銀行員が主人公の映画 ベスト10
銀行員というとどうしてもまじめでお堅いイメージになってしまいます。
その銀行員が主役と言うことになると、
そのとおりまじめで融通の利かないキャラクターの話になるのか、
或いは隠された裏の面がクローズアップされるのか。
10本集めました。
1 ひみつの花園
西田尚美演じる女子銀行員はお金にとにかく目がないキャラクター。銀行強盗にあっとことから次々に展開するストーリーは破天荒ですが、それそれが絡み合っていた無駄がありません。矢口史靖監督の才能が最大限に発揮された傑作コメディです。それを西田尚美が怪演で支えています。爆笑でした。
2 スペル
まさにサム・ライミ監督の面目躍如といったところですね。アリソン・ローマン演じる銀行のローン係が巻き込まれるホラー映画は、「怖い」という言葉よりも「面白い」という言葉の方がぴったり。「こうくるか」と思わず唸ってしまったり、或いは「こんなバカな」と笑ってしまうようなシーンが次から次へと現れ、ツボをきちんと抑えていますね。
3 MW-ムウ-
頭脳明晰な銀行員を装った玉木宏の正体はとんでもない凶悪犯罪者。手塚治虫の原作を映画化した意欲作ですが、映画として面白く観ることが出来ました。原作とくらべてどうこうというのはあるかもしれませんが、単純に狂った男による犯罪サスペンスとして割り切れば、これはこれで面白いのではないでしょうか。
4 紙の月
銀行の契約社員を演じる宮沢りえは夫がいるにも関わらず若い男に走り、犯罪に手を染めてしまう様子を描いた作品。同僚役の小林聡美、大島優子まで含めて女子銀行員の生態が話題になった作品です。
5 ファイヤーウォール
ハリソン・フォードが演じるのは銀行の最高幹部のセキュリティスペシャリスト。テーマこそ現代のコンピュータ・セキュリティシステムを扱っているものの、作りとしては正統派のサスペンス映画になっていました。現代社会が抱える問題を折り込み、社会的な部分でのアピールもあり、ハリソン・フォードらしい作品でもあります。
6 イエスマン “YES”は人生のパスワード
銀行の貸付担当のジム・キャリーが冴えない日々を送る中、どんなことでも「Yes」と言うと誓ったことから生活に変化がみられるようになる様子を描いたコメディです。さわやかで前向きになれる素敵な映画となっています。ヒロインのズーイ・デシャネルが可愛かった。
7 チャップリンの殺人狂時代
チャップリン演じるまじめ一筋の銀行員は不況でクビを切られてしまい、代わりに選んだ仕事がとんでもないこと!そんなところから始まる作品ですが、実は戦争による大量殺人を痛烈に批判したブラックコメディ。とにかく戦争に対する風刺がきついこと。
8 反則王
ソン・ガンホが演じる冴えない銀行員がレスラーになるというハートフルなコメディです。仕事場でも家庭でも肩身の狭い思いをしている男の一念発起、大挑戦のストーリーは、男の悲哀に溢れています。
9 コレクター
銀行勤めの主人公は孤独で、蝶集めが唯一の趣味。ところがそんな男には裏の顔が。若い女性の「コレクター」だったのです。密室で限られた人物の心理的なやりとりが続きますが、サイコ・スリラーの走り的な作品にもなります。
10 マスク
6に続けてジム・キャリーが銀行員に扮しています。しかしいったんマスクをつけると大変身。その変貌ぶりが楽しいコメディです。