月夜のひととき | 月読釣人の様々なブログ

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週1、2回程度のアップです。
ルアー歴40年超のルアー釣行のお話だけに留まらず、山菜、松茸などのハンティング、地震の統計(月1)、日常的な事まで多種多様です。

今週末(もう先週かな)は、月夜でした。
私の釣りでは、例年、6月はアオリイカ月間です。

金曜日は、雨後曇、大潮最終日、月夜、ということもあり、残業もほどほどに終え、エギングに出かけました。

現地に着いたのは、22:00頃、満潮の1時間前です。干潮に転じて流れ始めるまでは、港周辺のワンドを探り、流れが強くなると、流れに乗せて沖を攻めるという作戦です。

水位は良い感じですが、ワンドには入って来ていないようです。従って、引きの流れに期待します。

ところが、一向に流れは速くならず、まったりとしています。さらに流れの方向は、いつもと違います。読みはハズレです。

曇り空から、お月様が顔を出し、水面の様子が映し出されます。う~ん、まったり。まるで湖のようです。

大潮でもこういう動き方があるんですね。また、1つのパターンを学習しました。
せっかくなので、潮の流れと同様に、月光浴でまったりとしてきました。(竿を振りながらですけどね)

日にちは変わり、土曜日。この日は、中潮初日。水位は十分、しかし、前日同様にまったり潮です。
ということで、強化月間は無視し、メバル釣りへ。

月夜のメバル釣りは、良くないと言われる方が多く、私も以前は、そのような感覚を持っていました。

今の私の理論では、魚も人間同様に、光量の少ない夜間は、目を凝らして周りを見ているので、月の明るさが小さな獲物を見つけにくくなっているだけだと思うのです。

従って、月陰を狙い、月が頭上に上がり、陰ができなくなったら、ゲームセットです。
前日の月の動きでは、南方の低い軌道を通っていたようなので、勝機はあります。

さあ、月の出です。
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相変わらず、その美しさが、写りません。。。

前日同様にまったりしています。そこがすごいのです。写真からは、灯りが水面に映っているのが、わかると思いますが、ここは激流ポイントです。

流れがあると、水面が乱れ、写真のように光が真っ直ぐ伸びないのです。それが、ここは海?というくらいに静かで、ホントーーーに美しい!

さあ、月の灯りの位置が低いうちに攻めなくては。

使用するのは、ワーム+ジグヘッド+リグ。この時期、プラグでもよく釣れますが、飛距離を出したいので、このセットです。

また、ワームは、定番のクリア系ではなく、ソリッドカラーにします。

月夜で明るいと、クリア系は目立ちにくいので、ソリッド系を使い、シルエットで見せる。さらに陰に入った時も見えやすいように明るめの色を使います。

結果は、正解。釣れます。型は小さいですが。
何だか、釣れるメバル、みんな白っぽいです。
それもパールホワイトというか。
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う~ん、やっぱり、繊細な色は写りません。。。

このパールっぽい艶は釣人しか見えないのでしょうね。魚屋さんでは間違いなく見えませんし。

型は小さいですが、コンスタントに釣れ続けます。元気がいいので、すごくよく引きます。「でかい?」と思って上げると「あれ?」ということが頻繁。

そんな中で、「ん!?何の引き?」というヤツが。おおーっ。
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ピチピチ跳ねてますね、23、4cmのデップリとしたアジです。(跳ね続けるのでシャッターチャンスがないです。。。)

アジは、この後釣れた、15cmくらいのと合わせて2匹だけ。

メバルは?と言えば、30匹以上は釣れたと思います。レギュラーサイズは15cmくらいで、大きくてもこの程度。(20、21cmくらいかなぁ)
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魚は、予定どおり、私と実家の両親の3人分だけで、後は全てお帰りいただきました。

月夜のひととき、美しい月景を見ながら、まったりと釣りをする。何と幸せなことでしょう。

人間、自然を動かすことはできませんから、自然に合わせるだけです。

潮が動かなければ、それに合わせた釣りを、月夜ならば、タイミングと道具を合わせれば良いのです。私達は、自然の中で生かされているのですから。

それを楽しみ、喜ばなければなりません。そして、それは自然に感謝の気持ちを呼びます。

実家に釣れたメバルを持って行くと、親父が喜び、「今晩が楽しみだ」と。メバルの煮付けが大好物なのです。

ちっぽけなことですが、人の喜びも私の喜びです。

海の乙姫様、いつも海の恵みをありがとうございます。月の神様、美しい景色と癒しの時間をありがとうございます。

何処にどのような神様が、ということは私にはわかりませんが、感謝の気持ちが生まれる時、そこには必ず、神様が関わっておられるのだと思っています。何しろ、八百万の神々様がおられるわけですから。

皆様も少し力を抜いて感じてみてください。爽やかな風、梅雨の合間の晴れの日、いくらでも幸せな一時があります。

そして、最後に、ちょっとイタズラを。
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庭で見つけたアゲハ蝶の幼虫。三ツ葉を食べてます。虫が嫌いな方には衝撃的な写真ですね。

しばらくすると、綺麗な蝶となって飛び回ることでしょう。