ブ ラ ッ ク ア ウ ト | cheer up

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漆黒の暗闇の中に一人でいる

 

自分以外に 何かがいる

 

いるのは確実だが正体がわからない

 

声を上げても誰も助けに来てくれない

逃げようにも どこへ向かっていいのかすらわからない

 

怖い

 

暗闇の中にいるのが獣だったとしたら

 

でも獣だとわかってるだけまだいい

 

人か動物か それとも霊なのか 正体がつかめない

相手が何者かが わからないことほど怖いものはない

 

まずは 自分が怖がっているものの正体をつかむことだ

 

過去が忘れられないからなのか

今が苦しいのか

未来におびえているのか

 

わかれば対処法が浮かぶ

まずは相手を突き止めることだ

 

ただ あせってもしょうがない

その前にやることがある。

視覚は使えないが 聴覚 嗅覚 触覚はある

自分の武器は 今はそれしかない

 

自分のいる場所がどこなのかを探る

音 匂い 温度 触感

風の向きを感じる 空気の音 温度 

そしてかすかな明かり

 

迷子になった子猫を 探しているときに

エイリアンに襲われることはない

それは映画の中の話だ

 

でも 自分は怪物に襲われていると思っていたら

相手はただの子猫だった ってことはいくらでもある

 

わからない が一番怖い 知ることで不安はなくなる

 

ならば勇気を出して 

暗闇の中にいるものの 正体をつかむしかない

 

過去にあった 

たった一度の不幸を 忘れられないでいるからなのか

その事実は変わらなくても とらえ方は変えることができる

 

今の自分に起きている現象で 

他の事が考えられなくなって 何も出来なくなったからなのか

同じ環境にいても 行く道の選び方は千差万別である

 

まだ起きてもいない 未来のことをおそれて

歩くこともできす その場にうずくまっているからなのか

 

そのまま走るとぶつかる とわかっているのなら

とるべき道はブレーキではなく コースの変更だ 

止まらなくてすむ 

 

まずはそれを突き止めることが 始まりになる

知ることで不安はなくなる

知るとは自分を知ること

自分を知ると 人の気持ちがわかるようになる