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ますこえりさんの初個展

11/1(Tue)-6(Sun) ますこえり図画展「おひろめ会」 in 千駄木空間

閉幕まで、あと4日!
ますこ えりさんの個展を見に、千駄木空間へ行きました。(ますこさんのHPはこちら
マッチの火のような、どこか懐かしくて温かい、ますこさんの世界観がギャラリーの雰囲気と合っていて、
とてもステキな展覧会です。
写真は、ますこさんの坊ちゃんとお嬢ちゃま。

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今回は作品が額縁に入っていないので、
鉛筆や色鉛筆の筆跡が生々しく、実物ならではの、作家さんの息づかいが伝わってきます。
チャーミングなあのHPでお馴染みの、あの作品に出迎えられ、大小様々のシルクスクリーン作品が所狭しと展示されてます。まるで、ますこさんのHPのなかを練り歩いているよう。

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(写真右下に位置する、頭部がヒジョーに気になりますが・・)
私のお気に入りは、桁の上にひょいと乗せられた、ままごと絵。
お婆ちゃんや八百屋さんに扮したお子様の、身丈や仕草が愛らしいです。
あと「木の役」も忘れられません。
反対側の壁面には、シルクスクリーン作品がドンドンドン!
ギャラリーに足を運んだときの楽しみに。

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本日はご本人様がいらしゃっり、お逢いできて嬉しかったです。
実は、知人の友人ということで、以前からHPを拝見して感服し、勝手に親しみを感じてました。
展示空間の奥には作業場が設置されていて、ここぞとばかりに制作のお話を聞かせて頂きました。
初個展とは思えない、この貫禄!
ますこさんの線の持つ力強さ、面にしたときの新たな魅力、図によって地の素材感を引き立てる力、
すごいなーすごいなーすごいなーと尊敬しっぱなしです!
初個展開催おめでとうございます。

アパレル合同展示会「white」vol.8

2011/10/25-27
合同展示会「white」vol.8 in文化ファッションインキュベーション


閉幕まであと2日!
雑誌『装苑』主催のアパレル合同展示会「white」vol.8 を見に、
渋谷にある文化ファッションインキュベーションへ行ってきました。(「white」のHPはこちら

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今回参加されているブランド様は19組。
その中に、公私ともに仲良くして下さっている靴屋「Verb Fit」の本部「Verb Creation」様が出展されており、今回お誘い頂きました。(HPはこちら
表現方法は違えど、新たな作家さんとステキな出逢いをすることができました。
ありがとうございます。

会場は、こちら
昨年末にオープンしたばかりの区営の文化施設「渋谷区文化総合センター大和田」の11階に位置し、
文化学園が運営されてます。
建物の目印は、遠くから確認できる最上階の球体、プラネタリウム。
近隣にはセルリアンタワー東京ホテルや東京経済大学があり、
国道246号線から一本裏へ入った「こんな場所にいつの間に?!」と驚きました。

本展の趣旨は「若手ブランドの飛躍をサポートするための合同展示会」ということで・・
服だけでなく、靴やアクセサリー、帽子、ネクタイ・・とジャンルを問わず、
新鮮な雰囲気の日本のブランドの作品を手にすることができます。
しかも!
今回は業界関係者だけではなく、一般客も事前の手続きを踏めば、入場可能とのことです。
こういった展示会に初めて足を運んだ私にとって、
最も魅力に感じたのは・・デザイナー様と直接お話したことです。
1度にブランドの魅力を直接感じることができ、とても新鮮でした。
やはり、作り手の雰囲気は作品に表れますね。
欲しいものがたくさんあって、困る。
その中でも私が刺激を受けた作品を5点挙げると・・

◇ gigi ◇ (HPはこちら
新しいテーラードを提案する男性ブランド。
ブランド名は、仏語などで「可愛い女の子」を意味するそうです。
はにかんだ笑顔がステキなデザイナーの堀口さんは、ロンドンで女性服を展開され、
帰国後の今回は男性服を発表されてます。
安心感のある縫製技術、細部という細部にまでこだわったパターンはもちろん、
そこに組み合わされた新素材の生地!
この3つの要素の構成がとてもショッキングで、魅力です。
何より、
堀口さんの頼れるアニキのような雰囲気が作品にも表現されていて、身につけたときに安心感があります。

◇ KENJIHIKINO A LIVING ◇ (HPはこちら
万物には凹凸があるように、服には攻撃的なデザインと吸収的なデザインがあると思います。
長年アパレル業界にいらっしゃった引野さんが、6月に立ち上げたばかりのこのブランドは、まさに後者。
外からの様々な攻撃を吸収して、いつの間にか、何事もなかったかのようにし・・
身につける人の魅力を内から外へと放ってくれるような作品です。
シルクと綿の組み合わせから成る服は、優しさに溢れてます。
しかも、ところどころに散りばめられたユーモアを、見つけると心躍ります☆
デザイナーご本人もとても物腰の柔らかい方で、それが作品にも滲み出ています。

◇ Ryui ◇ (HPはこちら
ご夫婦で制作されているアクセサリーブランド。
なんてったって奥様美人!
その手から生みだされた作品は、18金のゴールドやシルバーを使われて、繊細で上品に感じます。
中でも、山の上の雲をイメージした新作は、パールの魅力が加わりシルバーを上品に感じます。
石も自然の風合いを生かしたカットが魅力です。
作品全体から、気負わない気楽さ、自然な安心さを感じました。
あえて普段使いして、小さな幸せを感じたいです。
そして、カタログのデザインに感服致しました!

