幹部ブログ『ラクロスができるということ』TSリーダー前田瞳 | 筑波大学男子ラクロス部

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筑波大学男子ラクロス部です。よろしくお願いします!

「ラクロスができるということ」


平素より筑波大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援いただき誠にありがとうございます。今年度もTSリーダーを務めます、新4年の前田瞳です。


まずOBOG並びに保護者の皆様、改めまして、本当いつもありがとうございます。"平素より…"から始まるこの文章は今まで何度も書いてきましたが、私にとってはただの挨拶文や形式ではなく、心の底からそう思っています。幸いにも私はTSリーダーという立場上、活動報告や会報を通して、応援してくださる皆様のご声援やご支援をこの肌身で感じることができる環境にあります。皆様のお力添えがなければ今の男子ラクロス部は成り立っていないということを身に沁みて感じます。少しでも恩返しができるよう部員一同精進して参りますので、2024シーズンもどうぞよろしくお願い致します。



次に部員の皆さんへ


タイトルにもある通り、「ラクロスができる」というのはどういう環境だと思いますか…?  "当たり前のことを当たり前にできるようにする"  "当たり前のレベルを上げる"、今回なら慈安君が"当たり前を疑う"ことについて素敵なブログを書いてくれてましたね。毎年毎年、誰かは必ず「当たり前」について思いを伝えてくださいます。皆、当たり前の質をあげようとする意識はあるんだろうと思います。けど皆さんにとっての「当たり前」ってそもそもなんでしょうか?


週5回練習すること?

セキで練習すること?

リーグ戦に出れること?



でも、どれ一つとったって実は当たり前のことではないんです。昔ラクロス部は春日とかの土グラを使っていたそうです。それが今では人芝です。それはグラウンド管理の方向性が変わったからかもしれないけれど、先輩方が何かしらの実績や尽力をしてくれたからなのではないかと私は思います。今のセキだって、アメフト部の調整委員がいないと成り立たないし、智がわざわざ体育センターまで行って申請してくれなきゃ使えません。


リーグ戦だってそうです。人数が揃えば出られるってもんじゃない。リーグ戦に出るためにはお金が必要です。去年は計20万円したそうです。その他にも、協会への支出、外部グラウンドレンタル代、備品補給代…たった1年ラクロスするだけで260万円支出があるのです。そのお金は皆の部費からだけでは到底賄えません。支援金を頂いてようやくラクロスができるのです。


去年の年末にOB・現役の懇親会に参加し、そこでOB OG会の活動内容を知りました。その時、上手く言えないけど物凄く重圧を感じました。悪い意味じゃないです‼︎笑  自分たちの置かれている状況を知ったというか、ありがたみを感じられた、そんな意味です。ただ会計局から支援金としていくらいただきました、と報告を受けるのと、1人大体いくら出してるのか的な細かい報告を受けるのとでは、失礼かもしれないけど全く重み(?)が違うように感じました。顔も名前も知らない後輩のために、先輩方はたくさんの支援をしてくださっているのです。


保護者の方だってそうです。皆の生活費を送ってくれたり、試合があれば見にきてくれたり、部としても個人としてもたくさんサポートを受けています。


もちろん、お金関連が全てじゃないです。


新歓やリーグ戦の実況だってそう。実況や新歓pvやポスターを頼めることを当たり前だと思っていませんか。作ってくれた人にはその人本来の時間があるはずです。それを割いて、私達のためにあんなに素敵で素晴らしいものを作ってくれているんです。優しすぎると思います。私は正直、LINEするの気まずいって思っちゃうくらい申し訳ないなとも思います。元部員だから頼んでも大丈夫、なんてことは絶対にないです。



私達は確実に、数え切れない人達から想像を超えるような支援を受けて今の活動ができています。そう思ったら私達がラクロスをする意味って、単に大学時代に熱中したこと、思い出として、だけでは終われない気がしませんか。当たり前が当たり前である所以をもう一度考えてみてほしいな、と思います。



そして最後に、全員が今年1年これ絶対にできるようにする!っていう目標を立ててみてほしいです。去年私はラクロス内外でやることが多すぎて(それも結局言い訳だけど…)、あれもこれもと手を出しているうちにどれ一つとったってやり切れず、達成感もなく、ただ無力感と喪失感に終わり、かつてないほど自分が嫌になりました。最悪すぎます。


たった1つでいい、どんなに小さなことでもいい。自分が達成しなければならない目標を立ててあと半年過ごしてみませんか。私だったら審判です。もう少し人のファウルに興味を持つべきです。あと試合を止める勇気?はとにかく必要ですね…すでに達成できるか怪しいんですけど、自分なりに頑張ってみようと思います。


筑波は決して弱いわけじゃないと思います。けど心のどこかには少なからず、それか一度でも「今自分が辞めたら皆に迷惑かけるから」みたいな消極的な気持ちがあるから、結局いつも惜しいところで目標達成できないような気がします(※私の感想です)。プレーヤー特有の悩みとか苦しみとか、わからないことばかりなので偉そうなことは言えないです。でもせっかくやるなら、それはやる側の気持ちの持ちようだから、ラクロスを楽しもう、自分がここにいる意味はこれだ!的なのがあって、そのための目標はこれだ!っていうのがある方が成長だってできると思うし、もっとずっとラクロスが好きになると思うし、それこそ『No fun, no gain』を体現することになるんじゃないでしょうか。



この1年、部員1人1人にとって有意義で最高な1年になりますように!