茨城メロンメロンランの日。
朝から車で開催地の水戸、千波湖へと向かう。
会場近くの駐車場は満車。
隣接した偕楽園の駐車場が結構空いていたのでそこを使う。
すでに会場では10kmの部が行われており、
それを見た妻の声はひときわ高くなる。
「ええっみんな全然歩いてない!どうしよう!」
歩くつもりだったのか……?
しかし、参加賞のTシャツを先にもらい、
それに着替えると、妻のテンションも次第に高まっていく。
スタート時間の15分前、列に並ぶ。
その間も黙々とストレッチに励む妻。
予定時刻よりなぜか少し前に号砲が鳴る。
たった5km。だけど妻にとっては長い、初めての大会が始まった。
走り始めると、みんな早い。
子どもに、おじいちゃんに、仮装集団に、
次々と抜かされていく妻。
それでも妻はペースを崩さない。
「きれいなところだねえ!」
と、湖の風景を楽しみながら。
「あ、水戸黄門だ!」
と、写真もパシャリ。
気持ちよさそうのんびりと走っているようだった。
そしてお待ちかね、給メロン所に到着!
ここは立ち止まって存分にメロンを堪能する。
みずみずしくて甘くて、とても美味しかった。
そして、飲み終わった給水の紙コップを使い、
ちゃっかりメロンを片手に持ちながら、後半は走ることに。
すると後半戦。意外なことが起こる。
今まで走っていた人たちが、
ほとんどみな歩いていた。
相変わらずのんびりペースながら走っていく妻が、
ぐんぐんと徒歩軍団を追い抜いていく。
僕は、妻が人を追い抜く瞬間を見たのは初めてだったという……。
「今私はやい! 撮って撮って!」
とご満悦の妻である。
千波湖を一周すると、そのまま偕楽園を走る。
ここも花や緑が美しく、素敵なコースだった。
最後の方は妻も息が切れてきたものの、
無事5kmを歩くことなくゴール!
「楽しかった!また来年だー!」
嬉しそうにはしゃぐ妻。
マラソンの醍醐味はこの終わった後だよなあ、と思う。
走るのがたぶんそんなに好きでない妻も、
その魅力に少しはとりつかれたのかもしれない。
帰り道、助手席でぐっすり眠る妻。
おつかれさまでした。

