●タイトルに「少年」がつく映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

タイトルに「少年」がつく映画 ベスト10



前回は「少女」で今回は「少年」の特集です。



①那須少年記

母親の都合で栃木県に引っ越してきた中学生の田舎での生活、友情、先生との交流、恋などを描いたノスタルジックな雰囲気の映画です。特に出会いと別れのシーンがふんだんで、特に先生とのシーンは感動的。ちょっと頼りないけど一生懸命に生徒を信じる大月先生、まだあどけない前田敦子、杉本哲太の暴力教師ぶり、つぶやき白シローが教師役という意表、そしてぶつかり合っていた主人公オサムとアキラの友情。背景も手伝ったとても懐かしいにおいのする素敵な作品でした。


映画いろいろベスト10-那須少年記


②瀬戸内少年野球団

終戦直後の淡路島を舞台に、先生と生徒たちの交流を中心に描いたドラマです。戦犯として父親が殺されたり、米軍の野球チームと試合をしたりと、戦争の色が濃く残る時代にせいいっぱい日々を生きる人々の熱さを感じました。夏目雅子が主演し、帰還した元夫役で郷ひろみが出演。


映画いろいろベスト10-瀬戸内少年野球団


③独立少年合唱団

こちらも田舎の中学校を舞台にした作品ですが、1970年代ということで背景にあるのは学生運動。合唱コンクール優勝への思いを強く持ちつつも、身近に学生運動の影が忍び寄り、人生までも変えてしまうという運命にやるせなさを感じました。


映画いろいろベスト10-独立少年合唱団


④少年ハイロ 迷走の果て

仲間に誘われて犯罪のどんどん奥に引き込まれ、殺人を繰り返す少年と、その恋人と家族の葛藤、そして悲劇的な結末と、南米コロンビアの暗部を映し出す衝撃的な作品。でもベネズエラ映画です。



20世紀少年

3部作の第1作。続きを大いに期待させてくれる出だしで、とにかくキャストの多さが華やかな印象づけをしました。世界滅亡の危機というSFパニック映画的なストーリー軸に、子供時代の仲間が再集結する友情ドラマ的な要素をミックスさせることで、物語に厚みを持たせたのは原作の功績でしょうか、さらに回想シーンにおいては小道具なども使ってノスタルジーを誘うなど、こにくい演出も見られ、娯楽作品としてまずは面白いものになっていたと思います。


映画いろいろベスト10-20世紀少年


⑥少年が知っている

単なるサスペンスにとどまらず,恋人と自分を慕う少年との間で揺れる心のうちも描ききっており,なかなか見応えのある作品になっています。子供を使うのは常套手段ですが、犯人とダイヤを巡る攻防戦は、1時間30分と短い時間の中で,コンパクトにまとまっていました。


映画いろいろベスト10-少年が知っている


⑦東京少年

堀北真希が男性の人格を別に持つ少女の役を好演。女性の人格として男の子に恋をするが、別の男性の人格も彼女を守ろうとする複雑な関係。最後は男性の人格が二度と現れないように話がつけられるわけです。


映画いろいろベスト10-東京少年


⑧星になった少年

柳楽優弥がタイに渡って象使いの訓練を受ける少年の役を演じたドラマ。親子の関係もきちんと描き、ファミリーで観られる健全な作品といえるでしょう。


映画いろいろベスト10-星になった少年


OKINAWA BOYS オキナワの少年

独特の歴史を持つ沖縄を舞台に、そこで育った映画好きの少年の過去と今、そしてそれを結ぶ人間関係を叙情的に描くものであり、沖縄というところを舞台にしているがゆえのドラマであります。米国兵相手の娼館という特別の環境で育った少年、東京で挫折して立ち止まる青年、1人の人間を結び付ける一人の女性、その中で主人公の抱えるやさしさというものが一環とて描かれている作品です。


映画いろいろベスト10-OKINAWA BOYS


20世紀少年-最終章-ぼくらの旗

⑤の完結編ですね。

映画いろいろベスト10-20世紀少年第3章