竜(ドラゴン)が出てくる映画 ベスト10
作品の中に竜(ドラゴン)が登場する作品を10本。
当然ながらファンタジームービーがずらりと並びます。
1 魔法にかけられて
徹底的にディズニーのおとぎ話ということにこだわり、わざとらしくても、真っ直ぐの王道であっても、とにかくあらゆるおとぎ話の要素を詰め込み、そして時にはそれを茶化しながらも、エンターテイメントに徹した結果、楽しいコメディに仕上がっています。基本はファンタジー・コメディなのですが、その中にラブロマンス、ミュージカル、親子ドラマ、殺人サスペンス、モンスターアクション、そしてアニメーションと、とにかく映画で表現できるエンターテイメント性をすべて盛り込んでおり、とにかくサービスも満点。ニューヨークに火を吐くドラゴンも現れ大パニックに。
2 千と千尋の神隠し
完成度の高い、飽きさせない作品。あたかも観ているほうもテーマパークの中に紛れ込んでしまったような気持ちになってしまいます。竜の姿に変わる少年ハクを助けようと一生懸命な千尋が愛おしくなります。
3 ホビット 竜に奪われた王国
ホビットシリーズの中から邦題の副題に「竜」とある2作目をピックアップ。作品としてはピーター・ジャクソンの手堅さが目立ちます。続きで終わって続きで終わることを前提としているだけに、初めから1つの作品として完成されたものを目指していないようですね。いよいよこれから戦いか?といったところで終わってしまう「続きは次作を乞うご期待」的な結びですが、悪びれているようには見えません。
4 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
物語の中でも、実際の子役たちも成長した4作目、今作はちょっとした恋物語もあり、映画自体ファンタジーからやや脱しミステリーの要素を強め、やや大人向きになった印象。画面も全体的に暗め。その中でドラゴン退治の場面があります。
5 エラゴン 遺志を継ぐ者
明らかに2作目3作目を意識したはい゛の作品でしたが、結局この続きは進んでいません。コンパクトにまとめ、余分なものを排除してテンポ良くスピーディに進行してくれるところは、この手の作品としては「可」。次はどうなるんだろうと思うと、あっという間に次の場面に移ってくれるので、じれったさはありませんでした。主人公はドラゴンライダーとして選ばれ、ともに成長していくのですが、裏切りにあってしまいます。
6 ベオウルフ/呪われし勇者
ファンタジー映画にありがちな勇気と冒険といった前向きな要素のみならず、対照的な秘密や陰、欲望の面もきちんと内容に組み込まれていたので、ドラマとしても見応えがあったように思います。ところどころの台詞の言い回しや、推理を必要とする暗示的な表現などを考えても、見かけ以上に大人向けの作品であったといえるでしょう。主人公ベオウルフと竜との戦いがこの作品のハイライト。
7 アルゴ探検隊の大冒険
今から見れば映像技術はおもちゃのようなものですが、一生懸命丁寧に作ろうとしている意気込みのようなものは充分すぎるほど伝わってきます。歴史劇にファンタジー要素を詰め込んで、一風変わった作品ではあり、古さ(1963年)は感じますが、ユーモラスな動きには親近感を感じました。7頭の巨竜が登場。
8 ネバーエンディング・ストーリー
こちらはテーマ曲もヒットした有名なファミリー向けのファンタジー映画。登場するドラゴンも強い印象を残します。夢や希望を持とうというメッセージなんかからしても、子供向けという感じがして、大人になって観るとちょっと物足りない気はしました。
9 サラマンダー
人類を滅亡へと追いやるかのように繁殖する巨大竜…。ただ映画としての描写はイマイチ。みな薄汚い格好をして、区別が難しく、またキャラクターの描き方も浅いため、単なる人物としてだけで終わっている登場人物がほとんど。子供の頃のトラウマについても、結局どう影響しどう克服したか、ほとんど逸話程度だけの存在に終わってしまっているので残念。
10 ダンジョン&ドラゴン
基本的にゲームなので、ファンタジーかホラーかSFか、架空の世界にはなるのでしょうが、どうも表面的な子供だましの描写になりがちで、深みが感じられません。登場人物までが機械的な印象になってしまうのはなぜでしょうか。いまいち入り込めなかったです。