大自然の根本原理は「生成発展」と「循環」です。
「生成発展」は種から芽が出て、花が咲いたり実がなるという、つまり生まれて育つチカラ。
「循環」は昼夜の巡りや四季の巡り。
または雨水が川になり海に流れ込み、やがて水蒸気になって雲になるという水の巡りなど。
人が生まれて成長するのは「生成発展」のチカラが働くからで、年をとって死ぬということは魂レベルでも肉体レベルでも、これは大きな循環の中の一つの流れです。
そして、基本的には「生成発展」と「循環」の自然界には、災害とか病気という概念は無いのです。
僕たちが災害や病気と呼ぶ、あるいはそのように思っているものは、自然界の自浄作用の一つの発露なのです。
たとえば地震というのは、地球が寝返りをうつようなものなのです。
僕たちは夜中に寝返りをうって、背骨の位置を元に戻そうとしているのですが、地球も同じなのです。
人間にとっての、鼻水・痰・くしゃみ・咳・排便・排尿・アトピー性皮膚炎など、これらは全て出すべきものを出そうとする働きです。
これらの現象(症状)を薬で抑えようとするところに、そもそも問題があるのです。
そしてそれらの現象(症状)の原因となったものが、どこかに必ずあるはずなのです。
何か同じものばかりを食べ過ぎたり、飲みすぎたりとか。
働き過ぎたり、睡眠が少な過ぎたり、運動不足だったりとか。
そしてまた、そうしてしまったことにも、やはりその原因があるのです。
それが不自然なことと知らずに(無知から)そのようにしてしまうこともあれば、多くの場合は、心の中に何らかの問題があって、そのようにしてしまうこともあるのです。
だから大元となる根本の原因を突き止めて、それを直さなければならないのです。
多くの場合それは(勝手に結論付けますが)「欲張り」と「わがまま」に集約することが出来ます。
「欲張り」と「わがまま」は、自然界の中では人間だけに特有の悪癖なのです。
「欲張り」な心と「わがまま」な心が、自然界にとって不自然な振る舞いをさせるのです。
本来肉体は自然界そのものだから、そのような不自然な振る舞いを許容することが出来ないのです。
それで自浄作用が働き、いわゆる症状として現れるのです。
ではどのような心持ちてあればよいのでしょうかか?
まず「欲張り」の代わりに「知足」「感謝」の心を忘れないこと。
食べ物に感謝して、必要な量を慎んで頂くようにすると、偏りや食べ過ぎということにはなりません。
そして「わがまま」の代わりに「素直」「利他」の心を忘れないこと。
対人関係によるストレスが、心身に与える影響は計り知れないものがありますが、心持ちを変え、物事の捉え方を変えることで、今までストレスでしかなかったものを楽に許容することが出来るようになります。
すると、ストレスを解消または回避するために、無意識的に行っていた行為(食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足・夜更かし・など)とキッパリと縁を切ることが出来るようになるのです。
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あっ、ちなみに、これ全部、自分に言い聞かせているんですからね
こうなれたらいいなぁって。
生意気なことを書きましたが、何かのご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました