【楽天ブックスならいつでも送料無料】マララさん こんにちは [ ローズマリー・マカーニー ] |
この本は、2013年国連が7月12日を「マララデー」とすると宣言したことを受け、国際NGOプランが1本のショートフィルムを作ったものを本の形にしたものなのだそうです。世界14か国で刊行されている絵本仕立ての写真集です。
マララ・ユスフザイさんは、世界中の貧しい国々の子どもたちに勇気を与えてくれている女の子です。パキスタンに暮らしていたマララは、学校に通いたいと望んだために、武装集団タリバンに銃撃されました。マララは、イギリス人医師に命を救われて、暴力に屈することなく、その声を上げ続けています。そして、その勇気と努力が素晴らしいと認められ、30近くのさまざまな賞がマララに授与されました。パキスタン国民平和賞、キッズ・ライツ財団の国際こども平和賞、クリントン大統領のグローバル・シチズン賞、アムネスティ・インターナショナルによる良心の大使賞、欧州議会による思想の自由のためのサハロフ賞、そして2014年、マララ・ユスフザイは史上最年少17歳でノーベル賞を受賞しました。
写真がメインで文字が少ないため、絵本を読むように活用できるもので、マラサさんを応援する世界中の子どもたちが登場してきます。黒い肌の子ども、黄色い肌の子ども、白い肌の子ども。風景も、日本とは大きく異なる風景の連続です。ブラジルの子どもたちやドイツの子どもたちが出てくると、サッカー少年は、「サッカーの強い国だ」と反応していました。
この本を通して、子どもたちは、私たちの日常とは異なる世界があるということや、世界の広さを感じたことでしょう。そして、テロや戦争を無くするには、大国の武力によるのではなく、まずは「一人の教師、1冊の本、そして1本のペン」によって平和な未来が開かれていくのです。
まず始めに、地球儀を見せて、マララさんの生まれたパキスタンの国の場所を示しました。そして、日本では、熱い時にはエアコンや扇風機があるし、寒い時にはストーブなどの暖房がある。でも、これらの国の子どもたちは、貧しいためにそういった快適さが得られないということを説明しました。地球儀を指さしながら説明し、豊かな国よりも貧しい国の方がいかに多いか、ということを知った子どもたちはとても驚いた様子でした。私は、私たちの「当たり前」が、世界の当り前ではないということを伝えたかったのです。
そのあとで、私が滝沢私立鵜飼小学校と、盛岡市立高松小学校の学習発表会を2年連続見に行って、ほとんど同じようになされたことを話し、日本では、北海道に生まれようと、盛岡に生まれようと、東京に生まれようと、名古屋に生まれようと、大阪に生まれようと、四国や九州に生まれようと、それが田舎であろうと、子どもたちは同じ教育が受けられることを説明しました。日本は何と素晴らしい国なのか、そして、レベルの高い教育を受けられている私達が、貧しい国々のために何をしたらよいのかと話し合いました。
パキスタンの女性は、教育が受けられないため、文字を書いたり読んだりすることが出来るのは、10人中2に程度に過ぎません。文字の書けない読めない女性たちが母親になるわけなので、男性においても約半数が、文字を書いたり読んだりすることが出来ません。文字が書けない、読めないということは、良い仕事に就けないということでもあり、そのことでこの国は貧しいのです。学校にも行けず、貧しいゆえに、テレビなどの家電製品も無く、それゆえ世界のことを知ることができません。
テレビが無いということは、親、友人、近所の人たちといった身近な人の事しか知ることができません。それゆえに、悪い大人たちにそそのかされて、この国の若者たちはテロや戦争に駆り立てられてしまうのです。彼らは、勉強をしていないので、自分たちが悪いことをしていることさえわからないでいるのです。それどころか、神様に称えられる良いことをしていると勘違いしているのです。
日本人の子どもたちは、学校に通えることなど当たり前のことだと思うでしょう。しかし、世界には学校にすら通えない子供が大勢います。この本の後ろの方に書いてある、「この本を、現在初等教育も中等教育も受けていない、全世界合わせて6500万人もの女の子に捧げます。」を示しながら、こういった貧しい国々に学校が建てられ、日本ののような教育がなされるようになるのなら、世界からテロや戦争がなくなるのではないかといった話をした。
終わってから、子どもたちに、戦争やテロを無くするために私達がしなければならないことは何だろうということを質問しました。発言してくれたこともたちは、学校の無いところに学校を建てること。そして、学ぶための本、鉛筆、ノートが必要だと答えていました。大国による武力で解決すると答えた子は一人もいませんでした。
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