●西岡徳馬 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

西岡徳馬 出演映画 ベスト10



出来る上司、頼れる上司、社内の出世レースのトップ…

そんなイメージの役柄のイメージが強い俳優さんです。

主役と言うよりは、主人公を支えたり対立したりという立ち位置が多いですね。



①僕達急行 A列車で行こう

森田監督の得意とする力の抜けたほのぼのコメディは、非常に「らしい」映画でした。鉄道にあまり興味がない者にとっては、二人のオタク的知識についてはまったくついていけないマニアックな会話でありながら、二人が心から楽しんでいる様子が伝わってきましたし、同じ鉄道ファンといっても、その中でも興味の対象は人それぞれであるということもよく分かりました。会社の専務役で西岡徳馬さんは出ています。


僕達急行A列車で行こう


77日、晴れ

現代の御伽噺。映画の世界ならではの夢を見せてくれます。そしてその夢はまさにすべての男性が描く夢でもあるのです。その夢にドリカムの歌が見事にマッチして、七夕やクリスマスといったロマンチックなイベントムードを盛り上げ、最初から最後まで映画ならではの夢の世界の中で、観ている者たちを酔わせるような作品です。西岡徳馬は常務役と、まさにイメージそのまんまの役。



③江戸城大乱

将軍位継承に伴う権力争い、裏取引、陰謀…ひとつの歴史絵巻としては楽しむことができました。綱吉が5代将軍に就いたことは歴史上の事実でありますので、結果は分かっているのですが、それまでの過程には醜い争いがあったこと、それだけでも興味深く観られました。志母沢織部正役で西岡氏は出演。



④椿三十郎

もちろん森田芳光版。さすがリメイクしようとされただけのことあって、脚本に優れた面白い作品でした。黒沢版と同じ脚本で作られたということですので、この脚本であれば、誰がリメイクしてもそこそこのものは作ることが出来たのではないでしょうか。やはり映画の基本は脚本ということです。普段時代劇をさほど観ない人でも、歴史的な知識も必要なく、十分面白く観られる作品であることはいえるでしょう。大目付の役で西岡さんは出演。


椿三十郎


⑤放郷物語

高校を卒業し一人暮らしを始める準備の18歳、親友と密かに恋するその彼氏、寂しい主婦、転職して娘を探すバス運転手、コンビニで働くフリーター、どこにも転がっていそうなありふれた出来事を重ねて、ある種のプロモーションビデオのような雰囲気で、一春を追います。のんびりした風景とマッチした、ゆったりとした会話がどこか郷愁を誘う映画でした。西岡徳馬はなんとホームレス役。



⑥神様のカルテ2

前作では、あまりに浮世離れした栗原夫妻の会話や生活についていけない部分があったのですが、今作についてはその描写も過度にならずに、またテーマに沿った形で3組の医師夫婦の中の1組という形で一般化されて描かれることで、すんなり受け取ることは出来ました。現場の医師の多くが同じような悩みや葛藤を抱えて日々使命感の中で格闘しているということを、観ている人たちにそのまま伝えることで、素直にその厳しさを感じ取るができます。医大の教授を西岡徳馬氏は演じています。


神様のカルテ2


⑦神様のカルテ

病院ものの物語としては、実にオーソドックスな筋立て。設定部分を観れば、あとの流れはほぼ想像通りに進んでいき、その意味では安心して観ることはできます。配役的にも、要潤といい西岡徳馬といい、いかにもというタイプキャストですしね。


神様のカルテ


⑧小川の辺

静かに淡々と進んでいき、最後に大きな見せ場を持ってくるという藤沢時代劇のいつものパターン。それに慣れてしまってきていることに加え、より起伏の少ない前ふりが延々と続くことで、いまひとつ最後に向かっても盛り上がりにくい作品になってしまった印象で惜しい。西岡さんは侍医役。



⑨お日柄もよくご愁傷さま

結婚式・葬式・出産・離婚危機がいっぺんにやってきた一家のてんやわんやを、悲喜交々に描いているホームコメディです。ありそうでなさそう、でも本当にあったらどうするだろうなというところが、この作品のミソでしょう。主人公の義弟役で西岡徳馬は出ています。



⑩次郎長三国志

エピソードの積み重ね積み重ねで退屈はしないのですが、その分メリハリのない、山場に欠ける作品に仕上がってしまいました。それもこれも7本の作品を1本に無理にまとめたがゆえに起きてしまったことでしょう。一つ一つのエピソードは題材としては面白いのですが、ストーリーをなぞっただけになってしまい、消化不良に終わってしまったというのが正直なところでした。西岡氏の役名小川の武一・チョイ役です。