●法廷映画 (洋画編) ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

法廷ドラマ(洋画編) ベスト10 



法廷ドラマの中にもミステリー性の強い作品、

社会的テーマが深く込められた作品、

ヒューマンドラマ中心に描いた作品などいろいろあります。

そんな法廷ドラマから洋画に絞って10作。



1 いとこのビニー

男くさい法廷場面に花を添えたマリサ・トメイがアカデミー助演女優賞を獲得したコメディタッチの痛快な法廷映画。婚約者がかなりマニアックな車の知識を持っているという超裏技、しかも伏線もないため、ややずるさを感じないわけではないですが、そこを除けばしかも風刺もこめられた面白い作品です。笑いどころも多いです。


いとこのビニー


2 ニューオーリンズ・トライアル

陪審コンサルタントなる職業が登場し、法廷の裏での計略を暴き出す作品ですが、娯楽性と社会性を兼ねた見応えある作品になっています。裏の駆け引きに付随する緊迫感に一時も目が離せません。さらにはジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、ジョン・キューザック、レイチェル・ワイズといった名優たちの演技もあり、見所いっぱい。


ニューオーリンズトライアングル



3 ア・フュー・グッドメン

見応えある硬派な法廷サスペンス。トム・クルーズ演じる将校が最後にジャック・ニコルソン演じる大佐に対し、感情的に刺激して真実を吐かせる場面はなかなか緊張感があって、映画のクライマックスとして相応しい場面。デミ・ムーアの珍しく抑えた演技も好感を持てました。


アフューグットメン


4 情婦

最後に明かされるあっといわせる真実が衝撃を呼ぶ法廷映画の代表的作品。本格的な法廷劇にも、病み上がりで頑固な弁護士とおせっかいながら彼を心配する看護婦のやりとりがユーモラスで、暗くなりがちな法廷劇にちょっとした味付けをしていて、これがビリー・ワイルダーらしさなのかもしれません。そしてもちろんマレーネ・デートリヒの存在なしに語ることはできないです。


情婦


5 十二人の怒れる男

動きの少ない密室劇ではありますが、会話だけで最後まで緊迫感を保ち続け、見るものを飽きさせない脚本はたいしたもの。証言や証拠の疑わしさを一つずつ潰していき、一人一人無罪に意見を変えていく脚本は圧巻でした。


十二人の怒れる男たち


6 リーガル・マインド~裏切りの法廷~

冤罪による無罪放免を勝ち取った後、その嘘がわかり再度有罪に導くという二転型法廷ドラマに、女性弁護士の抱える子供との問題を盛り込んだ、実直な作品です。仕事と家庭の間で悩み苦しみそれでも戦っていく主人公をベッキンセイルが好演。また彼女を支えるニック・ノルティが陰でいい味を出しています。


リーガルマインド裏切りの法廷


7 エミリー・ローズ

実話を元に、現在進行形のシーンで法廷ドラマを、証言の再現シーンでオカルト映画をされざれ作り上げて、見事に融合させて出来上がった作品です。法廷シーンでは、神・悪魔の存在を法廷が認めるか、圧倒的不利な状況、教会からの圧力、有力な証人の突然の死、さらには自らも見えないものに覗かれているような恐怖感…、逆境の中でローラ・リニー演じる女性弁護士の活躍が楽しめます。


エミリーローズ


8 評決

荒れた生活を送っていたポール・ニューマン演じる弁護士がかつての意欲を取り戻し医療ミスに関わる裁判に取り組み、貴重な証言を引き出すことで結果を出すまでを描いた映画です。予定調和的ではありますが、安心感のある作品になっています。


評決


9 評決のとき

人種差別をテーマに、マシュー・マコノヒー演じる新米弁護士の活躍を描いた社会性の強い法廷ドラマです。とにかくキャストが豪華。サンドラ・ブロック、サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー、ドナルド・サザーランド、オリヴァー・プラット、アシュレイ・ジャド、クリス・クーパー、キーファ・サザーランド…。これだけでも観る価値ありでしょう。


評決のとき


10 英雄の条件

市民への攻撃を虐殺として軍事裁判にかけられた大佐と弁護士の友情をメインテーマに、陰謀を暴いていくものの、すっきりしない終わり方が、かえってリアルでもあります。弁論での決着が正統的な作品。

英雄の条件