ロザンナ・アークエット 出演映画 ベスト10
俳優一家のアークエット家の長女もベテランの域に。
個性的な作品選びで独自の地位を築き、監督業にも進出。
1 ドラフト・デイ
ドラフト会議の裏側にある緊張感ある駆け引きをスリリングに描きだし、既製のアメフト映画とは一味違った興味深い作品になっています。決められた時間の中での駆け引き、そして迫られる決断。それぞれの利害や思惑がぶつかりあう中で、どれだけ納得する結果を生み出せるか。ドラフトの展開によっては一刻一刻と状況が変化していく中、オーナー、GM、監督、チームの選手、ドラフト対象者、ファン…それぞれが一喜一憂する姿に、MFL独特のルールもあいまって、一時も目が離せませんでした。主演のケヴィン・コスナーの別れた妻役でロザンナは顔を出しています。
2 デブラ・ウィンガーを探して
自身で監督を務めたドキュメンタリー映画は女優たちが多数出演。これだけのメンバーのインタビューが撮れたというのは、一重にロザンナ・アークエットの人脈によるものでしょう。女優独自の視点から構成がされており、女優監督ならでは。姉妹(パトリシア)の仲の良さも感じられて微笑ましくさえ感じられるなど、全体として視線の温かさを感じます。
3 バッファロー‘66
ヴィンセント・ギャロとクリスティーナ・リッチ、曲者の両者によるキュートで風変わりな恋愛映画です。独特の雰囲気が公開当時おしゃれな作品として人気を呼びましたが、思えばヴィンセント・ギャロのピークでしたね。そんなギャロ演じる主人公の初恋の相手役でロザンナ・アークエットは出演。
4 マドンナのスーザンを探して
ちょっとした行き違いから大騒動に発展するという、騒がしいコメディ。複雑なストーリーが勝負の映画、まだ若くてビッチ度100%のマドンナの個性も充分に発揮されています。でも主演は人妻を演じたロザンナ・アークエットです。
5 800万人の死にざま
緊張感は全編に感じられるサスペンス・バイオレンス映画。粗雑な印象のジェフ・ブリッジスとマフィア役にはもってこいのアンデイ・ガルシア、ブリッジスと惹かれあうという役どころのロザンナ・アークエットと実力派が競演。
6 パルプ・フィクション
凝りに凝ったタランティーノの才気にあふれたクライム・ムービー時間軸を自由に操って組み直し、豪華なキャストを複雑な人間関係の中で描き切っています。ラストがラストでないという意表のつき方もさすが。麻薬の売人の妻役でロザンナは登場。
7 シルバラード
正義が悪を倒すという正統派の西部劇ですが、なかなかの豪華キャスト。ロザンナ・アークエットは幌馬車隊の若い女性役で出てきます。
8 隣のヒットマン
ギャグもすべり気味で、なんだかパッとしない感じでした。オチがあまりにハッピーで、それまでのシニカルな感じとそぐわないし,コメディだからいいのかもしれないけれど、もうひといきですね。隣に殺し屋が越してくるという夫婦をマシュー・ペリーと演じています。
9 グラン・ブルー
ダイビングを通じて出会ったジャン・レノとロザンナ・アークエットが演じる男女の恋と海とのかかわりを描いたドラマです。個人的にはちょっと退屈でしたが…
10 ニューヨーク・ストーリー
3編によるオムニバス映画。最初の一編に画家の恋人役としてロザンナ・アークエットは出演していますしかしながら。特にその1作目はよく分からなかったのですが…