山本耕史 出演映画 ベスト10
あまり映画のイメージは強くないのですが、
それでもそこそこのキャリアになりますので、
時々映画にも顔を出してはいます。
そうはいってもキャリアからすると少ないには違いありませんが。。。
若い頃は童顔で、どちらかというと弱弱しい役柄の
イメージが強かったですが、
いつの頃からか荒っぽい役も違和感なくこなせるようになりました。
1 それでもボクはやってない
周防正行監督の痴漢裁判映画の実態を描いた意欲作です。綿密な取材の上に丁寧に描いた作品であることは一目瞭然。さらに明確な回答を示さずに観ている者に答えをゆだねるようなスタンスが特徴的でもあります。疑いを賭けられる加瀬亮演じる主人公の友人役で山本耕史は出演。
2 はやぶさ/HAYABUSA
当時大手3社が同じ題材でそれぞれが時期をずらして作った「はやぶさ」映画。結果的に早い者勝ちだったように思います。竹内結子を主演に一番最初に作られたのがこれ。詳しい知識がなくても分かりやすいようにきちんと説明してくれ、およそ堤幸彦らしからぬ丁寧で万人向けの分かりやすい作品になっていたと思います。山本耕司は開発者の一人。
3 ミラクルバナナ
貧しくても明るく希望を持って生きているハイチの子どもたちを見ていると、幸せとはなんだろうと、考えさせられます。勉強したくても紙さえなかなか手に入らない、そんな彼らが紙を作ることができるようになった喜び。ヒロインの小山田サユリの生き生きした表情が素敵で、ついつい応援したくなってしまいました。紙の研究をしている大学院生役で山本耕史は出演。
4 最後の忠臣蔵
まとまりの良い作品だったと思います。展開自体は原作を知らなくてもほぼ先の読めるもので、その部分での緊張感というものはなかったのですが、話題性よりも身をとったキャスティングで、メリハリもきいて実にしまりのあるものになっていたと思います。山本耕史は茶屋の息子役で桜庭ななみに一目ぼれします。
5 世にも奇妙な物語・映画の特別編
今でもテレビで人気のシリーズですが、1回だけ映画版が作られたのがこの作品。山本耕史氏は導入部(ストーリーテラー)で登場。
6 くろねこルーシー
ほのぼのと優しくそしてどこか物悲しい猫と冴えない占い師の物語ですが、じわじわと染み入るものかあります。塚地の醸し出す哀愁のようなものがうまく作品に作用し、また意外にしっかりしている感じの安めぐみが上手。猫を介した家族の映画ともいえそうです。最後のシーンで塚地武雅演じる主人公の息子として山本氏は出ています。
7 ステキな金縛り
三谷幸喜監督作としてはややキレの悪い印象。どちらかというと、泣かせの要素に力が向けられていて、笑える部分があまりなかったです。私が笑ったのは、中井貴一の独り芝居の一ヵ所のみ。話の展開としても、さほど意外性のあるものでもなく平凡。山本耕史は殺人を企てた不倫中の夫役。
8 霧の子午線
吉永小百合と岩下志麻共演による女性の友情を描いたドラマですが、吉永が難病に侵された役どころで、終始湿っぽい感じにはなってしまいます。岩下志麻の息子を演じるのが山本耕史。
9 東京フレンズ The Movie
大塚愛を主役とした4人の若い女性の青春映画ではありますが、印象としては大塚のプロモーションムービー。いまどきこんなくさい台詞を使うか、というほど、観ていてむずむずしてくるようなくささで、映画としてはどうなのでしょう。ただ4人のキャスティングがバラエティに富んでいて、大塚愛に小林麻央、それに真木よう子! 山本はプロモーター役。
10 ユメ十夜
漱石の原作をもとに10人の監督が各10分で作った作品を集めたオムニバス映画です。10篇の作品で成り立っているので、当然出来不出来はいろいろ。山本耕史は第四夜で漱石に扮しています。