◇ Uneka ◇ (HPはこちら
チクチク刺繍している温もりが、今にも伝わってきそうなアクセサリーブランド。
デザイナーさんがとてもチャーミングな方です。
元々は絵描きさんだったという、デザイナー様の手描きのイラストが印刷された生地と、パールやビーズやキラキラなどの異素材との組み合わせが魅力です。
異なる素材同士の出逢いは、鏡映しのように、お互いの魅力を引き立て合うから、好きです。

◇ ank ◇ (HPはこちら
帽子のブランドですが、ちょっと変った作品展開をされていました。
なんと!
絵本作家さんとの共演の作品を発表されてます。
その発想にびっくり。
しかも!
頭の大きな方や小さな方、のお悩みにも対応して下さるそうで、とても心強いです。
アトリエが大阪にあるそうで、そちらも気になります。


さて、何度も右往左往した会場を後にし・・
近所のカフェ「桜丘カフェ」へ行き、ピタパンを食べました。オリジナルソースが美味☆
ここは、喫煙にも関わらず、ドアを前方も後方も開けているため、煙くなく、快適です。
と・・思った矢先、目を見張るほどの衝撃を受けました!
な・・なんと・・
2匹のヤギが散歩から帰ってきたではありませんか?!

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おしゃれなインテリアと思っていた金属製の柵は、立派なおりでした。
クララが立ったとき並みの驚きです!
しかも、この後、黒ヤギさんは脱走し、向かいの緑へ一目散に走ります。
それを心配そうに見つめる白ヤギさん。
そして、慣れた様子で黒ヤギさんをむんずと掴んでお家へ戻す店員さん。
気になってしょうがないです。
また行きます。

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今後の予定

◯ 尚武 初個展
場所:cafe dining near(京都)     地図はこちら
日程:2012年1月6日(金)~11日(水)

◯ 尚武 凱旋個展
場所:ca*n*ow room(東京 高円寺)  地図はこちら
日程:2012年2月3日(金)~13日(月)

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“Classe Hortensia”

阿部いずみシェフ パン教室「オルタンシア」 at 千駄木

じゃん!!

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パン教室「オルタンシア」に参加するために千駄木へ行きました。(HPはこちら
ご指導して下さった阿部先生は、実はパティシエール。
駒込で約5年間営業されていたケーキ屋「ル・プティ・ボヌール」を閉店されたのはつい半年前のこと。

今回再び先生のもとを訪ねたのは・・
ケーキとパンの魅力が融合した、伝説のマロンパイが未だに忘れられず・・(詳細はこちら

季節の新鮮な果物がこくのある生地とクリームに挟まれ、虹色に輝くケーキ
カリカリの薄皮にもっちり生地のパン
シェフのはにかみ笑顔に迎えられ、下町の路地裏で味うケーキは、3ツ星級の贅沢な一時でした。

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今回教えて下さったのは、カンパーニュとノアレザン。
しかも、初めての手ごねに挑戦!
店頭で販売されていたときと同様に、溢れ出そうなくらい具沢山。
初めて学ぶことだらけで、とても新鮮でした。
普段から、料理をしたり立体作品を制作したりと、こねることは得意ですが・・
慣れない所作におぼつかない私とはうって変わって、阿部先生の所作は無駄がなくカッコいい!
パン作りは「実験」ですね。
計量、温度、素材の質が大切。

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そして、この授業のもう1つの魅力は3時のおやつに頂く、阿部先生お手製のお菓子!
チョコ、さつまいも、栗の豪華3点盛り!!
現在、パティシエールの阿部先生のケーキを食べれる唯一の機会です。ぜいたく~。
思い出話に花が咲き、秘蔵の渋皮煮をプレゼントして下さいました。(詳細はこちら
とても嬉しいです。

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焼きたて!
一番おいしい瞬間にがぶり!!
天然酵母の香ばしい匂いに、フィルターにかかる熱気。
パリの街中で食べたフランスパンを思い出します。

今回の授業では2種類計5つのパンを作って、価格はペアで1人2千円でした。
気軽に参加できるところも魅力ですね。
さて、忘れないうちに復習!復習!!

「ニューワールド」

2011/10/01(Fri)-15(Fri)
リベラメ個展 「ニューワールド」 at 雑貨店カナリヤ(大阪)


現在パリでご活躍中のリベラメさんの個展が、大阪の雑貨店カナリヤさんで開催中です。
日本では、彼女の感覚に触れられる機会が少なくなった今、稀少な機会です。
お近くにお住まいの方はぜひ。
親切でユーモアに溢れた店主さまがお出迎え下さりますよ。

(リベラメさんのHPはこちら(仏語)Blogはこちら(日本語)、雑貨店カナリヤのHPはこちら

どんな作品を展開されているかというと・・
私たちのリベラメ・コレクションの一部をお披露目!じゃん!!

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大きな鞄2つは、実はリバーシブル。

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リベラメさんの作品は・・
世界中から集められた布や糸が
彼女の抜群のセンスによって柄と柄が組み合わされ、1目で彼女の作品だと分かります。
その色彩豊かな作品は、力強くエネルギーを発しているように感じます。

手づくりの作品の魅力の1つに、繊細さがあると思いますが・・
ところがどっこい、彼女の作品はとても頑丈!
網に入れれば、洗濯機に入れてジャボジャボ洗えます。

彼女はまるで遊牧民のよう。
柄on柄の組合せが魅力の布製品が、まだ主流ではなかった当時、
私たちは ca*n*ow room で開催された個展でリベラメさんと出逢いました。
それはそれは大きな衝撃を受け、
それと同時に忘れかけていた感覚を思い出し、胸が熱くなるほどの懐かしさを感じました。
まるで、ほこりを冠った扉を開ける鍵のよう。

3.11以後色々ありました。
「ニューワールド」
とても心地良い響き。
この機会に再び扉を開けたいと思います。
遠い地に住むリベラメさんに愛と敬意を込めて。届け!