入院4日目・手術翌々日 | 冷奴のブログ

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子宮頸がん(腺癌)1b2期と診断され、広汎子宮全摘出術を受けました。
日記・備忘録がわりに書いていきたいと思います。
某K-POPグループ・アニメ・ゲームもやんわり好きなオタクおばさん

相変わらず熱がある。

この日から経口摂取の薬が出るようになったので、それを飲むから自然と水分解禁。

 

寝たまま口付けて飲むとこぼれちゃうから、500mlペットボトルに長めのストローさしてそれで飲む。
飲まない時は折りたたんでキャップの中にしまっちゃうスタイル。
ペットボトル口にストローつけられる専用のキャップ売ってたりするけど、細かい溝とか洗うのが大変そうで衛生的に気になっちゃうから私は好きじゃないのよね。
術後で歩けないし、付き添いもなしだから洗いにも行けないし。
だから都度全部捨てられた方が助かる。
ただ、ペットボトルを机に置いちゃうと届かなくて困る。
起き上がれば届くし、動いた方がいいと言われてるんだけど私は嫌(おい)
だからといって枕元に転がしとくと寝返りうったタイミングで落としちゃったり…
なので他の人のブログを参考にこれを用意しておいた↓

 

 

ベッドの柵にこれをつけておけば手が届くところにペットボトルがあって超便利だし落ちない。
動くのは別で気合入れたタイミングでやるので許して昇天

この日も歩く練習しようと看護師さんに言われやったけど、昨日と全く同じく貧血で気持ち悪くなってダメだったダッシュ

なのでフットポンプがまだとれない。
音と動きで熟睡もできないから私もしんどい…

そして夜。


この入院で体的にも気持ち的にも一番しんどかった出来事があった。

寝ていたのだけど23時くらいに目が覚める。
暑い。
そしてお腹痛い…痛すぎる…なにコレ…いや、ほんとにヤバい…
傷の痛みというより下痢や生理痛のMAXの痛みという感じ。
硬膜外麻酔のボタン押しつつナースコールで看護師さん呼んで痛み止めの点滴を入れてもらう。
看護師さんに硬膜外麻酔のボタン押してますか?と聞かれたから押しましたと答える。
…効かない。
しばらく待ってみたけど効かない。

硬膜外麻酔のボタンも30分経ったら押してる。

申し訳ないと思いつつ再度ナースコール押す。
さっきとは違う若い看護師さんが来てくれて痛みを訴えたら追加で痛み止めの点滴を入れてくれた。
30分ごとに押せる硬膜外麻酔も押してる。そのこともちゃんと看護師さんに伝える。
…効かない。
なんで!?どうして?

苦しい!!!しんどすぎ!!!
深夜で相部屋だから声出したくなくて我慢するけどたまに「うぅ…」って声が出てしまう。
体制変えたら楽になるかと寝返り打ちまくるけど一向におさまらない、というか痛くてじっとしていられない。

本当に申し訳ないと思いつつナースコールで再度看護師さんを呼ぶ。
この時ののことは一生恨むのだけど、
カーテン開けるけど近づきもせず、心底めんどくさそうに冷たい声で『呼ばれてももうできることないんですけど…ちゃんと硬膜外麻酔押してます?』だってさ。


痛くて頭回らないし、そんなこと言われたら「わかりました」っていうしかないじゃん?
相手してもらえない悲しさと痛さで涙が出たタラー
この看護師さんはこの夜以外1回も顔を見なかった人だった。

看護師さんが出ていってもだえ苦しみながら時間が過ぎるのを待つけど一向に改善しない…
しんどすぎるし、さっきのことを思い出して悲しさを通り越して怒りがわいてきた(笑)
たくさんの患者見なきゃいけない夜勤が大変なのはわかるけど、私はこの日までナースコール1回も押したことないじゃん…
たくさんいる患者の中で私がめんどくさい奴なのはわかったけど、本当に痛くて辛いんだからもう少しオブラートにくるんでもいいじゃん!!!!(笑)

とにかく痛くてどうしようもないけど、何とかしないとヤバい。
必死に頭を回転させてこの状況がなぜなのか考える。
術後翌日はこんなことなかった。
ここまで硬膜外麻酔もなんか痛い?ってタイミングで定期的に押してたし、術後継続して点滴の痛み止めだって入れてるしさっきも追加で入れたし…なんで…

もしかして…

ナースコールを再度押す。
今度は違う看護師さんが来た。
痛みを伝えると、さっきの看護師さんよりは優しめのトーンで『困りましたね…硬膜外麻酔のボタン押してます?』って聞いてくる。
そこで私が必死で考えたことを伝えてみた。
「硬膜外麻酔のボタン押してます。ちゃんと30分以上あけて。でも効きません。確認してもらいたいんですけど、硬膜外麻酔のボタンって何回押せるんですか?私、自分のタイミングでいつでも何度でも押して良いと言われたから硬膜外麻酔のボタン今まで何回も押しました。今麻酔の薬って残ってるんですか?確認してほしいです(泣)」

そこで初めて看護師さんもあっ!!って顔をして硬膜外麻酔の入ってるボトルを見てから部屋を出て行った。
これでどうなるか…
痛い…つらい…
しばらくしてさっきの看護師さんが入ってきた。

『痛み止めの筋肉注射打ちますね』

よかったー…
この時点で前の点滴みたいに効く保証はないけど、なにもしてもらえない悲しさはだいぶ癒された(笑)
何より何かしら確認してきてくれて、筋肉注射打てるようにしてくれたって事実がうれしかった。
普段私針を刺される時めっちゃ嫌そうな顔するんだけど(笑)、この時ばかりはもうそれどころじゃなかった。
二の腕の上側もう肩だったかな?に筋肉注射打ってもらった。

結果…

劇的に効いた。
やっと落ち着いてきてぐったりしながら初めて自分が汗でビッチョビチョになってることに気づいた。
頑張った私…
ありがとう注射を打ってくれた看護師さん。
一生恨むぜ冷たい対応だった看護師さん(笑)

長い夜だった…