村田雄浩 出演映画 ベスト10
どくとくの風貌と朴訥とした味わいで存在感を示している俳優さんです。
今回出演作を並べてみて、
日本を代表する有名監督との仕事が多いことに気づきました。
とにかくそうそうたる名前と仕事をしています。
1 ミンボーの女
伊丹十三監督作品にはいくつか出演していますが、これもその一つ。ホテルを舞台に、暴力団との対決をコミカルにそして風刺たっぷりに描いた快作です。女弁護士を演じる宮本信子が生き生きとして魅力を発揮。村田氏はベルボーイを演じています。
2 あ、春
相米慎二監督独特のユーモアとペーソスのあふれた家族映画です。死んだと聞かされていた父親が突然帰ってきて、息子に面倒を見てもらおうとする。しかし嘘か誠か別の男の子供だと元妻から衝撃の一言。しかしその瞬間に隠していた病気が元で倒れ、アッいう間に余命僅か。ジェットコースターのように一家のもとに現れて、そして去っていく父親を山崎努が味のある演技で見せてくれます。佐藤浩市演じる主人公の同僚役で村田雄浩は登場。
3 恋するトマト
農業従事者にスポットを当てた国際的恋愛ドラマといえばかっこよすぎるでしょうか。前半は日本の農家の抱える嫁不足問題をクローズアップ、これは社会派ドラマかと思わせておいて、後半はフィリピンに舞台を移した恋愛劇が展開していきます。
4 理由
大林宣彦監督による群像ミステリー。とにかく登場人物の人数が多いのですが、それぞれの証言を重ねていくことで、殺人事件の真相を追っていく力技の作品。本格推理ものというよりは、ドラマ性を重視した作品という印象。交番のおまわりさん役で村田雄浩氏は登場。大林監督には重宝されています。
5 パッチギ！ＬＯＶＥ＆ＰＥＡＣＥ
こちらは井筒和幸監督。評価の高かった作品の続編ということで、ハードルは高かったかも。芸能界の魔の手に襲われるヒロインの描き方がややステレオタイプ的でしょうか。朝鮮将棋のおじさん役の村田氏。
6 釣りバカ日誌イレブン
本木克英監督によるおなじみのシリーズにも登場。浜ちゃんと同じ会社の釣りの弟子を村田雄浩が演じています。
7 助太刀屋助六
岡本喜八監督作。時代劇ですがコメディータッチで描かれ、真田広之演じる主人公の小気味よさが光り、活き活きとした雰囲気を創出しています。村田雄浩はその幼なじみ役。
8 壬生義士伝
滝田洋二郎監督作。日本人が好みそうな感情に訴える名誉と愛と友情の物語が展開されます。「時代劇」ではありますが、全体的にスマートな印象も。エンターテイメント性も兼ね備え、新撰組の終わりを叙情的に映し出しています。村田さんは大野千秋役。
9 青空のルーレット
ビルの清掃会社で働く仲間たちの新しい旅立ちや決心を描いた、大人の青春映画といった趣きです。中学校の用務員役で村田雄浩は出演。
10 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌
山田洋次監督とも。寅さんの恋愛沙汰がないので、シリーズの中では地味な印象の回ですが、伊藤蘭演じるマドンナの恋人を村田雄浩が演じています。