ドナルド・サザーランド 出演映画 ベスト10
息子キーファも活躍しているベテラン俳優。
映画の出演のペースは落ちていますが、未だ健在。
個性的なルックスと声で、大きな役から小さな役まで
幅広い演技で観客に印象を残してくれ続けてきました。
50年近い間に多くの作品に関わってきていますが、
その中から私の好きな10本を選んでみました。
①プライドと偏見
2005年の文芸ロマンス映画。姉妹5人の恋のあれこれを描いたこの映画の中で、サザーランドは5人姉妹の父親役として、脇をきちんと固めています。穏やかな雰囲気に好感が持てます。しかしなんといっても、この映画はキーラ・ナイトレイ。自分の中で知らない間に大きくなっていく恋心に揺れる女性の気持ちが、とにかくせつなくせつなく響いてくるのです。そんな魅力的に輝くキーラを温かく見つめている父親がサザーランドということで、とにかく素敵な恋愛映画、必見です。
②バックドラフト
1991年の作品で、アクションとサスペンスとドラマが程よく配合された娯楽作品として見応えのある映画です。意志を持っているかのように人間に襲いかかる炎、そしてそれに立ち向かう消防士、手に汗を握る展開にワクワクドキドキ。放火犯逮捕に一役買うので、放火常習者のサイコ野郎を演じるサザーランドということです。
③再会の街で
2007年のヒューマンドラマ。アダム・サンドラ―演じる主人公が、9.11で妻子を亡くして以降、すっかり生気をなくしてしまい、なんとか周囲が立ち直らせようとあの手この手で関わっていくのですが、なかなか吹っ切れないでいるというストーリー。判事役として出演するのがドナルド・サザーランド。
④スペース・カウボーイ
2000年制作、イーストウッド監督によるじいさん宇宙飛行士たちの活躍を描いた作品です。痛快・爽快でイーストウッドとしてはかなり明るい部類の作品になっています。そんなじいさん宇宙飛行士の一人がドナルド・サザーランドということです。
⑤普通の人々
1980年のロバート・レッドフォード監督によるオスカー獲得作品。かなり辛らつな語り口。一家平安が訪れてめでたしめでたしというのが一般的なホームドラマの結末なのですが、一人家族の中に悪者を作ることで、その形を崩しているのが衝撃的。家族は必ずしも全員揃っているのが幸せというのではないのかもしれないという問題提起なのか、本来一番のまとめやくであるはずの母親が実は家族を混乱に陥れていた構図が強く心に残りました。一家の主として過程を支えるのがサザーランド演じる主人公。
⑥イナゴの日
1975年のドラマ。1930年代のハリウッドを舞台に、美術部の青年、女優の卵、その父、彼女と奇妙な同棲をする男などの人間模様を綴っています。クライマックスのイナゴの大群のシーンは幻想的で、印象に残ります。
⑦JFK
1991年の社会派サスペンス。ケネディ暗殺と言う実に微妙で重いテーマを真剣且つ重厚に、そして見応えあるものに仕上げており、ストーン監督の意欲が充分以上に伝わってくる社会派ミステリー。出演俳優も豪華。誰が真実を言っているのか、ケネディ問題について一石もニ石も投じるような衝撃的で論理的な内容は、観ているうちにどんどん惹きこまれて行きました。匿名の情報を提供する陸軍大佐をサザーランドが演じています。
⑧同居人 背中の微かな笑い声
1997年のサイコ・スリラー。異常な同居人の言動に怖さを増していく中、観ている方も同化され、予想できない展開にドキドキ。一見好青年の部下を居候にさせたところから、サザーランド演じる株式ブローカーの日常が破壊されていき、最後は悲惨な結末へ。
⑨彼方へ
1991年の人間ドラマ。山を舞台にした男たちの嫉妬や意地をかけたドラマを描いた山岳ドラマ。サザーランドはジャーナリストの役として出演。
⑩特攻大作戦
1967年の戦争映画です。時代もあり、メッセージを廃し娯楽に徹した作品になっています。リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、ジョージ・ケネディ、チャールズ・ブロンソンといったなかなかの豪華メンバーの中でサザーランドは異才を放っています。
作品数も多いので、20位まで列記します。
⑪ミニミニ大作戦
⑫アウトブレイク
⑬ディスクロージャー
⑭評決のとき
⑮コールドマウンテン
⑯M★A★S★H
⑰アート・オブ・ウォー
⑱アサインメント
⑲コールガール
⑳ブレイン・スナッチャー 恐怖の洗脳生物