●ルーハス・シーウェル 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ルーファス・シーウェル 出演映画 ベスト10



爬虫類系の容姿で、ちょっと出るだけで強烈なインパクトを残す

英国の俳優さんです。

今回はルーファス・シーウェルのベスト10です。



ROCK YOU!

時代劇に現代音楽を使って、映画自体がスポーティ・ポップな感覚のコスチューム劇に仕上がっています。平民が貴族にのし上がって行くサクセスストーリーに、ライバルとの争いやロマンス、友情に親子ドラマもからめて、分かりやすい構図。仲間のキャラクターや掛合いもコミカルで、見ていて飽きさせない展開。今は亡きヒース・レジャーの初々しくも清々しい雄姿も必見。ルーファスは悪役を一手に引き受け、物語を盛り立てていました。


ROCK YOU


②マーサ・ミーツ・ボーイズ

31の四角関係(?)を軽快に描いたラブ・コメディです。要するに3人の男でマドンナを取り合うというわけですが、3者それぞれの立場からマーサとの出会いの場面を語りながら、それを組み合わせて最終的に成立するといった、ちょっと洒落た構成がいいです。美人だけれどもどこか自分に自信がないヒロインにはモニカ・ポッターがはまり、あとは恋に落ちて愚かな行動を繰り広げる3人の男。それぞれキャラクターが違って、観ているほうは3人とも同じ女性を好きになっているというのが分かるだけに、右往左往ぶりがおかしい。その3人の一人をルーファス・シーウェルが演じています。


マーサミーツボーイズ


③ホリデイ

英国と米国、住む家を一時的に好感した2人の女性の恋模様を描いた心温まるロマンティック・コメディです。メインの4人の配役がみごとにはまった上に、ストーリー部分でも日本ではまだあまり馴染みのない「ホーム・エクスチェンジ」というものに当てはめることで、導入部分の引付けもうまくいったのではないでしょうか。メインの4人ではありませんが、ケイト・ウィンスレットが当初憧れていた同僚の役をルーファス・シーウェルが演じています。


ホリデイ


④幻影師アイゼンハイム

トリックそのものについては、途中で気づいてしまいまして、「やっぱりな」というところはあったのですが、いかにも高慢な敵役としてのルーファス・シーウェル演じる皇太子の存在感で、エドワード・ノートン演じる幻影師との対決をスリリングに観ることが出来ました。物語そのものをまずは面白く観られたので、この点では満足です。サスペンスフルなトリック映画として、まずは素直に楽しめるものになっていたと思います。


幻影師アイゼンハイム


⑤レジェンド・オブ・ゾロ 

マスクで正体を隠したヒーローが、その隠していることを気に病みながらも愛するもののために、そして正義のために悪者をやっつける!もちろん危機一髪という場面もやってくるのだが、絶対にヒーローは死なないというお約束のもと、この手の映画ではマイナス要素というよりはむしろ望まれる「ご都合主義」によって乗り切り、最後には一件落着平和が訪れるという絵に描いたような展開。でもその「ベタ」がいいんですよね、この手の映画では。キャサゼタにほれ込む敵役でシーウェルは登場。


レジェンドオブゾロ


⑥娼婦ベロニカ

娼婦になるきっかけから宗教裁判までの成り行きを描く中で、まじめで真摯な愛を訴える作品です。いかにも出来すぎていてうそっぽく感じないでもないのですが、実話に基づいているということはやはり重く、ついついドラマに惹きつけられてしまいました。ヒロインと愛し合った貴族の男をルーファス・シーウェルが演じています。


娼婦ベロニカ


⑦トリスタンとイゾルデ

まさに古典的な悲恋ストーリー。これぞ王道。運命に翻弄される二人の悲劇が、時代背景と戦争というアクションと合わせて浮きあがってきます。ヒロインがやや魅力不足というのが難点。トリスタンの育ての父親でイゾルデを嫁に迎える領主を演じるのがルーファス・シーウェル。


トリスタンとイゾルデ


⑧アメイジング・グレイス

とにかく生真面目なドラマですね。英国の歴史にも、奴隷制度の歴史にも疎い者にとっては、なるほどと思わせられることが多いのではありますが、その分やや面白味に欠けるところはあります。内容的には実に重みのある、そして歴史的に大きな意義のあることであると思いますし、映像的にも時代の雰囲気を丁寧に創り上げていました。奴隷廃止論者トマス・クラークソン役のルーファス・シーウェル。


アメイジンググレイス


⑨ブレス・ザ・チャイルド

キム・ベイシンガーの熱演が光る異色のオカルトサスペンスです。音信不通だった妹が赤ん坊と一緒に突然現れたことから始まる君の悪い出来事。いかにも米国的なオカルトものでとにかく派手です。その妹の新しい夫としてルーファス・シーウェルは登場してきます。


ブレスザチャイルド


⑩パリ、ジュテーム

5分ずつのちょっとした物語が20話というオムニバス映画は、パリに暮らす人々のちょっとした日常的なエピソードをつなぎ合わせたものです。やはり大都会、パリのここかしこで、色んな人が色んな暮らしをしているということを、改めて思い知らされます。若いカップル、年老いたカップル、親娘、外国から来た者、一人で過ごす者、重傷で動けない者、出会い、別れ…。それぞれが、どの都市でも起きているような何気ない出来事なのですが、パリを舞台にすると、不思議に絵になっていくのです。それぞれの目に映るパリの街もまたそれぞれなのでしょう。11つのエピソードは皆監督も違うのですが、1篇を除くと色合いも似ており、まとまった1つの映画として違和感もありません。

パリジュテーム