会社映画 ベスト10
文字通り、会社を描いた映画、会社を舞台にした映画を特集。
1 ニッポン無責任野郎
植木等演じる主人公の口八丁舌八丁の調子の良さと言ったら愉快でしかたありません。嫁さんまで手に入れて、クビになればまた世渡り上手で、会社に復帰。名前がとにかく源均とはふざけています。何せ前作が平均ですからね。爆笑ものでした。
2 ハゲタカ
リーマン・ショック以降大きく崩れ、お金の動きに翻弄されている社会、そんな近年の状況を痛烈に皮肉りながらも、緊張感あふれるエンタテイメントとして仕上げたところは、さすが話題のドラマだけありました。玉山鉄二が熱演。
3 マイ・インターン
『プラダを着た悪魔』とは逆に、自分が新人を迎える上司側になったアン・ハサウェイ。かなり年上の部下のロバート・デ・ニーロとの人情味のある掛け合いは観ていてほっとするような気持ちになります。家庭のこと、仕事のことで悩みの多い彼女を、細かいところに気づく思いやりに、こころが癒されていく様子は、温かい気持ちにさせてくれます。
4 金融腐蝕列島 呪縛
内容は硬派のドラマですが、テンポもよく、常に緊張感が保たれて娯楽作としても充分観賞に絶えられる出来になっています。特に椎名桔平の演技が光ります。やや押さえながらも存在感のある格好のいい演技。若村麻由美もなかなか。キャストが豪華で、重要な役を占める人数も非常に多く、重厚感も充分。
5 沈まぬ太陽
企業の中の一員として生きるってどういうことだろうと、一サラリーマンとして考えることが次々にあふれ出てくる思い。と同時に企業としてのあり方についても、今一度考える機会にもなり、「コンプライアンス」という概念が一般的に浸透している現代だったら、この国民航空社の対応は少しでも違ったものになったのだろうかと、長い上映時間ですから、いろんなことが頭の中を駆け巡ったものです。
6 メルシィ!人生
小気味いいテンポでフレンチ・コメディ。なんといってもダニエル・オートゥイエの演技。いわれてみると、なんとなくホモっぽく見えてくるから不思議なものです。ジェラール・ドパルデューは逆にちょっと不可思議な感じ。女部長はまたまじめな顔してなかなかおいしい役どころ。おもわず吹き出したくなるようなシーンの連続で、終始にやけながら見てしまいました。
7 陽はまた昇る
企業名が日本の映画としては珍しく実名で登場し、リアリティを増しています。クライマックスは、自分がもしこんな風にされたらやっぱり泣いてしまうだろうなという心憎い演出。有名な話だけに、安心て観られます。
8 社葬
企業の人事抗争の、本来表に出てこない争いが見られて、不謹慎ながら楽しかったです。打算や目論見が交錯し、日本伝統的なビジネス社会ならではの仕来り、マナー、儀礼など、勉強になる部分も多かったです。とにかく熱い映画。
9 マージン・コール
前半の息詰まるような緊張感、豪華なキャストと期待値は充分。後半やや失速したのが残念でしたが、倒産の危機に直面した会社のバタバタぶりがスリリングに描かれています。
10 ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
プログラマーの世界がどこもこんな感じなのかどうかはともかくとして、そこと縁の遠い者にとって、面白楽しく、そして興味深くプログラマーの世界を垣間見ることが出来た思いです。極端なキャラクターが揃いも揃ったというところで、終始飽きることなく観られました。
11 ニッポン無責任時代
12 燃ゆるとき
13 摩天楼を夢みて
14 ワーキング・ガール
15 努力しないで出世する方法
16 フレッシュマン若大将
17 ディスクロージャー
18 摩天楼〈ニューヨーク〉はバラ色に
19 集団左遷
20 華麗なる一族