関めぐみ 出演映画 ベスト10
1985年生まれということで、非常にライバルの多い年代。
その中で台頭していくのはなかなか大変なことです。
同じ1985年生の主だった女優を挙げてみますと、
宮崎あおい、蒼井優、綾瀬はるか、満島ひかり、上戸彩、
相武紗季、貫地谷しほり、加藤ローサ、松下奈緒、加藤夏希、前田亜季
などなど錚々たるメンバー。
さらに1年若い1986年生が
石原さとみ、上野樹里、北川景子、沢尻エリカ、市川由衣、杏
2年若い1987年生が
長澤まさみ、井上真央、香椎由宇、鈴木杏、本仮屋ユイカ
もう1年ついでの1988年生が
新垣結衣、堀北真希、黒木メイサ、戸田恵梨香、吉高由里子、
榮倉奈々、徳永えり、佐々木希、佐津川愛美
と突き上げもそうとう激しいです。
その中で自分のポジションを掴むというのもなかなか大変でしょうが、
関めぐみは派手ではないものの、コンスタントにキャリアを重ねています。
主役で作品を引っ張るタイプではありませんが、
堅実にきちんと役割を果たしてくれる女優として、今後の活躍も期待されます。
テレビよりも映画をメインに活躍しているのも、
映画ファンとしてはうれしいところ。
①恋は五・七・五!
俳句甲子園出場に励む高校生たちの青春を描いた荻上直子監督の作品です。嫌々始めた俳句にいつのまにか楽しさを感じ、一生懸命になっていく文化部生徒の青春もまた楽しいです。劇中に突如意味もなくはさまれる「やさしい悪魔」のゆるーい歌がツボにはまりました。主演の帰国子女を演じるのが関めぐみです。
②包帯クラブ
傷を負った若者たちの繊細な心の交流を描いた作品です。人の痛みを知ればこそ、人に優しくできる、そんな思いを改めて感じさせられ、ぜひ大人の人にも観て欲しい内容でした。若手俳優がそれぞれ好演していますが、関めぐみは人との交わりが苦手で孤独な優等生の役で、存在感を見せています。
③彩恋
3人の女子高生の揺れ動く心を描いた爽やかで温かい青春映画です。それぞれに悩みを抱えながら日々を一生懸命生きている3人やその家族たちに、前向きな気持ちにさせられました。関さんは貫地谷しほり、徳永えりとの仲良しトリオとして主演。
④必死剣 鳥刺し
彼女としては珍しい時代劇。城中で殺されてしまう藩主の妾の役ということで、かなり嫌な役ですが、嫌な女も意外に似合うものですね。
⑤アヒルと鴨のコインロッカー
話題の原作を映画化した作品ですが、終盤に明かす「タネ」がなんといってもこの作品の命綱。ユニークな構成で非常に興味深い作品でしたが、その中で関めぐみは、瑛太演じる謎の若者の元カノで、留学生の恋人役で、重要な役割を果たしています。
⑥ハチミツとクローバー
人気漫画を映画化、美術大学に通う男女の片思いを描いた若者の群像ドラマです。当時売出し中の若手が揃った華やかなキャストの中で、関めぐみ演じる女子大生もまた男に振られてしまいます。
⑦ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
良くも悪くも市原隼人の映画。「チェーンソーエッジ」という言葉にイメージされるようなソリッドでギスギスした世界を描いたものではなく、ある悲しみを抱えているだけで、それ以外はどこにでもいるような高校生たちの気持ちの有り様を描いた、繊細で危うい映画です。コメディの要素、ファンタジーの要素、アクションなどの要素を入れ込んでかき混ぜた感じでしょうか。悲しみから立ち直り戦う女になるのが関めぐみ。
⑧素敵な夜、ボクにください
吹石一恵主演。カーリング選手の日韓国際恋愛映画です。カーリングチームの一員として関めぐみも出演。王道のラブ・コメディで、意外性はない分、安心して観られました。
⑨トワイライトシンドローム デッドクルーズ
6人の男女が船旅に出かけるのですが、その中で遭遇する殺人ゲームを描いたアクション・ホラー。関めぐみ演じる元優等生が計画した旅で起きる恐怖のゲームということで、関さんは主演です。
⑩笑う大天使(ミカエル)
ミッション系のお嬢様学校を舞台にドタバタを描いたコメディで、関さんは生徒の一人を演じています。主演上野樹里、その他に菊池凜子、伊勢谷友介、谷村美月と、今思うとかなりの豪華キャストです。みんなメジャーになる前でしたけれど。