味をうまく掴んでいたとは思います。木下ほうかは刑事役。
6 燃ゆるとき
とにかく飾り気の全くないくそまじめな企業映画ですが、内容は分かりやすいし、ストーリーの無駄もなく、余計な演出も省き、ストレートに伝えたいことを描こうという姿勢は感じました。開発担当の社員役で木下氏は出演。
7 あ、春
相米監督独特のユーモアとペーソスのあふれた家族映画です。死んだと聞かされていた父親が突然帰ってきて、息子に面倒を見てもらおうとする。しかし嘘か誠か別の男の子供だと元妻から衝撃の一言。木下氏はサラリーマン役。
8 百年の時計
いささか琴電が前面に出すぎた嫌いがないではないですが、それぞれの時代、それぞれの事情や思いを抱いてその地で生きてきた人々の気持ちが伝わってきて、思いがけず心を動かされてしまいました。ことでん課長役のほうか氏。
9 毎日かあさん
「アル中」や「がん」を扱った作品にありがちな、観客の感情をむやみに煽るような過剰演出を極力避け、自然体の人間を見せることを主体にした方法には好感を持てました。小泉今日子は影のある役よりは、こういったあけっぴろげの役の方がはまるような気がします。木下さん、チョイ役です。
10 北の零年
時代の変化とともに人々の考え方や生活までも変わっていく様子が、時代の波についていっている要領のいい者たちと、乗り遅れてしまっている者たちとの差がはっきりと描き分けられている壮大なドラマ。木下さん、チョイ役です。
11 だいじょうぶ3組
12 原宿デニール
13 嫌われ松子の一生
14 パッチギ! LOVE&PEACE
15 旭山動物園 ペンギンが空をとぶ
16 一枚のハガキ
17 陰陽師
18 ZOO
19 ゲロッパ!
20 しあわせのかおり