ジェームズ・スペイダー 出演映画 ベスト10
私の好きな男優の一人。
独特の色気があって、他の人にはないムードをもった人なのですが、
最近ほとんどスクリーンで見かけないのが残念で仕方ありません。
復活を願って、彼の出演作から10本を並べました。
①プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角
アンドリュー・マッカーシーとモリー・リングウォルドという1980年代半ばの人気アイドルスターによる学園コメディ。恋する乙女心が満面に広がって、なかなか素敵な作品になっています。マッカーシー演じる青年のお坊ちゃまの親友役として出演するのがジェームズ・スペイダー。美少年ぶりを披露しています。
②水曜日に抱かれる女
ジェームズ・スペイダー演じるエリート建築家が魅惑的な美女と再婚。しかしその妻が実はとんでもない女で、だんだん本性を現していく中で、主人公を追い詰めていくというラブ・サスペンス。最後の逆襲が見物です。スペイダーはこういう作品がはまりますね。そして悪魔の奥さん役のメッチェン・アミックの美しいこと!この人もここ10年、姿を観ることがないのですが…
③セクレタリー
なんとも不思議な恋愛の形を描く異色作。SMチックな世界の中にある純愛を描くのですが、ともすると嫌悪感を覚えるようなシーンも多く、かなり微妙な線を狙っています。それでもスペイダーの存在感で、なんとか映画としてのギリギリの線を守っているようです。また見方によってはかなりブラック・コメディといってもいいような要素も多分に含まれており、単純に「恋愛映画」あるいは「官能映画」と割り切れないのも、この映画の魅力であります。
④トゥー・デイズ
ばらばらの出来事が最終的につながっていくような群像ドラマ風のサスペンス映画です。ひとつの殺人をめぐるいろんな思いや陰謀が渦巻き、成り行きで行動している人たちを皮肉な結果に陥れます。冷たい殺人者役を演じるスペイダーが存在感を示していますが、最後はやや緩くなってしまったのが残念。
⑤赤ちゃんはトップレディがお好き
予定調和の展開ではあるが、それが心地よく感じられるのは、ダイアン・キートンが元キャリアウーマンを感情豊かに生き生きと演じているからであろう。バリバリのキャリアウーマンが次第に人との交流に生きがいを見出して行く様が自然に描かれています。そんなキートン演じるヒロインの会社での地位を奪ってしまう若手社員を演じるのがジェームズ・スペイダー。
⑥セックスと嘘とビデオテープ
スティーヴン・ソダーバーグ監督の話題作。万人受けする映画ではなく、ともすると気取った感じに捉えかねない作品。室内での会話に終始し、セックスをテーマにした心理的なやりとりが難解ですが、その中でスペイダーは瑞々しく新鮮な魅力を出しています。
⑦スターゲイト
ゲートをくぐって、地球に似た環境の星へ行き、そこでの戦争ごっこ的なSFアドベンチャー映画。よくあるロマンスに裏切りを盛りこんでいる冒険もの。若き考古学者を演じるジェームズ・スペイダー。
⑧ミュージック・オブ・チャンス
借金を返済するために富豪宅の城壁工事をするはめになったギャンブラーをスペイダーが演じた風変わりな作品です。脱走したくても脱走できずに追い詰められていく様子が、なんとも微妙。
⑨ザ・ウォッチャー
キアヌ・リーヴス主演のアクション・スリラーですが、はっきり言ってこれは駄作。連続殺人鬼の犯行がやや緩慢で、スリル感に乏しい。キアヌも太っちゃって、どうも役柄としっくりこないです。むしろジェームズ・スペイダーと役が逆では?
⑩僕の美しい人だから
スーザン・サランドンを相手に年上の女性との恋を描いたロマンス・ムービー。ただ相手がサランドンでは、観ていても盛り上がりません。