茨城メロンメロンラン | ガンになった妻がフルマラソンを走ると言い出した

ガンになった妻がフルマラソンを走ると言い出した

30代男。甲状腺癌の手術を終えた妻が、フルマラソンを目指すことに。そんな妻の走る日々をつづります。

茨城メロンメロンランの日。

 

朝から車で開催地の水戸、千波湖へと向かう。

会場近くの駐車場は満車。

隣接した偕楽園の駐車場が結構空いていたのでそこを使う。

 

すでに会場では10kmの部が行われており、

それを見た妻の声はひときわ高くなる。

 

「ええっみんな全然歩いてない!どうしよう!」

 

歩くつもりだったのか……?

 

しかし、参加賞のTシャツを先にもらい、

それに着替えると、妻のテンションも次第に高まっていく。

 

スタート時間の15分前、列に並ぶ。

その間も黙々とストレッチに励む妻。

 

予定時刻よりなぜか少し前に号砲が鳴る。

たった5km。だけど妻にとっては長い、初めての大会が始まった。

 

 

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走り始めると、みんな早い。

子どもに、おじいちゃんに、仮装集団に、

次々と抜かされていく妻。

 

それでも妻はペースを崩さない。

 

「きれいなところだねえ!」

 

と、湖の風景を楽しみながら。

 

「あ、水戸黄門だ!」

 

と、写真もパシャリ。

 

気持ちよさそうのんびりと走っているようだった。

 

 

そしてお待ちかね、給メロン所に到着!

 

ここは立ち止まって存分にメロンを堪能する。

 

みずみずしくて甘くて、とても美味しかった。

 

そして、飲み終わった給水の紙コップを使い、

ちゃっかりメロンを片手に持ちながら、後半は走ることに。

 

すると後半戦。意外なことが起こる。

 

今まで走っていた人たちが、

ほとんどみな歩いていた。

 

相変わらずのんびりペースながら走っていく妻が、

ぐんぐんと徒歩軍団を追い抜いていく。

 

僕は、妻が人を追い抜く瞬間を見たのは初めてだったという……。

 

「今私はやい! 撮って撮って!」

とご満悦の妻である。

 

千波湖を一周すると、そのまま偕楽園を走る。

ここも花や緑が美しく、素敵なコースだった。

 

最後の方は妻も息が切れてきたものの、

無事5kmを歩くことなくゴール!

 

 


 

 

「楽しかった!また来年だー!」

 

嬉しそうにはしゃぐ妻。

マラソンの醍醐味はこの終わった後だよなあ、と思う。

 

走るのがたぶんそんなに好きでない妻も、

その魅力に少しはとりつかれたのかもしれない。

 

帰り道、助手席でぐっすり眠る妻。

 

おつかれさまでした。